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四季折々の暮らしに欠かせない歳時記。昔から伝わる、季節の行事にあわせた暮らし方には日々の健康や開運・幸せになる知恵がたくさんつまっています。

そしてこれはあまり知られていないことですが、歳時記のもととなる二十四節気と、星占いをつかさどるホロスコープの運行には密接な関係があるのです。

本連載では、4月19日から始まる「穀雨」の時期の過ごし方について、12星座を前半・後半にわけた「東洋二十四節気星占い」でアドバイスします。

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初候 4月19日～24日     葭始生  (あし はじめてしょうず)

次候 4月25日～29日     霜止出苗 (しもやんで なえいずる)

末候 4月30日～5月4日   牡丹華  (ぼたん はなさく)

4月19日、太陽が牡牛座に入って東洋二十四節気では「穀雨」となります。

夏も近づく八十八夜……2024年の八十八夜は、5月1日。八十八夜とは立春から数えて88日目の事です。今年は閏年なので立春の日が変われば八十八夜の日も変わります。

「八」の字は末広がりですので福を招くものといわれ、八がふたつ重なる「八十八」はさらに縁起が良いものとされました。また、「八」「十」「八」の字は、組み合わせると「米」の字になり、日本では米は神聖なものですから、特別な意味があるのです。加えて八十八夜の頃に降る霜のことを「八十八夜の別れ霜」と呼び、本格的な農作業を始める時期の目安としてきたようであります。

そして八十八夜とは、お茶の摘み頃を指します。

世界中でお茶は飲まれているようですが、原産は中国雲南のあたり、時代は『三国志』の劉備玄徳がまだまだムシロ売りの頃に、母親のために「金より高いお茶」を買ったというエピソードもあるくらい、古くから飲まれておりました。

諸説ありますが、日本では遣唐使がはじめて持ち帰り、その後鎌倉時代にやっと栽培が始まったようで、庶民に根付いたのは江戸時代とされております。

西欧の紅茶やインドの紅茶などの歴史は1800年頃からと比較的新しいのですが、こちらはまたの機会に記述させていただきます。

 

ところで私はしばしば台湾に行き、占術本そしてお茶を買ってまいります。昨今は台湾でもお茶の店が増えて、オシャレな装いでお茶を提供する店もあります。

ただ中国では本当に長い歴史がありますが、台湾のお茶の栽培は、日本の統治時代に盛んになったといわれております。私が懇意にしている、あるお茶販売店に100年前の営業許可証のようなものが飾られておりますが、これは日本国発行のものです。日本産のみでは供給が追いつかなくなり、台湾にお茶作りを奨励したため茶畑が増えたということでありました。

中国の名茶である「鉄観音」の木を台湾に植えたところ、土壌の違いでまったく違った味になり、それが「凍頂烏龍茶」となったと聞いておりますが、その後さらに改良が加えられ、多くの美味なお茶が作られるようになったそうであります。

 

現在では、「杉林渓」「阿里山」「梨山」などといういろいろな美味しいお茶があり、台湾の観光地ではこれらを「茶芸」と言ってさまざまな作法で飲ませてくれます。ただその歴史はというと、実は中国本土ほどは深くないようです。

ある時私は、旧知のお茶の老舗の主人に尋ねました。

「台湾の方は日頃、どんなお茶を飲まれているのでしょうか？」

主人曰く「ほとんどお茶なんて飲みませんよ！」

私「……」

そういえば日本では飲食店でのお茶は付き物ですが、台湾では普通の飲食店ではお茶など出ません。少しばかりショックなやりとりでありました。

 

台湾のお茶事情はともかく、日本では「八十八夜摘み」の新茶でも飲んで、元気を出してまいりましょう！

二十四節気星占いでみる、4月19日～5月4日の運勢

 

牡羊座前半生まれ＝春分生まれ

運気はとても活気づいてきます。特に経済面での進展が期待される時となります。24日の満月前後ではお金に関する考え方が刷新されてゆくようなこともあるでしょう。これらをきっかけに、あなたの活動の形態も少しずつ変化して、5月に入ると俄然、行動的になり、それに比例して経済活動も旺盛になってきます。特に5月前半は、今年の中でも運気が全般に華やぐ時ですから、経済以外の面でもあなたの魅力や持ち味が活かされてゆくことになるでしょう。

