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ある日、逗子へアジフライを食べに ~おとなのこたび~

2025.07.05 公開 ポスト

女友達と京都いきあたりばったり不思議旅<前編>大平一枝

 取材でお世話になった知人の見舞いを兼ねて、当時カメラマンを務めた女友達とふたりで二泊の旅をした。山崎というウイスキーが世界一の賞をとり、入手困難になるかならないかという頃のことだ。
 仕事を通じて知り合った彼女とはひどく波長が合い、二五年来の付き合いに。国内外さまざまな旅を重ねてきた。

 どんなに長くいても疲れないのは、ともに酒好き路地歩きが好きというのもあるが、前もって調べたり予約するのが苦手という共通点も大きい。
 そう、旅仲間との相性は、「好き」より、「嫌い」「苦手」の共通点が多い方がうまくいく。こういう考え方や価値観、習慣が苦手、というところで一致していると、ストレスがない。

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ある日、逗子へアジフライを食べに ~おとなのこたび~

早朝の喫茶店や、思い立って日帰りで出かけた海のまち、器を求めて少し遠くまで足を延ばした日曜日。「いつも」のちょっと外に出かけることは、人生を豊かにしてくれる。そんな記憶を綴った珠玉の旅エッセイ。

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大平一枝

文筆家。長野県生まれ。大量生産、大量消費の社会からこぼれ落ちるもの・こと・価値観をテーマに各誌紙に執筆。著書に「東京の台所」シリーズや『人生フルーツサンド』『こんなふうに、暮らしと人を書いてきた』『そこに定食屋があるかぎり』など。「東京の台所2」(朝日新聞デジタル&w)、「自分の味の見つけかた」(ウェブ平凡)、「遠回りの読書」(サンデー毎日)など各種媒体での連載多数。

HP:https://kurashi-no-gara.com/

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