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余白の力 ~二人の異能が語る無の中に有を見出す手法~

2016.06.01 更新 ツイート

ルールと余白の問題斎藤由多加/横澤大輔

『ザ・タワー』や、喋る人面魚育成の『シーマン』をはじめとする新機軸のゲームを作り続けてきたゲームクリエイター斎藤由多加氏と、『ニコニコ動画』の全企画を起ち上げてきたプロデューサー横澤大輔氏。この二人のカリスマの頭の中を赤裸々に公開する酒場談義発進!(構成:納富廉邦)

*  *  *

横澤 前回の漢字の話の続きですけど、日本は音韻文化だと思うんですよ。自然から発せられる音が、そのものを表しやすいモノにくっついていくんです。例えば、これはテレビでみたのですけど、「はし」という言葉の、この「は」というのは彼岸であの世を表していて、「し」は此岸、つまりこの世を表していて、そういう性質を持っている二つがくっつくことで「はし」になると、何かと何かを結ぶものの意味になるというんですね。「はしご」とか「はしら」とかもそうですよね。こんな風に音から始まって、そのものの意味が出来て、漢字にあてはめられていく。「言霊」とか言うじゃないですか。「そういうこと言うと本当になっちゃうよ」とか親に言われたりしたじゃないですか。マイナスのことを言うとマイナスになるみたいな。これ、あんまり海外では言わない文化だと思うんですよ。ということは、日本人は音によって支配されているんじゃないかと、僕は考えてます。音韻文化で、文字文化ではないんじゃないかと。俳句とか歌遊びなんかも、結果、音で遊ぶ文化ですよね。

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『ザ・タワー』や、喋る人面魚育成の『シーマン』をはじめとする新機軸のゲームを作り続けてきたゲームクリエイター斎藤由多加氏と、『ニコニコ動画』の全企画を起ち上げてきたプロデューサー横澤大輔氏。この二人のカリスマの頭の中を赤裸々に公開する!(構成:納富廉邦)

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斎藤由多加

1962年東京都生まれ。ゲーム・クリエーター。大学卒業後、(株)リクルートを経て1994年オープンブック (株)を創業、現在に至る。
(株)リクルートのフェロー職を5期歴任。高層ビルシミュレーション『ザ・タワー』の国内外のヒット(海外名はSimTower) で全米パブリッシャーズ協会賞ほか受賞。1995年、日経BP社『ベンチャー・オブ・ザ・イヤー』最優秀若手経営者部門賞。1999年、『シーマン ~禁断のペット~』をドリームキャスト向けに発売。文化庁メディア芸術祭優秀賞、米国GDC「年間キャラクター賞」はじめ受賞多数。2006年、ゲーム『大玉』、2012年ゲーム『エアロポーター』を発表。2013年の参院選に自民党「生声アプリ」開発、2014年から大手住宅メーカーの「喋る家」開発など先端技術分野に関与し2014年には、列強国の領土変化を俯瞰する『EarthBook』をリリース。

横澤大輔

1981年東京都生まれ。(株)ドワンゴ 取締役CCO ニコニコ超会議/闘会議統括プロデューサー/豊島区国際アート・カルチャー都市プロデューサー/一般社団法人日本ネットクリエイター協会代表理事
(株)ドワンゴのコンテンツ戦略担当。2001年よりドワンゴの携帯コンテンツ制作に始まり、ニコニコ動画公式生放送の仕組みの立ち上げや様々なイベントや新規事業の立ち上げを行う。ニコニコ超会議・闘会議では統括プロデューサーとして10万人規模のイベントを手がけている。池袋にニコニコ本社を立ち上げ、池袋ハロウィンコスプレフェスではコスプレイヤーが日本一集まるイベントを手がけている。

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