予定を立てるのがともに大の苦手な友達と、京都ふたり旅二泊目。ここだけは唯一、事前に予約していったサントリー山崎蒸溜所見学ツアーへ、意気揚々と向かう。
京都駅からJRで一五分の地に、蒸留所の最寄りの山崎駅がある。そう、ウイスキーの名の由来でもある地名だ。
各駅停車でわずか五駅にもかかわらず、この車窓がまた格別だ。乗ってひと心地つくとすぐ、緑のトンネルが広がり始める。都市の喧騒からどんどん離れ、まるで山の呼吸に吸い込まれていくよう。木々の枝葉が線路を両側から覆い、時折差し込む陽光が合間にきらきら光っている。
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ある日、逗子へアジフライを食べに ~おとなのこたび~

早朝の喫茶店や、思い立って日帰りで出かけた海のまち、器を求めて少し遠くまで足を延ばした日曜日。「いつも」のちょっと外に出かけることは、人生を豊かにしてくれる。そんな記憶を綴った珠玉の旅エッセイ。
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