存在と不在のあいだを漂うGEZANマヒト、その思考の軌跡。 新連載。
無駄な日なんて一日もないという言い回しをいつ知ったのか、記憶に照らし合わせてみてもどこのページにも見つけることができない。昨日も今日の間に引かれた線は見えずに、ただ月が上がる周期を見てなんとなく皆が信じた幻想に参加している。
随分と言葉から遠くに来てしまった。無数の片鱗を日々の隙間にこぼしてしまった。喉の小骨の痛みを別の痛みで塗り替えて無化しているような、ぼんやりとしたわだかまりに浮遊している。
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*マヒトゥ・ザ・ピーポー連載『眩しがりやが見た光』バックナンバー(2018年~2019年)
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