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だから、あの人は嫌われる

2022.02.09 公開 ポスト

苦手な人と会う前の「準備リスト」でストレス激減!憂鬱な時間の浪費を防ぐ秘技吉原珠央

「また会いたい」と思われる人の38のルール』など、これまで多数のベストセラーを発表してきた、イメージコンサルタントの吉原珠央さん。昨年上梓した『だから、あの人は嫌われる』は、副題に「対人関係がうまくいかない人の解決策」とあるように、コミュニケーションのプロである吉原さんが編み出した「対人関係のコツ」が詰まった決定版的な一冊。これを読めば、好かれる人の特徴、嫌われる人の特徴がよくわかります! そんな本書の一部を抜粋してご紹介しましょう。

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嫌いな人と会う前に「準備リスト」をつくってみる

どうしても好きになれない人や、極度に緊張したり、イライラさせられて一緒にいることが苦痛に感じられる人というのは、誰にでも一人くらいは存在するのではないかと思います。

そのような人と会わなくてはいけない日が近づくと、胸がチクチクして「あぁ、気が滅入る」と重々しい気分になることもあるでしょう。

さらには無神経な人と別れた後に「なんで相手に好き放題いわれて、自分は何もいえなかったんだろう」などと、相手の言動に対して自分だけがストレスを感じ、やるせない思いを味わった経験はありませんか。

(写真:iStock.com/AntonioGuillem)

よくよく考えてみると、人を嫌いになることは、人を好きになることに比べて実に非生産的で面倒です

例えば、嫌いだと思っている相手からいわれたことを、一日引きずって集中力を奪われたり、週末もふと思い返してイライラし、映画を観に行ってもあまり楽しめなかったとしたら、なんという時間の浪費でしょう

といっても、嫌いな人のことを「考えないようにする」「なかったことにする」などという荒療治では、余計に頭の中がその人のことでいっぱいになってしまうこともあります。

ですから、むしろそういうときには一度、徹底して自分の素直な気持ちと向き合うべき、というのが私の考えです。

 

そこで、そういった余計なストレスをなくし、非生産的な時間を過ごさずに済むよう、個人的な「準備リスト」を作って実行することをおすすめします。

まずは、嫌いな人に会わなくてはならないとき「どうして自分だけがこんなに嫌な思いをするんだ!」と毎回感じるようなポイントを具体的に書き出してみましょう

同時に、そういった苦痛を軽減するための具体的なアイディアも書き出します。細かな決まりはないので、思いつくままに書いてみましょう!

(写真:iStock.com/Nuthawut Somsuk)

(1)「なぜあの人と話すことが苦痛なのか」をピンポイントで突き止める

仮に、「相手の威圧的、高圧的な話し方に萎縮してしまい質問にうまく答えられない」ということであれば、想定される質問(「あのプロジェクトは進んでいる?」「最近、順調?」「あれから彼氏とはどうなったの?」など)を具体的に書き出し、それに対する反応も考えて書いてみる

「○○さんに会うと、『まだその会社にいるの? 色々と経験しないとだめだよ』と説教されるので、『今のところ、以前と何も変わっていませんが、先のことを自分なりに色々と考えながらやっていますよ』と自信のある表情で反応する」など。

「自分なりに」ということで「あなたにいわれなくてもやっていますから介入は結構」というニュアンスが伝わる。

また、「今のところ」という制限つきの言い方にすることで、今は今、その先はその先で計画があるように思わせて相手のツッコミをかわす

 

(2) 実際に声に出して練習してみる

自分の名前や電話番号のように、日頃から何度も声に出していることは、間違えずに話すことができるので、(1)の内容を実際に声に出して練習する。

さらには、鏡の前で穏やかな表情ができているかチェックする。

緊張したときでも穏やかな表情が自然に出てくるようになるまで、表情筋を慣らしておく

その際に、姿勢を真っ直ぐにし、肩甲骨を後ろで引き合わせるように胸を開き、肩の力を抜く

はっきりと発声して話すことで、堂々とした印象で振る舞えると、より効果的。

相手と会う当日の動線をイメージして、挨拶やお辞儀をするタイミングなども一つ一つイメージしておけば、さらなる自信がつく

 

これは、「場所づけ法」という、古代ローマきっての雄弁家であり哲学者、政治家でもあったキケロ(Cicero, M.T.)が原稿の暗記に用いた方法に近い考え方である。キケロは、「導入部は玄関」「エピソードはキッチン」などと、自分のよく知る場所とスピーチの内容を組み合わせ、順に覚えたといわれている。

