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たった1分で できると思わせる話し方

2022.07.06 更新 ツイート

自分を相手にケンカする 「頭のいい人」と思わせる効果的トレーニング 樋口裕一

雑談から、会議、スピーチ、営業トーク、異性をオトす口説き文句まで、「話し方」ひとつで印象は大きく変わるもの。どうせなら、あなたも「できる人」に思われたいですよね。数多くのベストセラーを世に送り出している樋口裕一さんの『たった1分でできると思わせる話し方』は、すぐに使えるフレーズや会話例が満載の一冊。書かれていることをマネるだけで「できる人」だと思われる、そんなお得な本書から、とっておきのワザを公開します。

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「頭のいい人」に見せるにも、ぶっつけ本番の「会話術」に頼るだけでは心もとない。ふだんから鍛練して、よりじょうずに「頭のいい人」に見せられるようにしておかなければならない。

以下、そのもっとも効果的方法を伝授する。

新聞や雑誌の投書欄とケンカをしてみる

「頭のいい人」の信条は、論理力批判精神にある。本当に「頭のいい人」になるつもりなら、多くの本を読んで、そうした力を身につけるべきだ。

だが、ビジネスパーソンは忙しい。仕事関係の知識を仕入れるだけでも、大変だろう。余分な本を読むのに、時間を費やすことはない。しかも、とりあえず、現在の目標は、「頭のいい人」になるのではなく「見せる」ことなのだ。

(写真:iStock.com/Tero Vesalainen)

そこで、手軽な思考力増進法として勧めるのは、新聞の投書欄の活用だ。投書欄にざっと目を通すだけで、今何が話題になっているかを、広く浅く理解できる。

そして、何よりも、投書欄にはプロのもの書きではない人の意見がたくさん載っている。優れた意見やおもしろい意見もたくさんあるが、そうでないものも多い。優れた意見であっても、普遍的に正しいとは限らない。つまり、批判的に読んで頭の訓練をするのに最適なのだ。それに、短くて読みやすいのもありがたい。

 

毎日、朝起きたら、真っ先に新聞の投書欄に目を通して、頭の体操をするのはどうだろう。「ふむふむ、なるほど」と感心して読んでいるだけではダメだ。「なんとバカげた意見だろう」と思うだけでもダメ。どこがどうダメなのか、その人はどんな思想の持ち主なのかまで考えなければいけない。

どうすれば鋭い批判ができるかについては、後に詳しく説明するが、ともかく「そうとはかぎらないのではないか」「立場を変えたらどうなるだろう」「なぜ、そうなるのだろう」と考えながら読まねばならない。

テレビの討論では、立場を決めろ

テレビではしばしば白熱した討論が放送される。政治問題だけでなく、文化問題、日常問題など、さまざまの分野で、イエス、ノーの二つの立場に分かれて論議が交わされている。

せっかくの放送を利用しない手はない。もちろん、こうした番組は、さまざまの意見を知り、論の立て方、議論の仕方を学ぶのに最適だが、それだけではもったいない。できれば、これを、議論の訓練として役立てるのだ。

(写真:iStock.com/marchmeena29)

人の意見を聞くごとに、「うむ、それはもっともだ」「なるほど、そちらのほうが正しい」というように、そのたびに意見を変えていたのでは、「頭のいい人」に見せるにはほど遠いといえる。そもそも、それでは何の訓練にもならない。

テレビ討論の見方として勧めるのは、初めから、イエス、ノーのどちらかに立場を決めておくことだ。その際、あなたのふだんの意見と同じ立場である必要は少しもない。むしろ、訓練のために、自分と反対の立場を選ぶほうが好ましい。

一方の側に立ち、反対側が何を言おうとそれに動かされず、自説を展開する論理力を養うのだ。相手側の意見に、いちいち「うむ、なるほど」などと思わずに、後に伝授する方法で、相手の意見を批判的にとらえるべきなのだ。

自分を相手にケンカしろ

批判力を身につけるには、日常生活の中で他人の意見に口答えするのが一番だ。誰かが何かをしゃべったら、いちいち、それを批判してみるわけだ。

だが、そうすると間違いなく嫌われる。嫌われたら、ビジネスパーソンとしては致命的だ。

 

そこで、勧めるのが、自分を相手にケンカする方法だ。見たり、聞いたりして、何かを考えたとする。ふだんだったら、そのままにしてしまうだろう。だが、それで済ませず、もう一度考え直してみたらどうだろう。そのときの自分の意見に反論してみるのだ。

 

たとえば、テレビのドラマを見ていても、「この人は何と悪い奴だ」と思ったとする。だが、すぐに、「いや、立場を変えれば、この人もいい奴なのではないか」と考えてみる。そして、その人をいい奴だとする論拠を探してみる。もちろん、ドラマだけではなく、ニュースや討論番組でもやってみる。

自分の意見に閉じこもらずに、相手の立場に立って考えてみるわけだ。

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続きは書籍『たった1分でできると思わせる話し方』をお求めください。

関連書籍

樋口裕一『たった1分で できると思わせる話し方』

自分の意見は人の話を聞いた後に言え、得意の失敗談を作れ、しゃべりには小見出しをつける要領で――本書の会話術をマスターし、手っ取り早くあなたへの評価を上げよう。本書は、できる人を「頭のいい人」「底知れぬ人」「才気ある人」の三つに分類、会話の型や口癖集、ふだんからの練習方法を伝授する。まずはこの一冊をマネるだけで十分。

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たった1分で できると思わせる話し方

雑談から、会議、スピーチ、営業トーク、異性をオトす口説き文句まで、「話し方」ひとつで印象は大きく変わるもの。どうせなら、あなたも「できる人」に思われたいですよね。数多くのベストセラーを世に送り出している樋口裕一さんの『たった1分で できると思わせる話し方』は、すぐに使えるフレーズや会話例が満載の一冊。書かれていることをマネるだけで「できる人」だと思われる、そんなお得な本書から、とっておきのワザを公開します。

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樋口裕一

1951年、大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、立教大学大学院博士後期課程満期退学。フランス文学、アフリカ文学の翻訳家として活動するかたわら、受験小論文指導の第一人者として活躍。現在、多摩大学名誉教授、東進ハイスクール講師。通信添削による作文・小論文の専門塾「白藍塾」塾長。MJ日本語教育学院学院長。250万部の大ベストセラーとなった『頭がいい人、悪い人の話し方』(PHP新書)のほか、『65歳 何もしない勇気』(幻冬舎)、『「頭がいい」の正体は読解力』『すばやく鍛える読解力』『笑えるクラシック』(すべて幻冬舎新書)など著書多数。

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