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四季折々の暮らしに欠かせない歳時記。昔から伝わる、季節の行事にあわせた暮らし方には日々の健康や開運・幸せになる知恵がたくさんつまっています。

そしてこれはあまり知られていないことですが、歳時記のもととなる二十四節気と、星占いをつかさどるホロスコープの運行には密接な関係があるのです。

本連載では、4月4日から始まる「清明」の時期の過ごし方について、12星座を前半・後半にわけた「東洋二十四節気星占い」でアドバイスします。

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初候4月4日～8日    玄鳥至 (つばめ きたる)

次候4月9日～13日  鴻雁北 (こうがん かえる)

末候4月14日～18日 虹始見 (にじ はじめてあらわる)

太陽が牡羊座14度に入り東洋二十四節気では「清明」となります。東洋暦ではここからが4月の始まりで、月の干支は「戊辰」(つちのえたつ)です。

「清明」とは「清浄明潔」を簡潔にしたもので、万物が清らかに輝き、活き活きとした様子、空は明るく霞を引き、花が咲き、鳥が啼き、風が爽やかな、まさに春爛漫の時であります。

中国では唐代以降、郊外に出かけて酒宴を開くという行事が盛んに行われておりました。日本のお花見の元となるような、まさに遊山の季節であります。そしてわが日本では、宮古から稚内まで桜の季節は数ヶ月にわたり続きます。

 

「敷島の大和心を人問はば 朝日ににほふ山桜花」……本居宣長

これは宣長が61歳の時に詠んだものとされ、1790年頃の作と言われておりますが、見事に日本と言う国を表す言葉がちりばめられております。

「敷島」「大和」「朝日」「山桜」

これらは、官製タバコの名称や、太平洋戦争時の部隊名などにも使われたので、年配の方々には、何となく軍国主義のような感じと受けとられそうですが、それはだいぶ後世のことであります。宣長の時代は江戸開幕150～200年、1900年くらいから始まる日本軍国主義時代の100年以上も前の事ですから、そのようなイメージは微塵もなかったはずです。

この宣長が生きた時代は、今と同じく「冥王星水瓶座時代」に抵触した時でありました。意識改革が盛んになった頃であり、同時代は多くの傑物が輩出されております。ちょっと思いつくままにあげてみても、

間宮 林蔵

滝沢 馬琴

十返舎 一九

葛飾 北斎

喜多川 歌麿

杉田 玄白

伊能 忠敬

といった歴史上有名な人物が並んでいます。

ちょうどヨーロッパでは産業革命が盛んになった頃ですが、鎖国していた日本においても、まるで共鳴するかのように、意識や知識の改革、解放が高まりを見せていたのです。

そしてここから冥王星の公転周期である248年がたち、今また水瓶座に冥王星がやってきて、再び意識改革が始まっております。宣長の歌のように、この日本を再認識してゆく時がきたのかもしれません。

「敷島」は大和にかかる枕詞、「にほふ」は美しく咲きほこること。つまり日本の心とは、朝日に輝く「山桜花」の清々しさであるということでありましょう。

大和心の反対は漢心、そしてアメリカン・スピリットとも言えそうですが、日本は諸外国からは、原理のない国だと思われているようです。なぜなら他の国は、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教、仏教などなどの原理がありますが、我が国においてはそのような統一的な原理や宗教心がないようにみえるからです。

しかし、いやいや、一言では表せないまでも、この「山桜花」こそが、我ら日本人すべての心にある、日本の原理に近いのではないでしょうか。

二十四節気星占いでみる、4月4日～4月18日の運勢

 

牡羊座前半生まれ＝春分生まれ

あなたの魅力が輝く時となりました。そして、人間関係の復調や再始動と言った暗示が強くちりばめられた期間となってゆきます。これまで心の中に押さえ込んでいたものがいつの間にか氷解して、ジレンマのようなものが薄らぐので、あなたの純粋な行動に素直さが甦ってくるのであります。多くの人との出会いも用意されているようですから、いつも笑顔で、明朗さをそのままだしてゆくことが幸運の鍵となるでしょう。節度の効いた言動が求められます。

 

