生き方
時折、無性に肉が食べたくなる。日々、肉を使った料理は満遍なくつくるのだが、肉々しいというのか、肉のおいしさをダイレクトに味わえるものを欲する。なぜカラダがそこまで肉を求めるのか、また「うまい肉」とは何なのか。そんなことを改めて考えたことがなかったわたしにとって、本書は目から鱗の落ちる一冊だった。「日本ソウルミート紀行」とサブタイトルにあるように、そこにはまさに魂に呼びかけ、心を震わせる、肉にまつわる物語があった。
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