 

牡羊座後半生まれ＝清明生まれ

これまで悩んでいた問題に関して良き解決策が見つかる時のようです。4月いっぱいは、あなたの魅力が輝いておりますので、自然と問題は解決に向かいそうです。そして5月に入る頃には、新機軸の構想が浮かんでいることでしょう。4月中は予期しない嬉しい金運などにも恵まれそうです。周囲のことや社会的体面などよりも、自己の充実に励むことが、結果的にはステータスの上昇にも繋がるでしょう。心の奥の声に従って正解となるはずです。

 

牡牛座前半生まれ＝穀雨生まれ

誕生日の期間となります。誰しも誕生日前の一週間くらいは運気の変わり目ですので、意外なことが起こりやすい時です。イベントなどは誕生日後がよろしいかと思います。運気は隆盛を迎え、5月に入ると更に上昇、あなたの魅力が輝き出します。社会的なステータスも向上して、あなたもそのための努力を惜しまなくなるでしょう。考え方も的を射る時ですから、5月に入ってからの決断は正解に近いものが生まれるようです。

 

牡牛座後半生まれ＝立夏生まれ

4月いっぱいは人間関係がなかなか予想のつかない動きをしてゆくようですが、結果的にはあなたにとってはプラスとなるでしょう。基本的には幸運に恵まれた時ですので、上手く行かないことも、自然と逡巡が解けて良き答えが出ますからご安心下さい。仕事上の人間関係も、5月に入るとまとまりがついて良き方向に動き出します。ここでは仕事も人間関係も、長期的な視点で考えるほうが良いようです。少なくとも年単位で物事を組み立ててゆきましょう。

 

双子座前半生まれ＝小満生まれ

根拠のない自信でも、それを持つことによって事態が良き方向に動き出して行く時ですから、直感のようなものを信じて大丈夫です。24日の満月時あたりでは、心の中に新たな希望の灯が点りそうですので、それに向かって邁進してゆくことが多くの可能性を生み出します。5月に入るとさらに運気は高揚します。先ずは人間関係に大きな波が生まれ、新しい出会いや付き合いの場が広がってゆきます。これらには積極的に参加することが、更なる運気アップに繋がります。

 

双子座後半生まれ＝芒種生まれ

4月中は良き人間関係に恵まれそうですので、積極的な人付き合いが大切です。結果として5月からは、その人脈がとても有効な働きをする期間となるでしょう。何となく定まっていなかったあなたの立場にも、しっかりとした形がつくことになりそうです。長期的な安定の許になるような基盤を築く期間が始まります。何よりも、あなたの知性の鋭さが戻ってまいりますので、論理性を強めてゆくことがこの期間の幸運の鍵となるでしょう。

 

蟹座前半生まれ＝夏至生まれ

24日の満月は、あなたにとっては仕事における人間関係を刷新してゆくタイミングとなるでしょう。このことによって5月に入ると、とても安定した良き関係が形成されて、あなたの評価も急上昇と言った暗示が強まっています。周囲からの協力者も増えますので、とても心が満たされた時が展開されます。仕事以外でも多くの人と接してゆくことで幸福感が高まる期間です。積極的に人と交わることが幸運の鍵となるでしょう。

 

蟹座後半生まれ＝小暑生まれ

4月いっぱいは何となく考え方がまとまらないようですが、これが5月に入ると瞬く間に霧が晴れるような状態になり、先の見通しも立ってゆくことになります。あなたの目指すところも明確になって、周囲の環境も整います。迷いというか、どうして良いか分からないといった期間は4月で終了しますから、5月からは心機一転、明解な心持ちが生まれてゆくことでしょう。新たな自信もわいてきますので、それに沿ってまいりましょう。

 

獅子座前半生まれ＝大暑生まれ

24日の満月前後は多少の緊張と葛藤が生まれるような時となります。仕事とプライベートの優先順位などで迷いやすい期間ですが、ここは社会的な面を優先して正解でしょう。そして5月に入ったとたんに気分は爽快となります。やる気も充実して、活動力もアップ、行動範囲も広がってゆきます。加えてあなたの評価も上昇基調となりますので、評判を気にしながら進むことも効果的であります。社会的ステータスアップに向けて邁進いたしましょう。