牡羊座後半生まれ＝清明生まれ

活力と知力が備わってゆく時となります。心の奥底にあって、今まではっきりとしなかった願望も形を表してきますから、目標を決めやすくなるはずです。ここでは、あなたに備わっている金運がとても高揚しますから、経済面を最優先してゆくと良き結果に繋がるという暗示です。ご自身の努力も勿論ですが、僥倖にも恵まれる期間です。謙虚な姿勢でまいりましょう。また、結論を出す時は周囲の意を尊重するということも大切です。ここでの独断は、行き過ぎ傾向となるかもしれません。

 

牡牛座前半生まれ＝穀雨生まれ

幸運が直ぐ傍まで来ているといった状況です。ここでは、あなたの評価が再び上昇を迎えますので、それに見合った行動を心がけると良いでしょう。特に仕事関係では、目上の方を大切にすることが幸運の鍵となりそうです。その効果は直ぐにみられなくとも、後日、確実に現れますので、少し長いスパンで考えてゆきましょう。ラフな態度よりは節度を守った態度が必要なことは言うまでもありません。幸運の下地作りのような期間なのです。

 

牡牛座後半生まれ＝立夏生まれ

基本的な幸運はまだまだ継続中であります。物事を諦めてしまうことは勿体ない時で、何らかの僥倖を期待しても良いようです。また9日の新月あたりでは、心の中に新たなビジョンが生まれてきそうです。これも将来的には有望なものとなりますので、検討の価値は充分にあります。仕事上の人間関係も、曖昧だった期間がそろそろ終了して、明確な役割などもはっきりしてきますから、新たな組み換えと行動がよろしいようです。運気の良さを信じてまいりましょう。

 

双子座前半生まれ＝小満生まれ

あなたの評価やステータスが確定してくる時のようです。高評価や高位置と言う方向ですから、うれしい現象となります。勿論それに見合う以上の言動や実績も当然必要となってきますので、気の抜けない期間でもあります。ここでの幸運の鍵は人間関係にあります。あなたの人気運が高まっている期間ですから、多くの賛同を得ることが可能ですし、また個人的にも思いを寄せられそうな時で、自然とあなたの自信も深まってきます。思うままに行動してゆくことが吉のようです。

 

双子座後半生まれ＝芒種生まれ

新たな人間関係が生まれてくる時となります。9日の新月付近ではそのような暗示が更に高まります。新しい人間関係から多くのインスピレーションを受け、それをご自身の願望に上手くマッチさせてゆくといったことが可能な時です。良いところを上手に吸収できる時期ですので、まさに人の振り見て我が振りを直したり、良いところはちゃんと取り入れることが出来るでしょう。人とのふれあいが、ご自身の心も豊かにしてくれるような時であります。

 

蟹座前半生まれ＝夏至生まれ

あなたの評価が高まってゆく時であります。仕事の実績や社会的な貢献というよりも、あなたご自身の魅力が周囲に伝わってゆくと言ったイメージが強いようです。行動に対する自信も湧いてきますので、矛盾のない言動ができ、それもまた更に人気運を上昇させるものとなります。ここでの評価が今後の多くの人脈を作る元となるようですから、フレンドリーな、フランクな態度が必要ですが、これはあなたの得意とするところでもあるのです。

 

蟹座後半生まれ＝小暑生まれ

新たなステータスや高評価の生まれる時です。特に9日の新月近辺ではそのような暗示が高まります。12日頃からは確固たる自信もついてきますので物事に動じなくなり、更にわが道を進んでゆくことが可能となりそうです。この期間の一番の頼りは、やはり周囲の人たちであります。多くの方があなたの為に力を惜しまなかったり、進んで協力をしてくれるような時で、その力は思うよりもはるかに大きなものとなりますから、常に周囲への感謝を忘れずに。

 

獅子座前半生まれ＝大暑生まれ

対人関係の緊張が取れて、良き方向に向かう時期となりました。これまで何かと頭を悩ましていた関係に、良き調停が生まれて、かかわり方が刷新されてゆきます。旧来に増しての良い繋がりが築かれてゆきそうです。それによってあなたの自信も深まり、多くのことに積極的にチャレンジすることが可能となりますから、更に大きな結果を残せるようになるでしょう。やはり鍵は対人関係、「キーワードは対人関係」というフレーズは今後も長く強い意味を持つことになることをお忘れなく。

