「それな」を英語で言ったら「デフォ」になる
イギリスに住んでいるトルコ人の友人が、インスタにとても美味しそうな料理写真を投稿したため「いいレストラン行ったんだね」とコメントしたら、こんな返事が返ってきました。
This restaurant is deffo worth a visit.
このトルコの方とは、イギリスの語学学校で知り合ったため当初は私と同じ英語レベルでした。しかしそこからその方は5年イギリスに暮らし続けているため、現在はすっかり英語が上達。この返事ひとつとっても私には意味がよくわかりませんでした。
直訳すると「このレストランは訪れるのにdeffo価値がある」となりますが、この「deffo価値がある」ってなんでしょうか。
調べてみたらこういうことでした。
deffo =definitelyの略
definitelyは直訳すれば「絶対的に」となりますので、友人は「このレストランは絶対的に訪れる価値がある」と言っていたことになります。略語のスラングですが、ちゃんとケンブリッジの英英辞典にも載っていて、例文にはこんなものがありました。
I've got the flu. Deffo. No question.
(これ、疑いの余地なく絶対インフルエンザだわ)
またこのdefinitelyは「絶対的に」以外にも、相手が言ったことに対して「本当にそうだよね」と同意する際にも使われることが多く、会話にかなりの頻度ででてきます。そのためいちいち「definitely(ディファネトリー)」と言うのがめんどくさくなりイギリスの人たちは「deffo(デフォ)」と、略すようになったのでしょうか。
同意の意味だとこんな使用例がありました。
Aさん:We need a break. This week’s been brutal.(休み必要だわ。今週きつすぎ)
Bさん:Deffo.(ほんとそれな)
そういえば「ほんと、それな」も、「ほんそれ」と略して言われることもありますし、この場合はほぼ「deffo=ほんそれ」なのかもしれません。
そのトルコの方のおかげでいいレストランを知れたので、またいつかイギリスに行くことがあれば、deffo(絶対)行ってみたいと思っています。
* * *
※この記事はWeb版GOETHEに掲載された記事を再編集したものです
英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」

35歳・英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者による英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」。「その英語力でよく来たね(笑)」と笑われて2年後、英語力未だ0.5であえなく帰国。だけど日本にいたって、きっともっと英語は覚えられる! 下手でもいいじゃない、やろうと決めたんだもの。
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