四季折々の暮らしに欠かせない歳時記。昔から伝わる、季節の行事にあわせた暮らし方には日々の健康や開運・幸せになる知恵がたくさんつまっています。
そしてこれはあまり知られていないことですが、歳時記のもととなる二十四節気と、星占いをつかさどるホロスコープの運行には密接な関係があるのです。
本連載では、11月7日から始まる立冬の時期の過ごし方について、12星座を前半・後半にわけた「東洋二十四節気星占い」でアドバイスします。
* * *
初候 11月 7日~11日 山茶始開(つばき はじめてひらく)
次候 11月12日~16日 地始凍(ち はじめてこおる)
末候 11月17日~21日 金盞香(きんせんか さく)
11月7日、太陽が蠍座15度に進み、ここから約二週間を東洋二十四節気では「立冬」と称します。東洋暦では11月7日からが11月となり、月の干支は「己亥 」です。
秋の土用も明け、いよいよ冬の到来。さすがに朝夕は厚めの上着が必要となり、実際に晩秋から冬への移行の時のようです。
「お酉様」、即ち酉の市の季節で、今年の一の酉は11月7日、二の酉は11月19日となっております。この二の酉のころが、一番、冬を意識しはじめる時ではないでしょうか。12月に入ると、僧侶も走り回るほど忙しいとされる「師走」の名のとおり、冬を実感しているヒマもないくらいになります。このあたりが冬の風情を最も感じる時かもしれません。
昔の酉の市の記憶にあるのは、熊手屋の呼び込む声や、手締めの時に吐く息が真っ白かったこと。やはり、熊手を買うのならば夜に限ります。裸電球と白い息、そして喧騒の中での手締め、 なんかご利益がありそうな神々しささえも生まれてくるようです。

なぜ、11月の酉の日に「酉の市」が催されるのか? 諸説有りますが、ちょうどこのあたりは農閑期であり冬篭りの準備を始めなければならない季節。そこで、あちこちに酉の日に市が立ちました。
ちょうど収穫の時期に仕込んだ酒も飲める頃。酉と言う字にさんずいをつけると「酒」になります。
そんな酒を用意して集まる祭りがあったところに、ヤマトタケルが戦勝祈願をして、その後無事にその神社に戻り、武具であった熊手を神社の前に掲げて勝利を祝ったのが11月の酉の日であった。
といった伝承などが絡み合い、酉の日と熊手の組み合わせが生じ、後に熊手は何かをかき集めるという意味から、「福をかき集める」「お金やお客を集める」縁起物として売られるようになったようです。
ですから、熊手の装飾は
おかめ=美人
小判
宝船
鯛
招き猫
米俵
松竹梅
といったものが必須となっているのでしょう。

記憶を辿ってみると、東京は下町、入谷の鷲 神社の酉の市は、いつも地面がぬかるんでいたような覚えがあります。それも一回や二回でなく、何度も雨に降られて寒かったし、境内で稲穂のついた小さな守り熊手を買うのに、靴がぬかるみにとらわれ汚れてしまった事が思い浮かびます。
そして季節の変わり目には雨が多いのが日本の気候の特徴。この晩秋から冬の初めにかけて降る雨を時雨 と言うそうです。
俳聖と呼ばれる松尾芭蕉も時雨の句を沢山残しております。芭蕉の命日が「時雨忌」と呼ばれるくらいです。
初しぐれ 猿も小蓑 を ほしげなり……芭蕉
芭蕉は元禄2年(1689年)伊勢の山田から伊賀へ向かう旅の途中、時雨にあって、雨と寒さをしのぐために蓑を着けます。猿がそれを欲しそうに眺めているといった句。
旅の孤独感と無常を表すとされますが、更に私は考えます。

これからの冬の季節のための準備、自分はしている(覚悟は決めているつもり)なのに猿(覚悟できないもの)がそれを羨ましそうに見ている。そんな思いも何処かにあるのではないかと思えるのです。
時雨の季節の酉の市。
人生の秋から冬にかけての準備の時も、しっかりとして行きたいものです。
二十四節気星占いでみる、11月7日~11月21日の運勢

