
社会・教養
遠い話だと思っていた介護の扉が、ある日突然ぱっかんと眼の前で開いた。
今年1月、あまりにも急すぎて何の心の準備もないまま、長野の実家への往復が始まる。父が倒れたのだ。
といっても現在は回復し、要介護認定──この言葉も人生で初めて自分ごととして使い、いまだに慣れない──は最も軽く、怒涛の3カ月間が嘘のように、元気に趣味の家庭菜園をぼちぼち再開している。
早朝の喫茶店や、思い立って日帰りで出かけた海のまち、器を求めて少し遠くまで足を延ばした日曜日。「いつも」のちょっと外に出かけることは、人生を豊かにしてくれる。そんな記憶を綴った珠玉の旅エッセイ。
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