 

獅子座後半生まれ＝立秋生まれ

新たな自信と可能性が生まれてゆく9日の新月となります。特にあなたが人の為に何が出来るのかということを考える時です。ご自身のことをさておいても、他者の為に何をするかが大きなテーマとなってゆきます。ご自分に益することよりも誰かの為にするということが、自信と幸福感の源であります。特にあなたにとっては、そのように考えるということ自体が大きなメリットになるのです。そしてそれは、周囲に頼らず、あなたご自身の手で行うことに価値があるのです。

 

乙女座前半生まれ＝処暑生まれ

対人関係の悩みごとであれば12日あたりから快方へと向かう暗示となりますので、こちらも心を穏やかにして相対すると良いでしょう。そしてここでのテーマは、何と言っても仕事に関しての復調や復活ということになります。これまで少し厳しい状況にあったものが、良き方向に展開するという暗示が強まるのです。勿論、人間関係の改善も影響しますが、あなたご自身の仕事への取り組み方が変わってゆくことも大きな要因で、色々な方策を考える期間なのです。

 

乙女座後半生まれ＝白露生まれ

基本的には幸運な時であります。しかしながらパートナーシップ、これはプライベートでも仕事においてもですが、そこに何かはっきりとしない優柔不断さが残ります。一過性の暗示ではありますが、これまで良好だった関係に疑念が生じたりと、少しばかり心持ちがはっきりしなくなるかもしれません。15日くらいからは目処がついてきますので、ご自身なりに今後の具体的対応を考えておくことが必要です。いっぽう9日の新月は、新たな協力者などが現れる暗示であります。

 

天秤座前半生まれ＝秋分生まれ

まさに春の楽しさがあなたに降りかかるような期間となります。恋愛においても交友関係においても楽しい時が流れ、人と時を共にすることに幸福感を得られます。恋愛の復活や復調も大いに考えられます。結婚に関しても文句のないような時期であります。15日くらいからは仕事の困難さも解消して、まさに楽しさ一色の時が展開されそうです。あなたの魅力も満開ですので、謙虚な美しさと笑顔を周囲にふりまいてゆきましょう。

 

天秤座後半生まれ＝寒露生まれ

9日の新月は、新たなパートナーシップ誕生の暗示が強い時となりますので、この期間を通じて目の前の人には常に注意を払ってゆきましょう。仕事にしてもプライベートにしても、重要な関係が作られるかもしれません。これまではっきりとしなかったことがらにも道筋がついてくる時ですから、諦めずに協力者を求めて正解なのです。周囲と協調することで、思いもかけない僥倖と出会う可能性も高まります。粘り強くまいりましょう。

 

蠍座前半生まれ＝霜降生まれ

仕事や住まいにかかわることに専念する時となります。特に住まいや家族に関しては、充分なケアが功を奏すことでしょう。仕事に関しても同様で、やるべきことをしっかりと遂行してゆくことに幸運が宿ります。12日頃まではプライベートで忙しいかもしれませんが、それ以降は仕事や住まいの案件に専念してゆきましょう。この期間は、期待以上の大きな成果が得られる可能性を秘めているのです。恋愛などについては、今後は安定期に入ってゆきそうですから、落ち着いた行動ができるようになるでしょう。

 

蠍座後半生まれ＝立冬生まれ

9日の新月は、あなたにとって新たな仕事の展開が始まる暗示となります。新規の仕事につく可能性もあります、また従来のやり方を刷新してゆくことも考えられます。どちらにしても新機軸を求めてゆくことが幸運の鍵となるようです。一方で15日頃からは情熱に火が点り、恋の季節の展開も暗示されています。これまでおぼろげだったものが、急に形を成してくるといった感じです。恋に仕事に大きなうねりと高揚がある期間となりそうです。

 

射手座前半生まれ＝小雪生まれ

急に恋の季節が始まる、そんな期間となります。友人の輪から特別な人が生まれたり、昔の関係が甦ったりと様々な展開が考えられるようです。一方では家族のことで、何となく気を遣う場面も多くなりそうです。こちらは15日くらいからは落ち着いてきますから、自由に飛び回るのはそれ以降がよろしいと思います。加えて、何か新たなスキルの習得ということにも良き未来があります。ここでは向学心が高まりますので、趣味的なことの追究も良いでしょう。

