
Dear Hirarisa,
ひらりさが”your workout era”に入って嬉しいね。うちから歩いて30秒のところにスタジオがあるので、6月にたくさん行こう!
こちらは、父に会うための大旅行を終えて、ロンドンに戻ってきたところ。考えてみれば、最後に父に会ったのはほぼ一年前だった。海外生活をしていると、どうしてもそうなってしまうね。父はヨガが好きで(上手でなく、好きなだけ笑)、会うたびに一緒にヨガをやっているけど、今回彼を説得して、一緒にマシンピラテティスをすることにした。ご存じのとおり、マシンピラティスはなかなか言葉で説明できない運動で、事前にYouTubeで動画を見せた。それでも父はあの「マシン」にかなり戸惑っていた。難しくても、娘の好きなことに挑戦してみようとする姿勢に、本当に素敵な父だなと改めて思った。
前回の手紙の、破局と失恋の違い、興味深く読んだよ。一つの心の「状態」から別の「状態」へ移動するというのは、私が前回の手紙で言及した「自己物語の調整」そのものだね。新しい物語は元彼氏の先に作られていく。この移行で生まれるエネルギーをひらりさはボディメイクや運動に注いでいるのだね。私はこれだけは言いたい。恋愛関係を持ったこと自体はすごいことだ。相手に心を開き、自分の脆弱な部分を見せた。それは誇るべきことだから、ひらりさに忘れないで欲しいと思う。
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往復書簡 恋愛と未熟

まだ恋愛にじたばたしてる――? 30代半ば、独身。ロンドンと東京で考える、この時代に誰かと関係を紡ぐということ。
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