牡羊座前半生まれ=春分生まれ
あなたを中心とした人間関係がテーマとなって行く時です。親しい仲間から仕事関係の人まで含めた全ての関係を安定させるには、良きタイミングとなるようです。特に仕事関係では、以前に縁のあった方に連絡をとってみると良いでしょう。有益な関係が再構築されてゆく可能性があるのです。また周囲の方の話を良く聞く事も大切です。アイディアの源泉となるものが含まれているという暗示なのです。あなたの才で、そのビジョンを形にしてゆく事も出来そうです。

牡羊座後半生まれ=清明生まれ
対人関係、特にパートナーシップに関しての見直しをしっかりと行なう時です。アラを探すというのではなく、逆に良きところを再発見してゆくといった作業となります。更なる良き関係性を作ってゆくためにも、色々と話し合う事も良いでしょう。9日に形成される新月は、周囲との新たな協力関係を構成するための好タイミングです。相手の事も考えて、両者共に利益のある形を作り上げましょう。一方で、恋愛においても好調な時。ここを逃してはいけません。積極策でまいりましょう。

牡牛座前半生まれ=穀雨生まれ
仕事における人との関係性について再考の時です。相手が実際に有効な存在であるか、こちらに利益をもたらす相手かなど、じっくりと考え直してみると良いでしょう。更に、あなたの社会的な地位を脅かす存在にはならないかといった事も検討の必要があります。あなたにとっては評価と収入のバランスが上手くとれる期間ですので、ちょっとした邪魔が入ると大きなマイナスとなってしまいます。ここは注意深く、仕事の相手や相棒、パートナーなどに考えをめぐらせる事です。

牡牛座後半生まれ=立夏生まれ
仕事に関して再考の期間となります。これまでの仕事に対する気持ちが変化してきているような時ですので、ここで基本的な考え方をまとめておくのも良いでしょう。そんな中で起こる9日の新月は、あなたにとっては新たなパートナーシップが生まれるといった暗示となります。婚約や仕事の相棒と呼べる方、または、色々な面でパートナーと呼べる方の出現などが暗示されています。もちろん旧来の関係が、更なる段階に入ってゆくといった事にも通じます。しっかり相手と向かい合いましょう。

双子座前半生まれ=小満生まれ
あなたの頭脳に更に磨きがかかる期間となります。あなたの能力は相当なパフォーマンスを秘めておりますが、ここではそれに直感のようなものが加わり、素晴らしいビジョンを創出してゆける時なのです。これまでの仕事のやり方にも改善を加えてゆく、いや、全く新たな方法をもってするのも良いかもしれません。溢れる能力を無駄にしては勿体ない。ちょっとしたアイディアでも書きとめておく事をお勧めいたします。必ずや大きな成果に繋がるはずです。

双子座後半生まれ=芒種生まれ
あなたにとってこの期間は、2つの事に関しての見直し・点検が必須となります。先ずは恋愛です。これまでの事を冷静に考えて、ご自身の落ち度やマイナス点を真摯にふりかえってみましょう。相手のためにどれだけの事をしたか、それは自分に都合の良い事であったからではないか、などと考察する必要があります。もう一つは仕事で、やり方について時流に合っているかどうか等を考えてみる時であります。ちょうど9日の新月は、新たな仕事に関しての見方も生まれそうですから、そのあたりで具体的に検討しましょう。

蟹座前半生まれ=夏至生まれ
あなたの好き嫌いに変化の生じる時となります。食べ物から価値観や恋愛観まで、少しずつ変わってゆくようです。今のあなたは周囲の協力もあって上手く行っているようですが、ご自身の本当に欲するところではないのかもしれません。先ずはご自分が何を最優先するのかを決める事から始めるのも良いのではないでしょうか。キャリアに関しても、心から望むものを求めたほうが、実は近道なのかもしれません。長らく回り道をしていると、目標がぼやけてしまう事もあるのです。

蟹座後半生まれ=小暑生まれ
ラッキーウィークスとなりそうです。先ずは金運がとても上昇しております。出るも入るも大きなものとなっていますので、しっかりと算段すれば後に残るものの方が大きくなりそうです。もう一つは恋愛であります。9日の新月は、あなたにとっては新たな恋が生まれるといった暗示となっています。また従来の関係が更に深化してゆくといった事もありそうです。一方で、家族をないがしろにしないような気配りも必要です。楽しいあまり、身内をおろそかにすると、マイナスはご自身に及びます。