 

射手座後半生まれ＝大雪生まれ

先ずは9日の新月が大きな影響となります。新たな楽しみの出現と言った強い暗示で、新しい興味対象が現れそうです。それは趣味においてでもあり、研究対象においてでもありますが、特に恋愛においてと言った暗示が強いのです。しかし、この期間は同時に仕事も忙しく、手放しで遊んでいるわけにもいかないようですから、両者のバランスを上手くとって、恋に仕事に大活躍と言った状況を作ることが必要となります。また家のことにも手がかかりそうです。こちらも面倒ですが、上手くやっていく必要があります。

 

山羊座前半生まれ＝冬至生まれ

経済的な運気が復調してゆく時のようです。ここではあなたの考える力が高揚しておりますので、経済にじっくりと取り組むと良いでしょう。特に住まいや不動産に関することには、その冴えに良きものがあるようです。長期的な安定を考えた上での結論には、ほぼ間違いがないはずです。加えて家族間にも幸せを感じるような時期であります。まさに幸運の見本のような日常生活を送れる期間ですから、家族や周囲の人を大切にしてゆきましょう。

 

山羊座後半生まれ＝小寒生まれ

はっきりとしなかった考え方に冴えが出てくるのは15日くらいからですから、結論を急がずにゆっくりとまいりましょう。9日の新月は家族や住まいに関して、新たな良き変容が起こりそうな時となります。模様替えや転居などにも良い影響が生まれるようです。そして何よりも全般を通して楽しいことに恵まれやすいという期間です。趣味や恋愛にも進展がありそうですし、突然のラッキーにも恵まれやすいという暗示なので、まさに突然の出会いに期待です。

 

水瓶座前半生まれ＝大寒生まれ

知力に急速な高まりが生まれる時となります。特に芸術的なことに関しては、大きな進展が暗示されています。あなたの美的感覚が高まり、知力も増し、ご自身の魅力も高まってゆく期間なのです。このような時こそ、あなたの特殊な能力を存分に活かしましょう。多少奇抜であってもそれがあなたの持ち味ですから、奔放にゆくべきです。人と同じことをやってはあなたの魅力が半減します。少し常識を逸脱してこそあなたの魅力は輝くのであります。

 

水瓶座後半生まれ＝立春生まれ

9日の新月は、あなたにとっては意識や考え方の刷新の時となりそうです。これまでの観念を変えてゆくチャンスです。時代に合った考え方というのは必ずありますから、ここではそのようなことに関して考えてみることが良き結果を招くでしょう。金運に関しては、これまでの優柔不断さが消えて、積極的なジャッジが可能となります。不動産や住まいに対することを考えるのも良いでしょう。リセールバリューの高いものに巡り合えるという暗示もあります。

 

魚座前半生まれ＝雨水生まれ

何となく混乱したと言うか、雑多な考えは12日頃から整理されて、徐々にフェードアウトしてゆくでしょう。このあたりから自然と長期を見据えた計画に着手できそうです。つまり先を考えた安定を求める姿勢が強くなるのであります。金運も良好な時ですので、あなたの考えは正解に近いものでしょう。着実さを第一に考えることが幸運の鍵となり、現在の経済の安定に繋がります。まさに今後の人生の土台を造ってゆくような時なのです。

 

魚座後半生まれ＝啓蟄生まれ

運勢は基本的に充実、15日頃からはそれに活気が加わり情熱的にもなるようです。この期間の一番のトピックは9日に形成される新月であります。これは新しい経済運の時期に入ってゆくという暗示で、あなたの姿勢を経済第一にしてゆくタイミングとなるのです。良きアイディアも湧出する時ですから、考えに考え抜くことで大きな結果を生むことになるでしょう。物事すべてが発展してゆくと考えて良い時です。これは5月半ばまでは継続する暗示となります。

 

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※二十四節気占いについて

二十四節気の区切りは、生まれ年によって若干異なる場合があります。
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