朝からオンラインミーティングがあったので
シャワーを浴びて、軽くメイクをして、Zoomをひらく。打ち合わせを終えると次の予定へ出発しなければいけない時間。
時間がないので、久しぶりにプロテインを飲んだ。
シェイカーに水と粉状のプロテインと、何故か普段入れない氷を入れてシェイクする。
いつもは美味しいとは言えないプロテインが、とても飲みやすく、普通に美味しく感じた。
この日から、氷入りプロテインにハマる。
体が冷えてしまいそうで普段はなるべく氷を避けているのに。突然の、午前中はプロテインブーム。
そうとなると、朝がとても楽になった。
そのうえ、なかなかお腹が空かず、謎の弊害がやってくる。
いつものように朝プロテインを飲んで仕事をし、そのあとは13:00からの舞台を観に行く。
久しぶりすぎる観劇。とてもたのしみ。
体は軽やか。土曜で街は混んでいるけれど、体が軽やかだと人混みも全く苦にならない。
このプロテインのすごいところは、お腹が空かないところ。起きて数時間は水のみ、そのあとに飲むと長いこと本当に全然お腹が空かない。
舞台を観終わり、関係者の皆さんにご挨拶をして、劇場をでると時刻は15:00すぎ。
夜ごはんの約束までカフェで仕事をしますか。と待ち合わせ付近まで移動した。
途中、必要だった買い物を思い出しユニクロに寄る。
銀座のユニクロはエスカレーターが永遠と続くように感じ、お目当てのものに全く辿りつかない。
2往復したところでお腹が空いている訳ではないのに力が出ないんだと気付く。この状態での買い物はリスクが高い。
私は知っている。こういう時に買い物をすると、良い結果を招かない。
謎の弊害とはこのこと。お昼を食べなくても夕方までお腹が空かず、気づくとエネルギー切れになっているのだ。
この時点で16:00。
あと2時間。約束まであと2時間。しかも今日は久しぶりに友人と会える、気兼ねないごはん。
友人が予約してくれた本場感のある韓国料理。サムギョプサル絶対食べたい。チャプチェも食べたい。
あと2時間。
お茶で我慢するか、我慢できるのか?
ひとまずカフェに入る。テラス席がちょうど空いている。ラッキー。
ドリンクメニューを見る。コーヒーでは我慢できなさそう、カフェオレはちょっとなぁ、、今はミルクを摂取したい気分ではない。さっぱりしたい。
うーん。
フードメニューを見る。
サラダくらいだったらいいかもなぁ。
ニース風サラダとグリーンサラダ。
ニース風サラダはツナがのっているみたいけれど、ツナを食べたらお腹に溜まってしまう気もする。
うーん。
葛藤。格闘。自分と。
うーん。
やはり、韓国料理を心から楽しむ為にはツナはダメだ。いまツナを食べたらお腹が落ち着いてしまい、韓国料理の1口目を存分に楽しめないだろう。
よしっ!
長らく迷ってグリーンサラダにした。
店員さんが丁度オーダーを聞きにきてくれた。
「炭酸の飲み物は何かありますか?」
考えていた訳ではないのに、咄嗟に聞いていた。
「これがレモンで炭酸ですよ!」
「では、そちらもお願いします!」
やはりサッパリしたい気分なんだな。カフェラテを飲みたく無い訳だ。
仕事をしながら待つも、頭がへろへろで集中できない。道行く人を見ながら、深呼吸して待つ。
遅くも早くもなく、普通くらいの時間で店員さんが運んできてくれた。
氷の入ったグラスとビンに入ったレモンジュース。完全にこれは。甘いだろうな。あまあまだろうな。なんとなくお砂糖も取りたく無い気分だったけれど、仕方がない。
次に鮮やかな黄緑色のグリーンサラダが目の前に。
綺麗だ。とっても綺麗。新鮮で美味しそう。ドレッシングはどんな味だろう。
ワクワクしてきたところで、無言で置かれたシルバーのカゴのようなもの。
そこにはパリのカフェで毎回出てきたのと同じようなパン。カットされたフランスパンが2つ。
えーーーーパン!?パン?
っと思っている間に
「このあとのお時間より喫煙になりますが大丈夫でしょうか?」と店員さん。
「あ、大丈夫です!ありがとうございます。」
と言うとすぐに店員さんは戻って行った。
再び視線を自分の前にもどす。
パン。パン?
えーーーーーツナ我慢したのにパン?
サラダでもパンがついてくるとは。そうかぁー、そうなのかー。そんな予想は出来なかった。頭が回っていなかった。
あーーーーーーこれ残したら、このパンは破棄されるのかなぁ。食べてないからと言って他の方に回すことは流石にないだろうからやっぱり破棄?
ええええそれはもったいない。もったいないおばけにおこられてしまう。
あーーーーーさっき店員さんに、トレーに乗っている間にパンは必要ないですありがとうございますと言えばよかった。。。
と反省したが、もうパンは私のテーブルに載っている。これはもう、しっかりいただくことにしよう。
一口サイズにしたサラダを口に運ぶ。
ナイフとフォークをお皿の上におく。
この一口をよく噛んで、時間をかけてのみこむ。
パンも同様。ちぎった一口サイズにしたものを口に運びよく噛んで時間をかけて食べる。
お腹にたまらないように。と言ってもこの方法がいいのかはわからないけれど、一気に食べてお腹が満たされないようにゆっくり食べていく。
緊張感を持って、食べていく。数分をかけ食べ切ったのでした。
その方法はなんとなく成功だったようで、お腹が膨れることはなく18:00をむかえることが出来た。
友人とサムギョプサルとチャプチェとチキンと辛いラーメンまで楽しく食べた。
やっぱりね。ごはんを美味しく食べられるのは嬉しいことなんだな。
パンをお腹にたまらないように食べてくれた自分よ、ありがとう。
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いつまで自分でせいいっぱい?
自分と向き合ったり向き合えなかったり、ここまで頑張って生きてきた。30歳を過ぎてだいぶ楽にはなったけど、いまだに自分との付き合い方に悩む日もある。なるべく自分に優しくと思い始めた、役者、独身、女、一人が好き、でも人も好きな、リアルな日常を綴る。