獅子座前半生まれ=大暑生まれ
対人関係から始まって、社会的な人間関係まで、大いに復調の兆しに満ちています。旧来の関係を大事にしながら、ここで生まれる、一度は消えかけそうになった関係にも力を入れて修復して行く事が幸運に繋がります。家族関係も再考の時です。忙しいからといって家庭をかえりみないと、あなたの基盤が弱くなってゆきます。自由なあなたですが、ご自身の立脚点である家庭は、なかなか大事なところです。外での活躍も、家族あっての事であります。自分勝手は控えてまいりましょう。

獅子座後半生まれ=立秋生まれ
エネルギーと希望に満ち溢れたような期間となります。現在のあなたのパワーたるや、相当なボルテージに達しています。何かにエネルギーを使って行かないと暴発してしまいそう。家族に関してのサービスなども幸運の鍵。更には住環境に関してかえりみる事も、なかなかの良きタイミングとなります。この機に不動産購入などを考えてみるのも良いかもしれません。これまでとは違った観点や価値観が生まれてくるでしょう。この価値観の変容は11月までは継続しそうです。

乙女座前半生まれ=処暑生まれ
ご自身の考え方を再考してみるには良きタイミングとなります。人は誰しも、自分の考え方が正しいと思っておりますが、周囲の状況が変われば、それに伴って考え方も変化させてゆかねばなりません。少しだけ角度を変えて物事を見る良きチャンスです。新たな価値観を創生してゆく時でもあります。そして、それを実際に仕事に当てはめてみて、どのようになるか検証する事が有意義となります。ここでは周囲との意思の疎通も上手く行きそうです。

乙女座後半生まれ=白露生まれ
経済観念に変化が生まれそうな時です。これは12月初旬まで続く暗示となりますので、じっくりと検討してゆく価値がありそうです。9日の新月は、意識の切り替えなどには良きタイミングですから、新たな価値観などが自然と生まれてくるかもしれません。ここは無理にと言うよりは、自然と心の奥底で何かが湧き上がってきそうですので、それに従って行く事が良いでしょう。ここでの判断は正解になる暗示が強いのです。

天秤座前半生まれ=秋分生まれ
あなたに入ってくるエネルギー、また、何かに昇華してゆくエネルギー、その双方のバランスが上手くとれている時ですから、順調な期間となって行きます。楽しい事にも積極的に挑戦する事が、更に運気を上昇させるでしょう。対人関係のバランスも良い時で、人間関係全般がスムーズなようです。ただ少し心配なのは、そのために支出が大きくなる事であります。無駄なところにまでお金をかけてしまうと言った暗示もありますので、財布の紐はしっかりと締めて行きましょう。

天秤座後半生まれ=寒露生まれ
あなたの魅力が輝く時が続きます。この期間を超えて12月初旬までそれは継続しますので、ご自身の能力や容姿に、更に磨きをかけてまいりましょう。9日の新月は、あなたにとっては、新たな経済の動きが始まると言った暗示となります。経済活動に積極的に取り組む事にも利がありそうです。また新しい価値観なども生まれそうです。これは今後のあなたの人生には有用なものとなってゆくでしょう。人付き合いも好調で、忙しいが楽しい時となります。

蠍座前半生まれ=霜降生まれ
見直しと点検、これがこの期間のキーワードとなります。ご自身の事も仕事に関した事も、一度かえりみる事が必要な時です。家庭内や家族間についても課題があるようでしたら、考え方を少しだけ変えてみる事も有効なようです。特に仕事に関しては矛盾点が多いようですから、ここでしっかりと正してゆくのも良いかもしれません。周囲と上手くやっていくためにも、ご自分の言動をちょっとだけ変化させてみるだけで、大きな進展がありそうです。

蠍座後半生まれ=立冬生まれ
9日に形成される新月は、あなたにとっては年に一度の人生の小さなリニューアルとなるようです。このあたりでは心を敏感にしておく事をお忘れなきように。きっと、何らかの啓示のようなものが生まれそうです。この期間、あなたの社会的評価がとても高まっておりますから、周囲の目を意識しての言動が必要となります。上手くゆけば、今以上の評判を得て、新たなステータス獲得といった事にも繋がるようです。一方では、秘密にしておきたい何かが生まれる可能性もあります。これは12月初旬まで続く暗示となります。

