1. Home
  2. 暮らし術
  3. 勝手に!裏ゲーテ 街場の旨いメシとBar
  4. タコに夢中 なんちゃってメヒコ編

勝手に!裏ゲーテ 街場の旨いメシとBar

2026.10.18 公開 ポスト

#79

タコに夢中 なんちゃってメヒコ編相場英雄

使用機材〈Ricoh GR3,SonyRX100V,Fujifilmx100V〉

最初に断っておくが、私はメキシコへの渡航経験がない。本当に一度もないのだ。

しかし、同国の国民食、いや、ソウルフードとして知られるタコスには目がない。私は都心に仕事場を構えている。ここ数年、近隣エリアでタコスの専門店が続々開店し、その知らせを受けるたびに私は店へと足を運ぶ。

 

多くの読者はご存知だろうが、念の為、タコスとはなんぞや。

トウモロコシの粉や小麦粉を丸く伸ばしたトルティーヤを生地とし、その上に肉や野菜など様々な具材を載せ、辛めのソースをかけたものの総称がタコスという料理だ(不正確だったらごめんなさい=だってメキシコ行ったことないんだもん)。

もう一度、断っておく。

私は本場のタコスを食べたことがない。なので、本物、現地のテイストについては想像するしかないが、最近我が仕事場の近くでえらく評判になっているいくつかのお店は、日本に住むメキシコの人たちが足繁く通っている。店のスタッフもメキシコ人が多く、ラテンアメリカにワープした気分になる。

小さな丸い生地にこれでもかと肉や野菜の具材を盛り、一気に頬張る。辛めのソースとの相性は抜群で、軽い食感でいくらでも食べられてしまう危険な料理だ(大雑把すぎる食レポ、ご容赦)。

四谷の老舗メキシコ料理店のタコス。駐日同国大使館のメンバーも贔屓にしているらしい。
原宿の超人気店のタコス。もちろんメキシコビールがススム君。ハラペーニョもウマい!
沖縄県那覇市、老舗ステーキ店のタコス。なぜか一切れのパンも付いてくる。王道のパリパリ生地。

仕事がひと段落した際、担当の編集者や友人たちを誘い、私は決まってタコスの専門店に繰り出す。できれば昼どき、太陽が頭上にあるくらいのタイミングが好きだ。

テラス席やパラソルの下で、メキシコ産のシャビシャビ系ビールをグイグイ飲みながら、タコスを口に放り込む。もちろん、ハラペーニョは必須アイテムで、大ぶりな青唐辛子をガブリとやり、もう一口ビールを飲む。

気の置けない仕事仲間、友人とワイワイやれば、当然タコスを追加することになる。もちろん、ビールの次はテキーラやメスカル(どちらもアルコール度数高めの蒸留酒)へとシフトする。

沖縄・嘉手納基地横にある道の駅、タコススタンドでタコスとタコライス。ボリューム満点。米兵の行列長し。
那覇から東京・池袋に進出した人気タコス店。手袋をはめ、真ん中のソースにたっぷりディップして食す。もちろん、ビールが進みまくり。
池袋にあるカリフォルニアスタイルのメキシコ料理店。タコスのポーションがデカい。もちろん、ウマウマ。ノリの良いスタッフさんたちとすぐにお友達に。
沖縄県名護市にある小さなテイクアウト専門のタコス屋さん。個人的には、ここのタコスが一番好き。オリオンビールとの相性はバッチリ、ビーチで食らう幸せよ。

人様が仕事に追われているような時間帯で、我々は立派な酔っ払いになるという次第。タコス評論家が世の中に何人いて、どこの店が旨くて、どこがイマイチとか評価しているかは知ったこっちゃない。

サクッと食べることができて、ガブガブビールが飲める。私はこのスタイルが好きで、友人に迷惑がられるほど夢中なのだ。

タコスはアメリカ全土でも一大チェーンから街角の人気店まで数多あり、メキシコを離れても様々な進化を遂げたらしい。

日本を離れ、世界中に広がって人気食となった寿司と似ている。かつて、カリフォルニアロールを邪道とか、寿司じゃないとか言っていた狭量な人々が一定数いたが、私にとっては関係ない。

日本でも沖縄でタコスは独自の進化を遂げ、タコライスという名物に成長した歴史があるのだ。手軽に食べられるストリートフード、タコス。

今後、東京でどんな進化をしていくのか、楽しみで仕方がない。

{ この記事をシェアする }

勝手に!裏ゲーテ 街場の旨いメシとBar

食い意地と物欲は右に出るものがいない作家・相場英雄が教える、とっておきの街場メシ&気取らないのに光るBar。高いカネを出さずとも世の中に旨いものはある!

バックナンバー

相場英雄

1967年新潟県生まれ。元時事通信社記者。主な著書に『震える牛』(小学館文庫)、『血の轍』、『KID』(ともに幻冬舎文庫)、『トップリーグ』  『トップリーグ2/アフターアワーズ』(ともにハルキ文庫)。近著は『血の雫』(幻冬舎文庫)、『レッドネック』(ハルキ文庫)、『マンモスの抜け殻』(文藝春秋)、『覇王の轍』(小学館)、『心眼』(実業之日本社)、『サドンデス』(幻冬舎)、『イグジット』(小学館文庫)『ゼロ打ち』(角川春樹事務)、『マンモスの抜け殻』(文春文庫)。『覇王の轍』(小学館文庫)、『浸潤』(別冊文藝春秋連載中)

幻冬舎plusでできること

  • 日々更新する多彩な連載が読める!

    日々更新する
    多彩な連載が読める!

  • 専用アプリなしで電子書籍が読める!

    専用アプリなしで
    電子書籍が読める!

  • おトクなポイントが貯まる・使える!

    おトクなポイントが
    貯まる・使える!

  • 会員限定イベントに参加できる!

    会員限定イベントに
    参加できる!

  • プレゼント抽選に応募できる!

    プレゼント抽選に
    応募できる!

無料!
会員登録はこちらから
無料会員特典について詳しくはこちら
PAGETOP