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世界一簡単なマインドフルネス『ずぼら瞑想』

2018.10.02 更新 ツイート

第2回

卵かけご飯でストレス解消【リバイバル掲載】 川野泰周

 瞑想は、ちょっと不真面目にやるほうが、効果がある!?
 禅僧でありながら、医療現場で働く川野泰周さんが開発した、簡単に、短時間でできる瞑想法をまとめた『ずぼら瞑想』より。
 ちょっとした待ち時間や、コーヒーを飲みながらでもできる「ずぼら瞑想」を少しだけ紹介します。
 

現代人の脳疲労を解消する「ずぼら瞑想」セミナー【10月4日(木)、11月5日(月)、12月13日(木)開催】の詳細も、記事の最後にあり。お見逃しなく!

脳を休めるたった1つのコツ

 瞑想とは、「今、この瞬間」に意識を集中し、脳を休めること。
 では、具体的に、どうしたらそんなことができるのでしょう? その実践方法の一部を、紹介していきます。
 あらゆる瞑想のポイントは、「自分が普段当たり前にやっていることに、あえて意識を向けること」
にあります。
 これだけ? と思われるかもしれませんが、本当にこれだけです。このポイントさえ押さえていれば、なんでも瞑想になるんです。
 それこそ、息をするだけでも瞑想になります。
 お腹で呼吸しようとか、長く息を吐こうとか考えず、いつもの通りの呼吸でいいんです。呼吸をコントロールする必要はありません。そのかわりに、鼻を出入りする息を感じること。お腹や胸が膨らんだりしぼんだりするのを感じること。ただ、あるがままの呼吸を、観察してください。
 同じように、ただ歩くだけ、歯磨きをするだけ、掃除や洗濯をするだけでも、これは瞑想だと思って意識を集中させることができれば、立派な瞑想になります。
 そう思って身の回りを眺めてみると、生活のいたるところに瞑想のチャンスを発見できるかもしれません。
 なかでも、単純な動作を繰り返すものは、瞑想の効果大です。

卵を溶くだけでも瞑想になる

 1つ、「そんなものまで瞑想になるの?」という例をご紹介しましょう。 

 私は卵かけご飯が大好きです。単純に卵かけご飯が美味しいからというのはもちろんですが、もう1つの理由は、ご飯にかける卵を溶くあの動作が、実にいい瞑想になるからです。
 急がず、またスマホでニュースをチェックしながらでもなく、ただ、卵を溶きます。あまり強くかき混ぜると器から卵がこぼれてしまいますが、力が弱すぎると黄身と白身がきれいに混ざりません。ちょうどいい力で、丁寧に溶く。それ以外のことは何も考えず、ただ卵を溶く手の感覚に注意を向けます。
 そこに言葉はいりません。

「今、この瞬間」に没頭するとストレスが消える

 心理学に、注意資源という考え方があります。人間が何かに向けていられる注意の量には限りがある、というものです。「今、この瞬間」に起きていることに注意資源を使い切ってしまえば、ほかには何も考えられなくなります。
 すると、あれこれ思い悩む脳の働きにもストップをかけられます。この瞬間は、頭の中から言葉が消えています。起きてもいない未来のことを心配したり、過去を悔やんだりすることもなく、「今、この瞬間」に没頭し、ストレスからも解放されています。禅の世界ではこれを「前後際断(ぜんごさいだん)」といって、大切な教えにしています。
 これが瞑想なんです。
 「ああ、きれいに卵が溶けた」。そう満足してからご飯にかけて食べると、ウソみたいに美味しく感じられます。食べ慣れているはずの卵かけご飯なのに、自分が手をかけた分だけ、慈しみをもって食べられるんです。
 同じように、納豆を「かきまぜる」、大根を「すりおろす」、ネギを「刻む」、キャベツを「千切りにする」といった作業も、面倒だと思わず、瞑想のつもりでやってみましょう。
 以前テレビで、子どもの頃受けたいじめの後遺症に悩んでいるという主婦の方が「キャベツを切っているときだけ心が救われる」と話しているのを見たことがあります。瞑想の成り立ちを知っていれば、それも全く不思議なことではありません。