 

獅子座後半生まれ＝立秋生まれ

根拠のない自信から、根拠のしっかりした自信に変わってゆく期間となります。このところ、社会的な評価に関しては上昇基調や僥倖に恵まれておりましたが、さらにそれが確実なものとなります。それによって思い込みではなくて、本物の自信が生まれ、そのことでさらに周囲からの評価が増大してゆくという傾向です。そしてこの期間は、周囲の反応を見ながらの前進が必要な時で、細かく気を遣うことも必要であります。5月中盤から運気はさらに上昇してゆきますので、怠らずに進みましょう。

 

乙女座前半生まれ＝処暑生まれ

自信の刷新というか、新たな根拠のある自信が生まれてくる時です。24日の満月前後ではこのような暗示が強まりますので、今後の方針を考えてみると良いでしょう。5月に入ると具体的な前進が始まります。仕事面での新しい取り組みなども始まってゆくでしょう。これは周囲とのバランスを良く考えることが重要であります。協力者の利益を考えることから始めましょう。ここでは他者との協力が大きな鍵となりますので、先ずは相手の立場を最優先してゆくことが幸運の鍵であります。

 

乙女座後半生まれ＝白露生まれ

対人関係の問題も5月に入る頃から解消するという暗示です。それまでは相手に振り回されることも多いでしょうが、ここは静観していれば自然と変化してゆきます。あまり大きなアクションはマイナスになるので慎むことです。基本的な運気はとても恵まれていますから、自然と事態は快方に向かうでしょう。何事にもオーバーアクションは不要です。判断力も冴えてきますので、冷静に物事の推移を見守ってゆく時のようです。

 

天秤座前半生まれ＝秋分生まれ

24日の満月は、あなたにとっては周囲との協力体制の刷新の時となります。優先順位をしっかりと見なおしてゆくことが有効であります。そして5月に入りますと対人関係に大きな波が生まれるようです。良いとか悪いといったものではなく、急激に賑やかになって、多くの人があなたの目の前に現れるといった暗示なのです。勿論、玉石混交でありますから、しっかりと見極めてゆきましょう。人を信頼することは良いことではありますが、あなたの場合は優しすぎる面にちょっと注意が要りそうです。

 

天秤座後半生まれ＝寒露生まれ

仕事に忙殺されている期間も4月で一応は終了します。その後も多少の余波は残るようですが、次第に落ち着きを取り戻してゆきそうです。加えて対人関係やパートナーシップにも順調な時が戻りますので、人と接することで心も満たされるでしょう。仕事においても孤軍奮闘というよりは、協力体制を作ることが心の安定にも繋がります。あなたが人を癒すこと、それが相手から心の安らぎを得られることに繋がるのです。

 

蠍座前半生まれ＝霜降生まれ

24日の満月は、あなたにとっての影響は大きいようです。何となく緊張感や葛藤が生まれ落ち着かない満月前後となりますが、このことによって、新たな考え方が生まれたりして、それがなかなか有効なものとなるようなのです。5月に入ると対人関係、パートナーシップに華やぎが出てまいります。一方で仕事も忙しくなる傾向ですので、それを両立させる思いでまいりましょう。少し気になることが家族関係ですが、誰を優先させるかを心の中で決めておくのも良いでしょう。

 

蠍座後半生まれ＝立冬生まれ

4月中は何かに夢中になっていることが多いようです。個人的な趣味であったり恋愛であったりとさまざまですが、5月に入ると状況は一変、仕事が優先順位を高め、さらに順調な時期に入ってきますので、仕事自体が楽しくなってゆくようです。加えて対人関係にも幸運度が高まりますから、出会う人が幸運の鍵を持っているような時となります。勿論、全ての方ではないので、あなたの選択眼を磨く必要はあります。概ね順調な運気の推移が暗示されている期間のようです。

 

射手座前半生まれ＝小雪生まれ

24日の満月は、これまで関わってきた仕事の一段落や完成と言った暗示です。そしてここからまた、新たな仕事の目標が生まれてくる時期でもあります。その後、5月に入ると運気は急変、先ずは恋愛モードと仕事モードが同時に高揚の時を迎えます。情熱は高まり心がときめく一方で、やるべき仕事、やりたい仕事も目前に現れてきそうですので、双方をやり遂げる覚悟をしておきましょう。頭脳は明晰な期間ですから判断力は充分あります。ここでは、プライベートか仕事かで迷った時も良き判断を下せます。ご自身を信じてまいりましょう。

