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毎年お馴染みの有難い光景。
「祝10周年」という文字が目に飛び込んできた。
この日感じたことは、私を目覚めさせてくれたような、大事な大事な出来事となった。

【喜】いつもとびきり笑顔でお出迎えしてくださるCACのみなさん
 

私はCACグループ特別広報担当というものを務めさせていただいている。
いわゆる、イメージキャラクターというもの。わかりやすいのが、タレントが企業や商品のイメージキャラクターとなり、テレビCMに出演したり、広告になったりすることでしょう。
私の場合はプラスアルファで少し変わった経験をさせてもらっている。

特別広報担当として、毎年色んなものに使われる写真や動画撮影をしている。そしてもうひとつ。
大阪と東京本社にお伺いし、社員の皆さんとの交流を持たせていただいている。
サイン会をしたり、全国に拠点があるので地方の支社にサプライズ電話をかけたり。
コロナ前には、社員の皆さんとのお食事会も恒例だった。
お相手は、役員の年もあれば、リーダーやマネージャーの年もあれば、肩書きのない社員の皆さんの年もある。
公平性を大切にされているCACグループは、全員と関われるよう、毎年順番にお食事会をセッティングしてくれていた。

この関わり方は、芸能事務所に所属しているタレントが、ただイメージキャラクターを務めるだけではなく、お互いにとって相乗効果になるよう考えてくれていると常々思う。
社長はいつも「知らない世界のことを知る機会にしましょう。芸能関係の方々と触れ合う機会は普段あまりないと思うので、佐津川さんだけでなく、マネージャーさんや事務所の他の方にも、聞きたいことがあれば、どんどん聞いてみて下さい。相手が嫌がる質問はナシで、今日ここで聞いたことは口外せず自分の心にしまって、自分のために活かして下さい」と話されていて、本当に有難い考え方だなぁと感じる。

CACの皆さんとお話しさせてもらって感じることは、本当にそれぞれが楽しそうということ。同じ部署は仲が良さそうだし、お食事の時も先輩に遠慮して変な空気になる感じもない。
会社ってこんなに楽しいものなの? といつも感じていた。
バレンタインの義理チョコは廃止にしてその分を募金にする。
お客様にいただいたお土産や、各家庭の不要なものは社内オークションにかけ、必要な人のところへ。その売り上げを寄付などに回すと聞いた。
他にも色々とあるけれど、公平性を大切にする社風が、良い関係性を築いているひとつなのだろうなぁと感じている。

【喜】10周年のプレゼントを頂きました。涙

そんなハッピーな雰囲気を持つ皆さんとお会い出来ることが毎回とても嬉しい。
サインを書いて、一緒に写真を撮って、喜んでくれる皆さんから逆にパワーをもらっていた。

毎年、お名前とサインと日付を書く。
「今年バージョンここにください!」と言ってくれる方。
ドラマや舞台を観に来てくれたり、写真集を買ってくれている方もいて。
本当に私もCACの一員のように、応援してくださっている。
有難い。有難いけど、私なんかですみません。
昨年と変わらぬサインで申し訳ない。
私なんてそんなに有名でもないのに。

そんな気持ちがどこかにある時も正直あった。

でも今回、サインを書きながら少しだけどお話しさせてもらって、励ましの言葉をもらったり、ニコニコ笑顔を向けてくれる皆さんを直接感じて、
そんな考えは、ずっと応援してくれてる方に、たまにだろうと時々だろうと、携わって生きてきてくれた方に、失礼なのでは? と感じた。

10年ありがとうございます。と沢山言っていただいたことで、10年という重みが、私でも誰かを励ましていいんだ! という確信を与えてくれたように思う。

自信を持って、「お仕事頑張ってください!」と言えている自分がいた。

10年経ってもこんなに喜んでくれる方がいる、面白がってくれる方がいる。
毎年同じようなものしか提供出来ない自分を責めてしまう時もあったけど、同じものでいいんだと思った。
「今年もサインもらいにきました〜!」と言ってもらえる喜び。そこには、一緒に生きてきた仲間ですね! 今年も会えましたね! また会いましょうね! と言った気持ちがあるのだ。

なんて、素晴らしき気持ちを気づかせてもらえたのだろう。

【喜】愛しかない。いつもありがとうございます!

何のためにこの仕事をしているのか。
芝居は自分が好きなことで、出来ることで、やりたいから続けている。勿論それを見て、楽しんでくださる方がいれば、とてもとても光栄なことだと思う。でもそれは一石二鳥というか。
芝居はまずは自分が好きなこととして存在している。

それ以外に関しては、少しは誰かのお役に立てたらいいなぁという気持ちがある。
私が文章を書いているのも、自分で写真を撮って作品集にするのも、被写体になって写真を撮ってもらうのも、音声配信をしているのも、インスタをやっているのも、、、何かを共有することで、1人じゃないよと伝えたい気持ちが少なからずあるから。
恥ずかしくてあまり言ったことはないけれど、実はそんな思いがあったりする。
ほんの少しでも、明日に繋がる気持ちの、些細なキッカケになってくれたら嬉しい。

「誰かのお役に立てたら」それは結局、自分のため。
お役に立てたら嬉しい。自分自信が嬉しくなれることなのだ。

 

私はオーディションで賞を取ったとか華々しいデビューではないので、デビュー〇周年とか、全く考えたことがなかった。
だから今回の10周年が、沢山の方に言っていただいた10周年が、すごく新鮮で意味のあるものに感じたのだろう。

デビュー日というものが表に出た日だとするならば、私は写真集デビューだったから、その発売日ということになるのかもしれない。
調べてみると、2003年8月10日らしい。
中学2年の冬にスカウトしてもらって、中学3年の夏にデビューということか。

来年20周年ですやん!
ん、待って、数え方わからない。2003年がデビュー1年目ってことは、もう今年が20年目ですやん!

デビューの時のサイン会、緊張するし、何がなんだか全くわからないままやっていたなぁ。
そう考えると、20年経ってサイン会に来てくれた方に、パワーを届けたい! お仕事頑張ってください! と明確に言えるようになった自分には物凄く感慨深いものがある。

 

とても大きな気づきを与えてくれたCACの皆さん。
いつも応援してくださる皆さん。
共に同じ時代に生きてくれている皆さん。

私は世界に大きな影響を与えたいなんて思ってはいないけれど、携わってくださる方を、私を好きだと言ってくれる方を、励ませるような人になりたいです。
なによりも、周りに愛を伝えられる人になりたいです。

20年で、そんな風に思えるようになりました。

皆さんは、20年前の自分を覚えていますか?
20年後のいまの自分をどう感じますか?

どんな自分だろうと、今日もちゃんと、自分と生きてくださいね。これからも。一緒に生きさせてください。

愛ある日々を。

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いつまで自分でせいいっぱい?

自分と向き合ったり向き合えなかったり、ここまで頑張って生きてきた。30歳を過ぎてだいぶ楽にはなったけど、いまだに自分との付き合い方に悩む日もある。なるべく自分に優しくと思い始めた、役者、独身、女、一人が好き、でも人も好きな、33歳のリアルな日常を綴る。

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佐津川愛美

1988年8月20日生まれ、静岡県出身。女優ときどき監督。
Instagram http://instagram.com/aimi_satsukawa

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