瞑想はこんなに簡単にできる!?
ずぼら瞑想導入ワーク

好きな物を食べるだけ「おやつ瞑想」

 行儀が悪いとはわかっていても、ついついやってしまうのが、テレビを見ながら、おしゃべりしながらの「ながら食い」です。
 行儀の悪さもさることながら、食べることの有り難み、食べ物の美味しさまでわからなくなってしまうのが、困りものです。
 一口一口をゆっくり、大事に味わって食べる食事瞑想は、だからこそ新鮮な驚きを体験していただけると思います。
 おやつ瞑想は、食事瞑想よりもっと手軽です。ナッツを使いましょう。
 ナッツを口に入れます。ただし、すぐには嚙みません。
 最初は、噛まずに舐なめるだけ。10秒間ほど、ナッツ表面の味や香りだけを味わってください。普段は「ながら」で無造作に食べているナッツです。すぐに嚙みたくてたまらなくなりますが、ここではぐっと我慢しましょう。ナッツ表面の塩味がなくなるまで舐めてから、ようやく嚙みしめます。
 すると「ああ、やっと食べられた」という喜びを心から感じられます。
 食べ慣れているナッツが、こんなに美味しいものだったのかと、びっくりするはずです。
 別にナッツでなくても構わないのですが、ナッツには幸せホルモンと呼ばれる「セロト
ニン」の原料となる物質トリプトファンが豊富に含まれており、心の健康につながります。おやつにするならポテトチップスよりナッツのほうがいいかも、ということで、おすすめしておきます。

*   *   *

 

瞑想は男女、年齢問わず誰でも始めることができます。
全3回の講座で基本的な知識から、一人でできる簡単な瞑想法まで学んでいきます。
瞑想に興味はあるけれど始められていない方、続けられなかった方、「ずぼら瞑想」なら大丈夫。一緒に疲れ知らずの脳を手に入れて、日常生活、仕事、勉強、人間関係に活かしていきましょう!

セミナー内容

<日時>
第1回 10月4日(木) 19時00分~20時30分(18時30分開場)
第2回 11月5日(月) 19時00分~20時30分(18時30分開場)
第3回 12月13日(木) 19時00分~20時30分(18時30分開場)

<参加費>
全3回通しチケット 一般 8000円(税別)
1回のみ受講 各回 一般 3000円(税別)

<開催場所>
●名称 3×3Lab Future
●住所 東京都千代田区大手町1-1-2 大手町タワー・JXビル1階
東京メトロ東西線・千代田線・半蔵門線・丸の内線・都営三田線「大手町駅」(C10出口)より徒歩2分

※施設の入り口について
C10出口を上がり、大手町パークビル側に入り口があります。
C10出口近くのオフィス入り口(西村あさひ法律事務所様、JXグループ様受付)とは異なりますのでご注意ください。
※会場には駐車場・駐輪場がありません。公共交通機関をご利用ください。

お申し込みはこちら

 

関連書籍

川野泰周『ずぼら瞑想』

1秒でできる瞑想! ? 禅僧でありながら、医療現場で働く著者が開発した、簡単に、短時間でできる瞑想法"ずぼら瞑想"。 ちょっとした待ち時間や、電車の中でもできる"ずぼら瞑想"をいくつも紹介。

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世界一簡単なマインドフルネス『ずぼら瞑想』

キャベツの千切りが瞑想に!? 1日1分で大丈夫。
4月5日より発売中の『ずぼら瞑想』より精神科医×禅僧の著者自らも実践する、いつでも、どこでも脳の疲れをとる方法を解説します。

バックナンバー

川野泰周

精神科・心療内科医/臨済宗建長寺派林香寺住職。精神保健指定医・日本精神神経学会認定専門医・医師会認定産業医。 1980年横浜生まれ。2004年慶應義塾大学医学部医学科卒業。 臨床研修修了後、慶應義塾大学病院精神神経科、国立病院機構久里浜医療センターなどで精神科医として診療に従事。2011年より建長寺専門道場にて3年半にわたる禅修行。2014年末より横浜にある臨済宗建長寺派林香寺住職となる。現在寺務の傍ら都内及び横浜市内にあるクリニック等で精神科診療にあたっている。うつ病、神経症、PTSD、睡眠障害などに対し薬物療法と並び、禅やマインドフルネスの実践を含む心理療法を積極的に取り入れた診療に当たっている。またビジネスパーソン、看護職、介護職、学校教員、子育て世代の主婦などを対象に幅広く講演・講義を行っている。著書に『「あるある」で学ぶ余裕のないときの心の整え方』(インプレス)『悩みの9割は歩けば消える』(青春出版社)などがある。

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