
久しぶりにテレビドラマを観て全身が震えた感覚を味わった。
残り10分から衝撃の連続。新たに登場した大黒幕の存在……。
来週が待ちきれないこの感覚……。
これぞエンターテイメント。
もしこの衝撃を味わっていない方がいたら勿体無いとさえ思う。
来週の第5話をリアルタイム放送で楽しむためにも、ぜひ今すぐ記事を読むのをやめて『放送局占拠』(日テレ)を1話から視聴することをおすすめする。(観終わったらこの記事に必ず戻ってきて欲しい)
すでに『放送局占拠』第4話を視聴した方であれば、私のこの熱を帯びた言葉が過言ではないことを理解していただけるだろう。
“のっぺらぼう”だと思っていたおじさんが“のっぺらぼう”ではなかった。
大芝都知事(真山章志)でさえも恐れる“傀儡師(くぐつし)”という裏の存在。
明らかにおじさんルックな妖、“輪入道”の動いている姿も初解禁になった第4話。
私たちはこんなにもおじさん達に胸踊らされているのだ。
般若の口から突如告げられた“傀儡師(くぐつし)”という存在。
この傀儡師は、武装集団:妖にとっての最終目的であり、最も憎むべき相手なのだろう。
“武蔵三郎VS武装集団”という構図から一気に変わってくるこの流れ、非常にそそられる。
現在判明している妖の復讐の内容は、妖の大事な人が亡くなった報道で“真実が報道されなかった”ことに関しての憤りである。
その死の真相とそれを隠蔽した者たちを白日の下に晒すべく、妖は今回の占拠を行なっているようだ。そしてこの傀儡師の存在が明らかになった今、その真実を隠蔽しているのもまた傀儡師なのだろう。
前作『新空港占拠』でも“山猫”という大黒幕がすべての元凶的な立ち位置で君臨していた。
その山猫の正体は何を隠そう武蔵三郎(櫻井翔)の姉、武蔵二葉(奥貫薫)であった。
散々な目に遭ってきた武蔵三郎が直面した残酷な真実に、彼のことを思うと居た堪れない気持ちになったのをよく覚えている。
流石に可哀想過ぎるのではないか。
あえて言わないが、あの口癖になったのはこの時のためだったのでは?とさえ思った。
前回の記事でも考察した通り、武蔵の義理の弟である警視庁の伊吹(加藤清史郎)が妖のリーダー“般若”なのではないかと第4話を終えた時点でも考えている。
お気づきだろうか。武蔵三郎は、姉に続いて義理の弟までもが闇堕ちしてしまっているのだ。
とにかく身内に恵まれていない。
いや……。
そんなこと言うと武蔵に叱責されてしまうな。
なぜなら山猫だと判明した姉にも寄り添っていた優しい武蔵だからだ。
もし般若が義理の弟であると判明したその時も、武蔵はその過激な思考を否定するだけでなく、伊吹というひとりの人間の存在を肯定し、支え続けることだろう。
“身内に恵まれていない”などという考えに武蔵はならないはずだ。
しかしもうこれ以上はやめてあげて欲しい。
今回の武装集団:妖が狙う大黒幕の傀儡師さえも身内だとしたら……。
流石の武蔵もこの占拠が終わったその足で、お祓いに行くのではないだろうか。側から見れば散々な身内に溢れている武蔵三郎のためにも、今回の傀儡師は武蔵の身内ではないことを心から願っている。
では一体……。傀儡師(くぐつし)は誰なのか?
それはずばり三宅すず(吉田芽吹)であると考えている。
傀儡師(くぐつし)=三宅すずである理由
この選択に驚いた方も多いだろう。ではなぜそう考えられるのか述べていこう。
まず彼女はかつての占拠事件で大活躍した志摩(ぐんぴぃ)をも凌駕するほどのハッキング能力を発揮している。そのハッキング能力があれば、様々な事件に手を伸ばし真実を隠蔽する手段を各方面に指示することも容易いのではないかと考えられる。
そして何より、“志摩の恋は叶わない”や“志摩の横に裏切り者あり”という占拠シリーズ格言(6969b調べ)もあるくらいだ。
この法則からしても、今回は隣にいる三宅すずと珍しくいい感じになっている志摩の鼻がへし折られるのも時間の問題だと考えられる。そもそも恋が成就する志摩など志摩ではない。恋が成就する志摩など、“嘘だろ”を言わない武蔵と同じレベルであり得ない(CV:和泉)のだ。
以上の理由に関しては半分本気で半分冗談ではあるが……。
三宅すずは傀儡師の正体そのもの、もしくはその手先である可能性は非常に高いのではないかと考えられる。
傀儡師そのものだとした場合、その動機というものが見えてこないのがこの考察の難点ではあるが、三宅すずはまだ素性がほとんどわからない。そのバックボーンが彼女を傀儡師へと変えさせたのかもしれない。
頼むから武蔵家との関わりはないでくれよ……。
もう少し詳しい傀儡師考察は私たちのYouTubeチャンネルで観ることができるのでそちらも是非ご視聴いただきたい。
いよいよ般若の素顔、判明へ……!!
次回は早いもので前半戦最後の第5話。どうやら妖の素顔が未登場の輪入道、座敷童以外は明らかになるみたいだ。今のところ“妖素顔考察”は4戦3勝。
今までの占拠シリーズでもほぼ1人外しに留まっているので、このまま勝ちが続いて欲しいところだ。
別に当てたから何になるわけでもないが、何でも“当たる”というのは嬉しいものだ。
先日スクラッチの宝くじを削って200円が当たった時も……。
いやそういう例外はある。
妖の素顔考察ができるのも恐らくこの1週間が最後。
皆様も般若、河童、化け猫の素顔考察をして当たる感覚を味わってみてはいかがだろうか。
そしてまたもや焦らされて終わった爆弾処理班:河内の登場。
武蔵が閉じ込められた扉についた爆弾を処理するのは「河内、お前しかいない」と思ったのに……。
そこもめげずに期待したい。
著者:ケメ・ロジェ
イメージイラスト:サク
••┈┈┈┈•• ドラマ情報 ••┈┈┈┈••
日本テレビ『放送局占拠』( 毎週土曜夜10時~)
出演:櫻井翔、比嘉愛未、加藤清史郎、曽田陵介、ぐんぴぃ(春とヒコーキ)、齊藤なぎさ、ソニン、高橋克典、片岡礼子、福澤朗、戸次重幸、菊池風磨 他
チーフプロデューサー: 道坂忠久
プロデューサー:尾上貴洋
脚本:福田哲平
演出:大谷太郎、茂山佳則(AX-ON)、西村了(AX-ON)
音楽: ゲイリー芦屋
主題歌:Snow Man「W」
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考察食堂 -ドラマを噛んで味わう-

3人組ドラマ考察系YouTuber 6969b(ろくろっくび)による考察記事の連載がスタート!
今話題のドラマの真犯人は?黒幕は?このシーンの意味は?
物語を深堀りして、噛むようにじっくり味わっていきます。
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