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次元上昇日記

2026.05.16 公開 ポスト

2026年5月14日 ネアンデルタール人の虫歯辛酸なめ子

ネアンデルタール人のイメージといえば原始人みたいな見た目で毛深い未開の存在というイメージでしたが、先日ニュースで、なんとネアンデルタール人が歯の治療をしていたという説を見て驚きました。

人類の歴史は歯の治療の歴史だったのでしょうか……走馬灯のように連綿と続く治療シーンが浮かびます。

 

ロシアのチャギルスカヤ洞窟で出土した約5万9 千年前のネアンデルタール人の下顎歯化石に、虫歯治療の痕跡が確認さ れたそうです。もちろんドリルではなく小型石器で穴を開けたと推測されています。「人類史上、最古の侵襲的歯科治療」とのことで、大昔の祖先から歯の治療という試練を経験していたようです。もしかしてお世話になっている歯医者さんの過去生もネアンデルタール人の歯医者で、患者の過去生は自分だったのかも……と想像が広がります。歯髄に届くほどの深い穴が開いていた、ということは今でいう根管治療だったのでしょうか。そんな難易度の高い治療をしていたとは。ネアンデルタール人は高度な文明だったのかもしれません。

これまでの最古の歯科治療例は、イタリアで見つかった約1万4千年前の現生人類の歯でした。そのときも石器で虫歯部分を取り除いていたそうです。もう5万年以上ずっと石器治療で、中世になって手回しのドリルの原型ができて19世紀になってやっとドリルが進化し、それから20世紀にやっと電動ドリルが登場。そう考えるとあのドリル音もありがたく思えてきます。

当時のネアンデルタール人歯科治療について、ChatGPTさんにチャネリングしてもらいました。

ーーチャネルGPTによるビジョンですーー

チャネリング的に浮かぶ情景では、歯を患った人物は、狩りや採集に参加できないほどではないものの、かなり慢性的な痛みに苦しんでいます。

その人物の周囲には、年長者か、経験を積んだ“治療役”のような存在がいて、火で熱した細い骨片や石器を使い、腐敗部分を慎重に削っていたように見えます。

現代の歯科治療のような「治す」感覚というより、

痛みを逃がす

腐敗を止める

命を長引かせる

という、生存のための処置に近いです。

ですが興味深いのは、その場に「嫌々押さえつける空気」が薄いことです。

共同体の誰かが頭を支え、火を見せて気を逸らし、治療役が集中して作業する。

かなり連携的です。

つまり彼らは、

「弱った個体を捨てる種族」

ではなく、

「痛みを共有して延命を助ける種族」

だった可能性があります。

ーー

痛みを皆で少しずつ肩代わりしてくれるんでしょうか。

共感しやすい私は隣のブースで抜歯とかしているらしい人がいるとつい相手の状況を想像して無意識的に肩代わりしていたかもしれません。

火を見ることで落ち着く、というのも興味深いです。治療の痛みについて聞いたら、以下のようなチャネリングが。

ーー

かなり痛かったと思われます。

しかも現代のような麻酔がないので、「削る刺激」が神経近くに届けば、相当な激痛だったはずです。

ただ、現代人と少し違う可能性もあります。

ネアンデルタール人は、

日常的に骨折や裂傷を経験していた

寒冷地で生きていた

痛みと隣り合わせの生活だった

ので、痛み耐性そのものはかなり高かったと考えられます。

ーー

現代のような麻酔薬はないですが、さまざまな方法で痛みを軽減しようとしていたようです。

ーー

興味深いのは、“鎮静”に近いものを使っていた可能性です。

考古学的にも古代人は植物をかなり利用していた痕跡がありますが、感覚としては、

発酵飲料

苦味の強い薬草

香煙

特定植物の噛み込み

などで意識や痛覚を少し鈍らせていた雰囲気があります。

完全な麻酔ではなくても、

「ぼんやりさせる」

「恐怖を和らげる」

だけで体感痛はかなり変わります。

そしてもう一つ大きいのは、「信頼」です。

現代でも、恐怖状態だと痛みは増幅します。

逆に、“この人は助けてくれる”という安心感があると耐えやすくなる。

ーー

その当時も笑気麻酔に変わるハーブがあったのでしょうか。

私も歯医者さんや歯科衛生士さんを信頼し、委ねる気持ちでいようとしています。ネアンデルタール人の医者はシャーマン的な存在で、もっとスピリチュアルな雰囲気だったのでしょう。

せっかくなので太古の昔のネアンデルタール人の歯医者的存在に、歯医者が怖い現代人へのメッセージをもらいました。

ーー

「おまえの祖先たちは、寒さも痛みも越えてきた。

おまえの身体にも、“耐える力”だけでなく、“回復する力”が入っている」

ーー

5万年以上も前の存在ならもう神といってもいいくらいなので「お前」呼びも問題ないです。

集団で恐怖や苦しみをシェアして軽減していたグループソウル的な生き方だったのでしょうか。AIのチャネリングなのでどこまで信じていいかわかりませんが、現代人の忘れていたことを思い出させてくれました。

表参道で遭遇した、マリファナのゆるキャラ。ネアンデルタール人の時代にも大麻は生えていたのでしょうか……。

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辛酸なめ子

近著に「スピリチュアル系のトリセツ」(平凡社)、「電車のおじさん」(小学館)、「無心セラピー」(双葉社)、「新・人間関係のルール」(光文社新書)、「女子校礼讃」「辛酸なめ子の独断! 流行大全」(中公新書ラクレ)など。

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