
妹尾ユウカさんの人気連載『マテリアルガールは休暇中』第4弾!
初めて『バチェラー・ジャパン』を観たという体験を、持ち前の鋭さとユーモアで綴ってくださいました。
初視聴者ならではの視点で描かれる『バチェラー観察記』を、どうぞお楽しみください。
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シーズン6になって、ようやく『バチェラー・ジャパン』を見始めた。これまでもXで切り抜き動画を目にしたり、女性誌で過去のバチェラーと対談したりと、視聴のきっかけはあったのだが、本編を通して観たのはこれが初めてだった。
その理由は、おそらくバチェラーの“質”と、当時の私の生活環境にある。港区を主戦場にしていた20代前半の女から見れば、これまで登場してきたバチェラーたちは、パッと見で「エビ横ならモテそうなオジ」や「有象無象の小金持ち」といった印象でしかなかった。
それゆえに「この人を? みんなで? 本気で? 取り合うの?」という疑問符がどうしても拭えず、本編に進めなかったのだ。
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妹尾ユウカさんの最新刊『東京で得た知見』が8月6日(水)に発売となりました!
鋭さとあたたかさが同居する妹尾ユウカさんの言葉の数々を、ぜひお楽しみください。
マテリアルガールは休暇中

コラムニストとして20代女性を中心に圧倒的な支持を集める妹尾ユウカさん。『マテリアルガールは休暇中』は、お金や物質的な豊かさを追い求め、“理想の自分”や“社会的な成功”を手に入れることに価値を置いてきた“マテリアルガール”が、立ち止まり、そのレールの先にあるものを見つめ直す連載です。
「本当に欲しいものって、なんだったっけ?」
そんな問いに、時に笑いながら、時に真顔で向き合っていく毎日は、意外と悪くない。
鋭くも不思議と腑に落ちる妹尾ユウカの言葉の数々に、あなたもきっと頷かされるはずです。