「愛の、がっこう。」第7話 切なすぎる優しい嘘に涙…。2人の結末はハッピーエンド？それとも…。 #木村文乃 #ラウール #SnowMan #6969b6969b～ろくろっ首～（ドラマ考察系 YouTuber）

「飴と鞭」

この物語の脚本はまさにこれだ。

前回はカヲル(ラウール)と愛実(木村文乃)の濃厚デートという極上の飴を40分もくれたのに、今回は一度も2人を会わせないという特大の鞭を打ってきた。
第7話は苦しいものになると覚悟はしていたが、これはやりすぎではないか……。

ただその鞭のおかげで、切なすぎる名シーン「窓越しの近距離電話」が生まれたのも確かだ。

もう会わないと決めた2人が、たった数十メートルの距離で電話する。
でもその数十メートルがどうしようもなく遠く感じる。
そして2人はお互いを思いやり、自分の気持ちを抑え込むように優しい嘘を重ねていく……。

文章に起こしただけでも泣きそうになる。

大好き同士が大好きだからこそ、つく嘘……。
お互いに嘘をついているのに、お互いを思いやる気持ちに一切の嘘がないのだ。
こんなにも美しく切ない嘘があっていいのだろうか……。

「窓越しの近距離電話」
究極の愛が詰まった素晴らしいシーンだった。

そして興味深いのは7話で一度も会わなかった愛実とカヲルは愛を深めているのに対し、何度も会った愛実と川原(中島歩)は愛を浅めている点だ。
浅めているどころか、愛を沈める結果となった。こんなにも対照的な結果となった理由を考えていきたい。

2人には共通している点がある。
それは「嘘」を付いていることだ。しかしその意味合いは180度違う。

カヲルは相手を思い嘘をつくが、川原は自分を守るための嘘をつく。

同じ嘘でも2人には決定的な差があるのだ。
愛実がカヲルに惹かれていくのも当たり前だろう。
愛を深めるのは、会った時間ではなく、お互いを思い合った時間なのかもしれない。
一度も会わせなかった鞭展開の7話でも、確かな愛がそこにはあったのだ。

気になるポイント多し！　今後の展開は果たしてどうなる？

この禁断の純愛物語も気付けば次回が8話。終盤戦に突入だ。
そこで終盤戦に向けて押さえておきたいポイントをまとめていく。

・カヲルの実の父親は松浦社長(沢村一樹)

第6話に描かれた父親の立ち姿の回想は、沢村一樹そのものだった。またカヲルの母(りょう)を見かけた時の松浦の表情は驚きを隠せていなかった。
そして松浦がカヲルに「ホストをやめろ」と言った顔は息子を心配する父親の顔に見えたため、この説は有力だろう。何より「ラウールは沢村一樹とりょうの子」という説得力のありすぎる配役をした制作陣に拍手を送りたい。松浦が実の父だとは知らないカヲルがその事実を知った時、彼がどんな行動を取るのか注目だ。

そして8話では松浦の判断でホストクラブ「THE JOKER」をたたむ展開のようだが……。カヲルは閉店を受けホストを卒業するのかどうかも、今後の展開に大きく関わるだろう。

・ホスト殺傷事件の犯人は宇都宮明菜(吉瀬美智子)

7話でTHE JOKER No. 1ホストのつばさにナイフを向けた明菜だが、彼女が過去のホスト殺傷事件の真犯人なのかが今後の展開を左右する。
もし彼女が犯人ではなかった場合、真犯人がまだどこかに隠れていることになり、カヲルを筆頭にホスト達が再び危険な目に遭う可能性もあるので注目していきたい。このドラマは考察ドラマではないため、普通に明菜が犯人な気もするが、真相は果たして……。

・カヲルは転落事故の後遺症が残ってしまう可能性

これが最大のポイントだろう。
大事にならないことをただ祈るばかりだが「脳にわずかな出血があった」という怖すぎるワードが7話で出てきている……。
考えたくはないが、あれが伏線だった場合、終盤でカヲルの身に悲劇が起きる可能性もある。ただでさえ試練の多い2人に、後遺症という大きすぎる試練が待っているかもしれない。
カヲルの字の読み書きの練習が、後遺症による「筆談」へと繋がらないことをただただ祈るばかりだ。この辺りの見解は我々の感想動画を合わせてみてほしい。

6969bの考察動画はこちら

この辺りのポイントを押さえつつ、終盤戦もとことん「愛の、がっこう」に浸っていきましょう。
どうか次回の8話は、甘すぎるほどの飴をくださいね。

著者：ペチ
イメージイラスト：サク

••┈┈┈┈•• ドラマ情報 ••┈┈┈┈••
フジテレビ『愛の、がっこう。』（ 毎週木曜夜10時～）
出演：ラウール(Snow Man)、木村文乃、沢村一樹、中島歩、田中みな実、りょう、酒匂芳 、吉瀬美智子 他
脚本：井上由美子
演出：西谷弘、高橋由妃、山田勇人
プロデュース：栗原彩乃
音楽：菅野祐悟
主題歌：レイニ『Spiral feat. Yura』