1. Home
  2. 暮らし術
  3. 70歳一人暮らし、ふだん着おしゃれが日々の杖
  4. 高価な服も、よそゆきも、もう必要ない。7...

70歳一人暮らし、ふだん着おしゃれが日々の杖

2026.09.19 公開 ポスト

高価な服も、よそゆきも、もう必要ない。70代の一人暮らしは、毎日の「ふだん着」でワクワクしたい!本田葉子(イラストレーター)

夫と義母の介護を終え、67歳から始まった、イラストレーター本田葉子さんの一人暮らし。不安と楽しみが入り混じるなか、日々を支えてくれたのは、ふだん着のおしゃれと手作りだったといいます。家で、スーパーで、畑で、毎日着る服でワクワクしたい。そんなふうに一人を楽しむ本田さんの暮らしと工夫が詰まった新刊『70歳一人暮らし、ふだん着おしゃれが日々の杖』より「はじめに」をご紹介します。

夫と義母を見送って始まった一人暮らしは3年め

古稀過ぎてすぐ、膝とかかとを傷め、しばらくの間、左足をちょっと引きずるような歩き方になっていた。

出かけるのを控えていたものの、どうしてもの外出予定があり、転ばぬ先の杖!とばかりに夫が以前使っていた杖を出して、ついてみた。

長さを調節し、歩いてみたら、これがけっこうな安心感をくれたのだ! すがるというか、ほんの少々道具に助けてもらうのっていいかもね!と杖初心者としてうれしさの感動も。

扱いのコツを覚えると歩きやすくもなってくる。ふた月くらいで左足は改善の兆し。杖はいらなくなったけれど「ささえになるもの」の安心感をたしかに味わった。なにかを作ったり、体操教室に通ったり、おしゃれして友だちに会いに出かけたり、夕方ひとり呑みに出たりと日々ちょっとした楽しみをいくつか用意しておくと暮らしに張りが生まれる。

若い時分より行動範囲も根気もぐっと目減りしている昨今。体力もなんだかな〜だけれど、張り合いという杖さえあれば日々はグッと楽になるんだろうなと思う。

夫を見送って早9年、一人暮らしは3年めに入った。いろいろ小さな変化はあるものの、手芸工作や料理、おしゃれがよりいっそうの生きがいになっている。

そうそう、これでいいのだ〜♪と口ずさむともっと面白くなるのが人生だ。

「人生」なんて大げさな言葉?と思ったけれど、これから先、人生の一人時間を楽しむために、工夫をしていきたい。おしゃれを暮らしの杖として大活用だ。

 

(目次)

はじめに 

一度は離れたけれど、やっぱりジーパン。 「似合う」ために着続ける    

ハイセンスな高齢女性が増えた理由。  それは、70代からは何でも着こなせるから! 

コーディネートを考えたくない暑い夏の味方、3本のパンツ    

白パンツは軽さが魅力。黒パンツはかっこいい。あなたはどっち派? 

ダウンコートが気になり指数は徐々にアップ それでもウールコートも楽しみたい冬

膝痛持ちゆえのスニーカー、冷え対策にパンツの重ね着…きっとみんなも同じね、友だちと会う日

白髪やシワのおかげでゴールド、パールが似合う! 練習しながら日常をキラキラに

おしゃれのヒントはどこから?  出かけた先の空気も情報源    

この世は「ささいなことが大事」と実感することばかり――笹井ナコトからのアドバイス

「一枚作ったら次の行動を始めよう!」コースター作りは逃避から始まった    

捨てられない端切れとガラクタを組み合わせて、あら不思議! 素敵なブローチに

思い出の服のボタンは、リネンに縫いつけて  ブレスレットにしてみたよ    

手持ちの服を参考にすれば、試着しながら  大胆に服作りができるのだ    

「あ! わたしも作れそう!」  と思ったときにあるとうれしい道具類    

A4サイズの布で作る  お手軽なクマのぬいぐるみは  クリスマスプレゼントにも    

「これがかわいいのだ!」エコバッグに自分だけの味つけすれば気持ちもウキウキ    

亡き夫の指輪は修理する、でも食器は修理しない、そこにある法則    

「世話する人がいなくなったせい?」ザル、鍋と並んで楽しい台所園芸に手を出す 

朝は畑仕事から朝ごはん。目指すは、清々しいおじいさんの生活だ 

布団の上の運動、血圧測定、湿布貼りに青竹踏みetc.…美容と健康のために70歳の朝も忙しい 

70歳になってよかったことは、バス&タクシーチケットのおかげでお出かけが楽しくなった    

初めてのひとり呑みは駅前のお寿司屋さんで!  特別な宵は生きがいのひとつ 

スマホで飛行機予約、ウィークリーマンション生活…新しい体験はまだまだできるのだな

かしこまった喪服より、送られる人の雰囲気に合った服が一番じゃないのかな

畑ファッション、家事ファッション、日常を楽しいファッションだらけにしたい! 

