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ある日、逗子へアジフライを食べに ~おとなのこたび~

2025.08.09 公開 ポスト

女友達と 京都行き当たりばったり不思議旅<後編>大平一枝

 二泊の京都旅、最終日。イノダコーヒーでスクランブルエッグとたっぷりのキャベツ千切りサラダとクロワッサン、コーヒーの朝食をとりながら、今日の予定を相談する。いつものごとく、帰りの新幹線のチケットは取っていない。

「以前、仕事で来たとき、出町柳駅前で、ものすごくおいしい豆大福の店があった。あれは絶対買って帰りたい。夫にも頼まれている」と友達。
「出町柳から、叡山電車で貴船行けるみたいだよ。貴船神社へ行って、帰りに大福買うってのはどう」
「鞍馬寺から貴船につながる古道にパワースポットあるらしいよ!」

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ある日、逗子へアジフライを食べに ~おとなのこたび~

早朝の喫茶店や、思い立って日帰りで出かけた海のまち、器を求めて少し遠くまで足を延ばした日曜日。「いつも」のちょっと外に出かけることは、人生を豊かにしてくれる。そんな記憶を綴った珠玉の旅エッセイ。

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大平一枝

文筆家。長野県生まれ。大量生産、大量消費の社会からこぼれ落ちるもの・こと・価値観をテーマに各誌紙に執筆。著書に「東京の台所」シリーズや『人生フルーツサンド』『こんなふうに、暮らしと人を書いてきた』『そこに定食屋があるかぎり』など。「東京の台所2」(朝日新聞デジタル&w)、「自分の味の見つけかた」(ウェブ平凡)、「遠回りの読書」(サンデー毎日)など各種媒体での連載多数。

HP:https://kurashi-no-gara.com/

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