苦手な人と会うときの場所(遭遇しそうな街並み、会議室、レストランなど)のレイアウトをイメージしながら、想定される会話での反応(例えば「はい」「承知いたしました」「さすがですね」など)を、自然な体の動きをつけながら、ゆっくりと抑揚をつけて話せるように練習しておく

(写真:iStock.com/kazuma seki)

(3) 自分が傷つきそうな相手の発言を想定し、反応を準備しておく

「まだ結婚してないの?」

→「『まだ』って失礼でしょう!」「この間も聞かれたばかりですから、今日『はい、します』ということはないでしょう!」

 

「正社員じゃなくても大丈夫なの?」

→「正社員もリストラに減給にと、大変そうですよね」「仕事があるだけで、ありがたいです」「大丈夫も何も、一日一日、精一杯やるしかないでしょう」など。

 

(4)「嫌いな人と話していると何を話したらいいかわからなくなる」にどう対処するか

優先順位をつけて話の内容と着地点、質問などを決めておく。

話が脱線したとしても、「そういえば」「そうそう」などといって、優先順位の高い質問内容に話を戻し、肝心な情報を聞き逃すことを防ぐ

相手の答えが短かったときには、「そのことに関して、もっと詳しく伺いたいのですが、教えてもらってもいいですか?」「うわ、そうだったのですね。これまであまり読まなかったミステリーを読もうとされたきっかけは何だったのですか?」などと、もう一歩、深いことを話してもらえるような質問も取り入れる。

話が途切れた場合は、飲み物を飲んで「ふぅ」と息を吐き出して呼吸を整え、沈黙を味わうくらいの余裕を見せる

自分が話すボリュームよりも相手が話すボリュームを意識し、相手と自分の割合が「8:2」もしくは「9:1」になるように会話を設定しておく

嫌な人との会話ほど、相手の話を聞くことに徹したほうが、神経をすり減らして言葉を選ぶ労力を削減できて余裕が生まれる。

 

(5)「無神経なことをいわれて、どう反応したらよいかわからない」ときにどうするか

「そんなことも知らないの」「誰でも知っていることだ」などといわれた場合には、「お詳しいんですね」「それじゃあ、ぜひ教えてください!」と、はっきりといえるよう練習しておく。

仮に後輩に「そういう恋愛論は昔のもので、今はないですね」などとぐさりといわれたら、「『昔』って、ひどいね! じゃあ『今』のことを教えてよ!」などと、ときに率直に、ときにユーモラスに、堂々と答えてみる。

嫌味や、明らかに不快なことをいわれた場合は、はっきりと「うわ、それはさすがに傷つきます」「そんなふうに思われていたとは、とても残念です」「その言い方は誤解されやすいから、他でいわないほうがいいかもよ」などと伝える。

関連書籍

吉原珠央『だから、あの人は嫌われる 対人関係がうまくいかない人の解決策』

「頼み事がうまくいかない」「心を開いてもらえない」など、「自分が嫌われている」と思った経験は誰にでもあるだろう。自分も知らないうちに無神経な言動をして誰かを傷つけていないか、一度振り返ってみることは有用である。そこで本書では、メールで相談に乗ってもらったのに「なるほど」だけの返信をする人や、独りよがりの励ましをする人、エレベーターでわざわざ操作パネルから遠いところに立つ人など「嫌われる人」の言動を詳細に挙げ、そういう人をどう扱うか、そして周囲から「必要とされる人」になるためにはどうすべきか、その考え方や手法を具体的に解説。

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だから、あの人は嫌われる

「また会いたい」と思われる人の38のルール』など、これまで多数のベストセラーを発表してきた、イメージコンサルタントの吉原珠央さん。昨年、上梓した近刊『だから、あの人は嫌われる』は、副題に「対人関係がうまくいかない人の解決策」とあるように、コミュニケーションのプロである吉原さんが編み出した「対人関係のコツ」が詰まった決定版的な一冊。これを読めば、好かれる人の特徴、嫌われる人の特徴がよくわかります! そんな本書の一部を抜粋してご紹介しましょう。

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吉原珠央

イメージコンサルタント。プレゼンテーション、コミュニケーションをメインにしたコンサルティングを行うほか、「体感して学ぶ」というオリジナルのメソッドで、企業向け研修や講演活動を全国で実施。また、「ストレスフリー」をコンセプトにした化粧品・ファッションアイテムなどを扱う「PURA Tokyo」を立ち上げ、会社を経営。著書に『「また会いたい」と思われる人の38のルール』『「もっと話したい!」と思われる人の44のルール』『人とモノを自由に選べるようになる本』『自分のことは話すな』『その言い方は「失礼」です!』『だから、あの人は嫌われる』など多数。

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