梅雨ですね。
当たり前のことだけど、毎日毎日雨ばっかりで、気持ちは下がるし洗濯物は溜まる一方だし、靴が濡れて靴下がびしょびしょになるし、本当に梅雨は大変だ。
犬の散歩も行かせたいから、雨の日はいつもお天気と睨めっこ。
少しだけ空が明るくなり、小鳥が鳴いたらそれが合図。
急いで犬たちを外に出し、少しでも歩かせようと四苦八苦。
ところが犬たちは、歩くことより色んな匂いを嗅ぎたい。
あっちへクンクン、こっちへクンクン。合間に大小をすまし、再び寄り道クンクン。
そうこうしているうちに、本当は30分歩かせたいのに、歩いて10分後には雨が降り出す。小雨の時などはまだいい方で、急に大雨が降り出すと、犬を抱えて私が走り出す。
もはや、私のランニングに行ってるのか、犬の散歩に行っているのか分からなくなりながら我が家へ到着。まずは犬をタオルでドライ。私はビショビショのまま犬と猫のご飯。
最近犬の空は、私の手から食べたがり、それを見ていた犬の麦も羨ましくなったのか、それをして欲しがり
犬のご飯だけで20分はかかる。
やっと犬と猫がご飯を食べ終わってから、私はビショビショのままシャワーを浴びる。
ふー。もちろん作物やその他諸々、梅雨の時期がとても大事なのは分かっちゃいるけど、
早く終わってくれないかと願っている。


さて、話は変わるが、今年の8月28日から全国公開になる
映画「平行と垂直」の原案・脚本を書いたことは、以前このエッセイでお知らせしたと思う。
その件で最近はいろんな取材をしていただいている。
つい最近は今回のダブル主演の一人「のんさん」のラジオ番組に出演させていただいた。
久しぶりにお話して、本当に楽しい時間を過ごした。
彼女は相変わらずピュアで芯が通ってて、素敵な女性であった。
その、のんさんのラジオ番組に出演させていただいて、安田章大さんとの出会いについて聞かれた。
もちろん忘れてはいないが、改めて考えるととても不思議な出会いであったと喋りながら思ったのだ。
三年前のとある日。
安田章大さんのグループのバラエティ番組に出演させていただいたのだ。
その番組の最後に、グループのメンバーの中から、私がお話を聞いてみたい方を選んで話すというコーナーがあった。
その時、迷わず安田章大さんを選んだ。
なぜか。
彼はいつも間を怖がらずにおしゃべりをし、間を大切にお芝居をしていたからだ。
「間」は映像でも舞台でも作り手側にとって、とても大切なことだ。
間が長すぎてもいけないし、間を埋めようとしすぎても良くない。
彼はその全部を分かっていて、「間」を自由自在に扱っているように私には見えた。
それで対談コーナーで安田さんにお願いした。
対談中「芝居とはエネルギーの交換である」と私がずっと思っていた事を話すと、安田さんが突然「おんなじ事考えてる人がここにおった!」と言ってくれた。
そこから意気投合し、その番組の最後に「もし安田章大さんを主役に書くならどんな物語を書きますか?」と問われた。
普通ならここで面白いことの一丁も言ったほうが良かったのだろうが、何せ私はバラエティ慣れしていない。だから、本当のことを言った。
長い長い物語を一生懸命語った。
それが「平行と垂直」だった。
安田さんはすぐに気に入ってくれて、それから三年かけて映画が公開する。
なんとも奇跡に近いことが起こっていると、私自身が驚いている。
そして、その「平行と垂直」を小説に書き下ろしました。
小説の中では、また新しい視点も増え、どちらもお楽しみいただけたら
最高に嬉しいです。
7月9日(木)幻冬舎文庫より発売します。
映画ともども、よろしくお願いいたします。
山野海の渡世日記

4歳(1969年)から子役としてデビュー後、バイプレーヤーとして生き延びてきた山野海。70年代からの熱き舞台カルチャーを幼心にも全身で受けてきた軌跡と、現在とを綴る。










