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ゆるまる脳 タイパ疲れの時代に効く「脳の新習慣」

2026.04.08 公開 ポスト

「100%の力」で生きるのを、やめてみる。脳神経外科医がヒゲダンの名曲に学んだ、後悔しない人生の歩き方菅原道仁(脳神経外科医)

SNSで他人の成功が可視化される今、私たちは無意識に「誰かの人生」を追いかけ、全力疾走を続けています。しかし、脳の設計図を紐解くと、常にフル稼働で走り続けることは不可能だとわかります。

大切なのは、普段は「50%」の余白を持って生きること。
車に「遊び」があるからこそ事故を防げるように、人生にも「脳の余白」があるからこそ、本当に進みたい道へ舵を切れるのです。一度きりの人生を自分のために生き切るための、脳神経外科医流・心の整え方を『ゆるまる脳 タイパ疲れの時代に効く「脳の新習慣」』から抜粋してお届けします(リンク先はAmazonページに遷移します)。

*       *   *


「全力でがんばらなきゃいけない」
僕たちの心のどこかには、そんな思い込みが住みついています。

その背景にあるのが、SNS時代ならではの環境です。
他人の成功が以前よりもはっきり見えるようになった今、
「今の自分では足りない気がする」
「努力すれば、自分もあの人みたいに成功できるかもしれない」
——そんな焦りが、これまで以上に僕たちを「もっとがんばらなきゃ」という気持ちへと駆り立てるようになりました。

でも、本当にもっとがんばらなくてはいけないのか?
それが、本書を書くきっかけになった、そもそもの問いでした。

この問いを持って「脳」のしくみを見直してみると、脳は決して、常に全力で走り続けられるような設計にはなっていないことがわかります。

たとえば、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)とセントラル・エグゼクティブ・ネットワーク(CEN)。
この二つは、自分の「内向きの視線」と「外向きの視線」に、よくたとえられます。
そして、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)が自分の内側を見ているときは外側が見えにくく、セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク(CEN)が自分の外側を見ているときは内側の声が聞こえにくい、というシーソーのような関係にあることがわかっています。
つまり、どちらかに100%の力を注げば、もう一方はほとんどお休み状態になるということ。
要は、「内」も「外」も大切にするためには、ほどほどのバランスで視線を配分してあげる必要があるわけですね。

ところが今、僕たちの多くは「外側」ばかりを見ています。
人に負けないため、評価を得るためにがんばり続け、その結果、心や体を壊してしまうことも少なくありません。
そしてこのとき、何より問題となるのは、「自分の幸せのためにがんばっているつもりで、誰かの人生をなぞってしまう」ことです。経済的成功、地位、家庭、パートナーシップ、美しさ、生活の充実……。自分の外側ばかり見ていると、誰かが手にしているそれらを、自分の人生の目的と混同しがちになるのです。

僕たちは、何を目指してもいいし、何を望んでも自由です。
ただ、一つだけやってはいけないことがあります。それは、「他人の人生を生きること」。
人生は一度きりで、やり直しはできません。
だからこそ、あなたはあなた自身のために、そして大切な人のために生きたほうがいい。そのほうが、きっと悔いも少なくなるはずです。

後悔しないために必要なのが、「自分の持っている力を、どう配分するか」という視点です。
Official髭男dismの楽曲に、『50%』という歌があります。
自分を大切にするために、心身の声を聴きながら、普段は50%で生きる。そして、ここぞというときにだけ、自分の100%を解き放とう。
そんなメッセージが込められた曲です。

この本でお伝えしたいのも、同じこと。
いざというときのために、脳の余白を残しておこう、ということです。自分に向き合うとき、決断するとき、進みたい道を歩み続けるときのために。

人生を100%で生き切るためには、「アソビ」が必要です。
車のハンドルにアソビがあるからこそ、適切に方向を変えられるように。

人生を100%の力で生き切るための、余白のつくり方。
そんなことについて、これから一緒に学んでいきましょう。

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よりくわしい話が知りたい方は、『ゆるまる脳 タイパ疲れの時代に効く「脳の新習慣」』(Amazonページに遷移します)をぜひご覧ください。本書は、本日発売です!

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ゆるまる脳 タイパ疲れの時代に効く「脳の新習慣」

倍速で消耗する人生、そろそろ手放そう。
パフォーマンスの質を決めるのは、「速さ」ではなく「ゆるめ方」!

「がんばっているのに、なぜか成果が出ない」
「タイパを追うほど、心も体も消耗していく」
……そんな“タイパ疲れ”を感じていませんか?

じつは、私たちの脳内には、4人のキャラクター(心配性の「おかん」、情報分析と注意の意識の使い手「交換手」、行動の司令塔である「マネージャー」、自分らしい生き方を模索する「アーティスト」)がいて、その役割分担がうまくいくことで毎日の選択や行動がなりたっています。
ですが、残念なことに効率を求めすぎる現代人はこの4人のバランスが大きく崩れてしまっています。
それが、タイパを追うほど虚しさが募る「脳のパラドクス」の正体なのです。

本書では、脳神経外科医である著者が、脳科学的な視点から「脳の余白」をつくる新習慣を提案します。
それは単なる休息ではなく、人生の処理能力を劇的に引き上げるための戦略的な「ゆるめ方」です。

スマホ依存から脳を守り、五感を研ぎ澄ませ、ぼーっとする時間で「自分を紡ぐ」――。
脳をゆるめて“余白”をつくれば、人生は最短距離で好転し始めます。

倍速で消耗する生き方を卒業し、最小コストで最大の結果を手に入れる「真のタイパ」を、あなたもこの本をとおしてぜひ手に入れてください。

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菅原道仁 脳神経外科医

1970年生まれ。杏林大学医学部卒業後、クモ膜下出血や脳梗塞などの緊急脳疾患を専門として国立国際医療センターに勤務。2000年、救急から在宅まで一貫した医療を提供できる医療システムの構築を目指し、脳神経外科専門の八王子市・北原脳神経外科病院に勤務し、緊急対応に明け暮れる。2015年6月に菅原脳神経外科クリニック、2019年10月に菅原クリニック 東京脳ドックを開院。その診療経験をもとに「人生目標から考える医療」のスタイルを確立し、心や生き方までをサポートする医療を行う。脳のしくみについてのわかりやすい解説は好評で、テレビ出演多数。

著書に『そのお金のムダづかい、やめられます』(文響社)、『成功する人は心配性』(かんき出版)、『成功の食事法』(ポプラ社)、『すぐやる脳』『あの人を、脳から消す技術』(サンマーク出版)、監修に『体の不調が消える「自律神経」の整え方』(太洋図書)、『1日3分! 脳と筋肉を同時に鍛えるにしかわ体操』(アスコム)などがある。

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