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編集部日記

2021.11.20 更新 ツイート

見本と校了の週 竹村優子

11月15日
コーヒーとサンドイッチを買って目黒へ。いくつかのメディアの武田真治さん『上には上がいる。中には自分しかいない。』取材。武田さんのインタビューは印象深い言葉が多くて聞き入ってしまうのだけど、今日は「食べることまで運動」にぐっとくる。華奢な体つきで悩んでらっしゃるというインタビュアーさんへ丁寧にご回答されていた。

夕方会社に着くと『パパ活女子』(中村淳彦さん著)の見本ができてきた。原稿が全部そろったのが9月末で、間に合うかどうかギリギリだなと思っていたけど、ゲラになってからは順調だった。「パパ活」を選択せざるをえない女性の現実は、男性優位と高齢者優遇の社会という構造的にもたらされた背景があり、そこに理不尽な悲しみを感じつつも理由はよくわかるのだけど、パパになる男性のほうは謎。若い女性と恋愛したいことはわかるけれど、その欲望には深い闇があるように思ってしまう。11月25日発売。
 


 

 

11月16日
終日自宅で『武器としてのヒップホップ』の最後のチェック。夜は、オンライン英会話。明日がキッパリ講座なので一日繰り上げてもらった。見本が出来た『パパ活女子』のことを一生懸命説明した。パパ活の「パパ」は英語で「sugar daddy(シュガーダディ)」。


11月17日
昼過ぎから会社へ。ダースレイダーさん『武器としてのヒップホップ』校了。12月8日発売。
 

夕方会社を出て、自宅に戻り、20時から上大岡トメさんと仲野徹先生の「『キッパリ!』ででどんなふうに人生が変わりましたか?」講座を開催。変わることは新しい自分に出会うこと。でもストイックにならず、できなかったらあきらめ、自分に寛容に、時々アウェイに身を置き、好奇心の火種をずっと消さないように。足腰はしっかり鍛えていつまでもワクワクしていたいと思わせるお二人の話だった。
 

11月18日
午前中、幻冬舎plus会議をオンラインで。そのあとも在宅で仕事。手のまわっていなかったことをいろいろと。昨日上野千鶴子さんに猫町倶楽部主宰者の山本多津也さんの『読書会入門』と『パパ活女子』を送ったところ、お礼とともに「どうして『ギャル買い男子』というタイトルの本は出ないのかしら?」というメールが上野さんより届く。このことは絶対指摘されると思っていた。いつかつくりたい「ギャル買い男子」。

夜、B&Bのオンラインイベント「Introducing イ・スラ&『日刊イ・スラ』」を視聴したあと、『アントロポセンの犬泥棒』を読む。中条省平さんが連載「マンガ停留所」で紹介してらした漫画。予想もつかぬ人間の想像力がこれでもかとやってくる。「ああ無情」を「アーム・ジョー」だと勘違いして想像力を膨らませた話が収録されいている『かっこいいスキヤキ』を思い出すそういう懐かしさがところどころにありつつも、鮮烈な新しさ。あまりにおもしろくて前作『電話・睡眠・音楽』も注文してしまった。
 


11月19日
「政治を語ろう」特集、平河エリさんによる「弱音を吐くことから始める社会と政治を変える一歩」が公開に。選挙前にもご寄稿いただき、そこで「(選挙が)どのような結果になっても、それを民意の結果として受け止め、尊重することが重要」と書かれていたのが気になっていて、あらためてお願いした。最後の「しっかり眠って」がいいな。

昼すぎから会社へ。滝藤賢一さんに影響されすぎて、今日はネペンテス(South2 West8)のレオパードパンツ。2017年年末にドラマ化された「ぼくは愛を証明しよう。」の主演は滝藤さんだったのに、撮影の見学をしなかったことを今さらながら残念に思う。著者の藤沢数希さんも行かないし、担当編集の私だけ行ってもな、とあっさりやめたのだった。そしていま調べたら、「いつまで自分でせいいっぱい?」の佐津川愛美さんも出演されていた。4年を経て、いろいろめぐりあっている。
 

新卒で入社した会社をやめるときにもらったレターセットが机のひきだしから出てきた。大事にしすぎてたみたい。上野さんにはこの便箋を使った

 

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幻冬舎plus編集部員の仕事と日々。

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竹村優子

幻冬舎plus編集長と単行本、新書、文庫の編集に携わる。手がけた本は、『世界一の美女になるダイエット』(エリカ・アンギャル)、『青天の霹靂』(劇団ひとり)、『職業としてのAV女優』(中村淳彦)、『快楽上等!』(上野千鶴子・湯山玲子)、『大本営発表』(辻田真佐憲)、『弱いつながり』(東浩紀)、『赤い口紅があればいい』(野宮真貴)、『じっと手を見る』(窪美澄)、『銀河で一番静かな革命』(マヒトゥ・ザ・ピーポー)、『しらふで生きる』(町田康)など多数。

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