パジャマと家着の境はあいまいでも、家着とふだん着の境は明確よ 

おしゃれの雰囲気づくりに、見えないものを見るために、メガネは真の杖

新しいものを買うときは「いい理由」をつける。そんな買い物の心得

夢かうつつか    

おわりに    

* * *

続きは、『70歳一人暮らし、ふだん着おしゃれが日々の杖』をご覧ください。

 

関連書籍

本田葉子『70歳一人暮らし、ふだん着おしゃれが日々の杖』

トートバッグとスニーカーが似合う自分がいちばんうれしい! インスタグラムも大人気! 公営住宅で暮らすイラストレーターが綴る、毎日をごきげんに過ごす生活の知恵。 ・高価な服も、よそゆきも、今の私には必要ないからね ・家で、スーパーで、畑で──毎日着る服でワクワクしたい ・やっぱりジーパン。「似合う」ために着続ける ・白髪とシワのおかげで、ゴールド、パールがよく似合う ・布団の上の運動、血圧測定、青竹踏み…美容と健康は毎日の積み重ね ・初めてのひとり呑みは駅前のお寿司屋さんで ・やる気が出ない日は、手芸に逃げる ・ハイセンスな高齢女性が増えた!実は70代こそ、何でも着こなせる 「これでいいのだ」「これがいいのだ」。おしゃれも暮らしも、今がいちばん楽しい。年齢を重ねたからこそ見つけた「似合う」と「心地よさ」。おしゃれは誰かに見せるためではなく、自分をごきげんにするためのもの――そんな前向きな気持ちが、読む人の背中をそっと押してくれる一冊。

本田葉子『ワクワクする!67歳からのはじめての一人暮らし』

一人になった。さみしい。心細い。 でもいちばんは、楽しみだ! いつもの朝ご飯と欠かさない晩酌。なんでもないけど好きな服。 すぐ真似できる工夫で自分だけの人生を始める! 「明日死んだら」を考えるより、毎朝の目覚めに「サンキュー!」と感謝し続けたい ・一人で迎えたはじめてのお正月。大事なことを「赤いノート」に書き込む ・海辺の街の公営住宅に引っ越して、家賃は3分の1に ・「ヘイ、シリ!」と使いこなしていた義母を見習いパソコン接続に挑戦! ・蒸し料理は、一人ご飯の味方。野菜も卵も豆腐もシュウマイもセイロへ ・お出かけ着は減らす。お気に入りの普段着がたくさんあれば、毎日楽しい! ・「去る者は追わない。来る者も少しは拒む」これからのお付き合い

{ この記事をシェアする }

70歳一人暮らし、ふだん着おしゃれが日々の杖

2026年9月16日発売『70歳一人暮らし、ふだん着おしゃれが日々の杖』について。

バックナンバー

本田葉子 イラストレーター

長野県出身。イラストレーター。1955年生まれ。2017年10月より神奈川県小田原市に住まいを移す。著書に『ワクワクする!67歳からのはじめての一人暮らし』『70歳一人暮らし、ふだん着おしゃれが日々の杖』(ともに幻冬舎)、『おしゃれと暮らしのレシピ』『本田葉子のぬり絵deおしゃれ あなたのBookクローゼット」』(ともに東京新聞出版局)などがある。ブログ「ホホホの本田Style」では日々の暮らしを綴り、インスタグラムには毎日の朝ごはんの写真を載せている。 インスタグラム:@yokohonda ブログ:https://hohoho.pupu.jp/daily/ 「おいしいビールを飲むために一生懸命仕事をし、そしてたくさん遊ぶ!」が生活のモットー。

幻冬舎plusでできること

  • 日々更新する多彩な連載が読める!

    日々更新する
    多彩な連載が読める!

  • 専用アプリなしで電子書籍が読める!

    専用アプリなしで
    電子書籍が読める!

  • おトクなポイントが貯まる・使える!

    おトクなポイントが
    貯まる・使える!

  • 会員限定イベントに参加できる!

    会員限定イベントに
    参加できる!

  • プレゼント抽選に応募できる!

    プレゼント抽選に
    応募できる!

無料!
会員登録はこちらから
無料会員特典について詳しくはこちら
PAGETOP