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アウトドアブランド新入社員のソロキャンプ生活

2025.06.09 公開 ポスト

ついに来ます、ジムニーノマドが大石祐助

キャンプと車は切っても切れない関係です。

 

キャンプへいくには車は必須です。

お気に入りのギアを愛車に詰め込んで、山や川と最果てにあるキャンプ場へとハンドルを握ります。

 

 

ですが、神奈川県出身の僕は、生粋のペーパードライバー。

「電車があるので車の運転なんて生涯しませんよ、ええ。免許証は、政府に己の存在を証明するためだけの紙切れですわ」と、小田急線の座席であぐらをかいていました。

 

ところが、新潟というカージャングルに放り込まれ涙目。

車への興味関心はゼロ。プリウスって宇宙人? ハイエースってどこの得点王よ? エクストレイルって守護霊を呼ぶ呪文?

 

新潟に移住することになり向かった中古車販売店。

「一番安い車をください」。「お兄さん運がいいですわ、ちょうど掘り出し物が入荷したんですわ」と店員さん。「じゃあそれください」と、即決で20年前のダイハツムーヴを購入しました。

スタイリッシュで現代的なテントと20年前の遺物的マイカー。
ラグジュアリーなアイボリーのテントとチープなオンボロマイカー。

あれから何の故障もなく困ることなく、三年間乗ってきました。

ただ、ひとつだけ問題がありました。

 

それは、キャンプへ行き、自慢のテントとオンボロムーヴが並んだ時の違和感よ。

ハリーポッターと炎のゴブレットのハーマイオニーとスターウォーズエピソード5のヨーダが手を繋いで砂浜を歩いているのを見た時に、「ああ夢か」となかったことにしないと処理できないほど。

 

そんなこんなでジムニーノマドの購入を決めました。

 

ほんとうの理由は、こんなダサい車で女の子を迎えにいくのは嫌でしかたなかったから。まあ、迎えにいくような人はいないというのは秘密である。

 

でも、ジムニーノマドが納車されたらモテちゃうかも。

ああ、浅はかなり。こんなんだから誰かに強要されているわけではないのに、ソロキャンパーをキメこんでいるのだろう。

 

とかく、来月の納車が待ちきれません。

これまで以上にキャンプライフが充実するのは間違いなしでございます。

 

ジムニーノマドの購入を担当してくれた営業のおねさんに恋をして「お客様との個人的な関係はご遠慮いただいております」と、フラれたことはナイショである。

来月にはこのお洒落なテントにあるジムニーノマドが納車されます。

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