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理性と欲望の東京ガイド

2018.05.06 更新 ツイート

第8回

東京半日観光コース
その2 白金で自然と戯れる【リバイバル掲載】藤沢数希

東京のど真ん中に残された手付かずの原生林と湿地帯

 そして、東京の真ん中で手付かずの自然を観察できるのが、国立科学博物館附属自然教育園である。白金台と目黒駅の間に、広大な原生林と湿地が残されているのだ。自然教育園の生い立ちは、いまから500年ほど前の中世の豪族の館だといわれている。明治時代には軍隊の火薬庫になり、大正時代には御料地(皇室の所有地)になったので、ずっと人が入れない特別なエリアになっていた。そして、ほとんど手付かずの自然が、奇跡的に残されたのだ。1949年には、こうした原生林や湿地の全域が、天然記念物および史跡に指定され、保存されるとともに、一般にも公開されるようになった。
 しかし、高度経済成長期には、首都高速2号線が上を突っ切って通る計画が発表されたり、常に開発される危険にさらされていた。地元住民の反対や、自然保護団体の努力の甲斐もあり、結局、高速道路はこの原生林を迂回して建設されることになった。

 東京のど真ん中に、こんな自然が残っているとは本当に驚きである。鬱蒼と生い茂る森の中を歩くと、様々な野草や、カルガモやカワセミなどの野鳥を見ることができる。湿地には、メダカやモツゴ、ヨシノボリなどが生息している。資料によると、約700種の植物が生育しているそうだ。また、約1400種の昆虫、約120種の鳥類が生育している。ゲンジボタルやオニヤンマも、まだ、都心に生きているのだ。

人間が手を加えなければ、自然とは美しいものなのだ。
ちだけさしの花。
くさふじの花。
大きなアオダイショウがいたが、シャッターチャンスを逃し、頭が撮れなかった。
雨が降ってきたので雨宿り。

 

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理性と欲望の東京ガイド

2020年東京オリンピックの開催が決まった。ときにおちぶれたかのような指摘をされる東京だが、お金を儲けるのも、デートをするのもまだまだ大きな可能性がある。ブログ、メルマガで圧倒的人気を誇る、藤沢さんが経済にも恋愛にも使える東京を縦横無尽に案内。

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藤沢数希

理論物理学、コンピューター・シミュレーションの分野で博士号取得。欧米の研究機関で教鞭を取った後、外資系投資銀行に転身。以後、マーケットの定量分析、経済予測、トレーディング業務などに従事。おもな著書に『なぜ投資のプロはサルに負けるのか?』『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門』『外資系金融の終わり』(ダイヤモンド社)、『反原発の不都合な真実』(新潮社)など。
主宰するブログ「金融日記」は月間100万ページビュー 。
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