 

射手座後半生まれ＝大雪生まれ

仕事において予想外のことが多く生まれてゆく時となります。勿論これは良い方面のことですから、僥倖と言っても過言ではないでしょう。予想を上回るような条件の仕事という意味合いがあります。一方でプライベートもとても充実した時が始まります。趣味に没頭しても良いという暗示なので、連休などは何かに夢中になって過ごすことも良さそうです。一見矛盾するように見えますが、仕事がいっそう楽しくなるといった場合も考えられます。どちらにしても、あなたにとっては幸運の期間と言えましょう。

 

山羊座前半生まれ＝冬至生まれ

24日の満月は、あなたの趣向や嗜好が変化してゆくタイミングのようです。今まで苦手だったものに興味が生まれたり、これまで大事だと思っていたことが無意味に思えたりと、意識の切替えのような時となるでしょう。そして5月になると急速に恋愛モードが高まってゆきます。それについての出費も大幅増となったりしますが、それ以上に楽しさが優先する時のようですから、ここは楽しむに限ります。楽しい時はとことん没頭してみるのも、普段、堅物のあなたにとっては良いのかもしれません。

 

山羊座後半生まれ＝小寒生まれ

何となくうやむやとしていた事案も5月に入ると明解な答えが見つかってきそうです。まさに心にかかっていた霧が晴れてゆくといった感じかもしれません。基本的には楽しい時間が戻ってくる時ですので、連休などの過ごし方にも良き暗示が漂います。楽しいことを素直に受け入れてゆくことが何よりの心の栄養ですから、たまには自由に過ごしても良いのではないでしょうか。お楽しみモードはこの先もまだまだ続きます。恋愛などが生まれる可能性も充分に期待が出来るようです。

 

水瓶座前半生まれ＝大寒生まれ

24日の満月は公私間の葛藤が生まれそうな時です。仕事かプライベートかの優先順位に迷う時、ここではプライベートを優先しても良いかもしれません。5月に入ると運気は高揚してゆきます。考え方にもあなた特有の斬新さが現れて、持っている可能性を呼び覚ますようです。また、あなたの住環境においても良き暗示が漂いますので、住まいに関しての改善なども期待できます。家族関係もなかなか良好な時ですから、普段は言えないようなこと、出来ないようなことも進んでやってみましょう。きっと良き結果となるはずです。

 

水瓶座後半生まれ＝立春生まれ

知力が高まってゆく時期で、あなたの天才性が発揮されます。これまで逡巡していた課題に良き解決策が浮かぶ時です。これもあなたの考える力が生み出すものであります。加えて乱調だった金運にも順当さがよみがえってまいりますので、ここで安定を目指すことが良いでしょう。不動産や住まいについて考えてみるのにも良きタイミングです。家の売買などにも良い時期のようです。全てはあなたの考え方が基本になりますので独自路線でまいりましょう。

 

魚座前半生まれ＝雨水生まれ

24日の満月は考え方の刷新のタイミングのようです。これまでの価値観が変化してゆくことも大いに考えられます。これは今後の人生を進む上で必要な変容なのでしょう。5月に入るとさらに運気は上昇、知的分野での進展も期待されます。また新たなスキルを身につけることや、資格の取得などにも適した期間となってゆきます。そして金運にも波が現れます。こちらは出るも入るも大きいといった暗示となり、慎重な管理が要求されますから、細心の注意でプラスに持ってゆきましょう。

 

魚座後半生まれ＝啓蟄生まれ

何となく急かされていた時も次第に収まって、5月を迎える頃には運気は上昇に転じます。先ずは経済に関しての冷静な見通しが立ちそうです。これは考える力、特に財に関しての思考力が高まっているためで、明快な答えが導かれそうなのであります。あるいは直感やインスピレーションといった勘となって現れやすいのです。長期的な視点で物事を組み立ててゆくことが何より大切で、ここでのプランは今後ずっと有効になるという暗示であります。

 

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※二十四節気占いについて

二十四節気の区切りは、生まれ年によって若干異なる場合があります。
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