射手座前半生まれ=小雪生まれ
運気のバランスにはとても良きものがあります。人間関係全般にもスムーズさが戻っておりますので、近しい人たちから恋愛関係まで、進展が期待されます。趣味的な事に関しては、何となくマンネリ感なども生じそうですから、そう感じたら路線変更なども良いでしょう。これまでやってきたからと言った理由で嫌々、続ける事はあなたに似合いません。早めに見切りをつけるのも良いようです。ここでは知的な面を刺激してくれるものに縁がありそうです。

射手座後半生まれ=大雪生まれ
運気盛大な期間となります。ここでは、あなたに注がれるパワーが極大となっております。生命力、活動力が相当なものとなっていて、何もしないで居るには勿体ないくらいの期間です。仕事や社会的活動においては、考え直しが必要な時かもしれません。特に仕事関連の人脈に関しては再考の余地があるようです。これらも、有り余る力で、あなたに有利に突破してゆけますので、何事にも積極思考で挑戦して行きましょう。9日の新月あたりでは、心の奥に新たな希望の火も点りそうです。

山羊座前半生まれ=冬至生まれ
仕事における人間関係の再構築にはとても良きタイミングとなっております。これまで上手く機能していた組織でも、あなたにとっては、更なる機能充実を目指して改善してゆく時のようです。当初は経済との連動など難しい課題もありそうですが、次第に良き組み換えが出来てゆくでしょう。根底を流れる運気において、仕事運は継続的な右肩上がりを暗示しておりますので、ここでの改革も功を奏してゆくはずです。何事も長期的な視野を持って考える事に適した期間となります。

山羊座後半生まれ=小寒生まれ
周囲との関係性を考える時であります。ここでは協力体制作りと言った事が課題となります。あなたが考えている以上にその効果は大きいようですから、積極的に協力体制を構築してゆく事が重要となります。そのような中で形成される9日の新月は、あなたにとっては新たな人の輪の中に入ってゆくといった暗示で、新しい方々との関係性を深める良きタイミングとなるでしょう。自然と、あなたの社会的なポジションも高まってゆくようです。

水瓶座前半生まれ=大寒生まれ
何となく現在の社会的ポジションに満足がいかないような気持ちになる時のようですが、これは、この期間特有のものですから、焦って動かないほうがよろしいでしょう。現在のあなたの基本的な運気は安定しておりますので、小さな事は気にかけないでいる事が望ましいようです。数週間後には問題は霧散して行きそうな気配ですから、ここはやり過ごすのが良いでしょう。ここでは楽しい事に没頭する事も幸運の鍵となります。趣味やスポーツに励むのも良さそうです。

水瓶座後半生まれ=立春生まれ
対人関係が課題となる期間です。ここで出会う人達はなかなかの方が多いようです。あなたに対して幸運を運んでくれそうな暗示もありますから、大切に接してゆく事です。中には個性が際立つ方もいらっしゃるようですが、そのあたりも柔軟に対応する事が良き結果となります。そして、この期間の一番の暗示は、あなたが新たなステータスに進むと言ったものです。地位の上昇や栄転なども暗示されていますので、尚更に対人関係には気を配ってまいりましょう。

魚座前半生まれ=雨水生まれ
経済について考える時、基本的には長期の安定を目指して組み立てなおす期間です。数年と言った単位での考え方が有効でしょう。今日、明日の事よりも、2年先、3年先を見据える事が、後には大きな利となります。経済のみではなく生活全般について見直す事も大切であります。ここでは特に点検すると言うか、問題を見出す力が高まっておりますので、普段、見たくない面にもしっかりと対峙して、検討して行く事をお勧めいたします。

魚座後半生まれ=啓蟄生まれ
仕事運が高揚を迎えております。ここでは仕事第一で通して行く事が良いでしょう。激務をこなすだけの体力も備わっているようですから、仕事に邁進して行きましょう。更に9日に形成される新月は、あなたに新たなエネルギーを授けてくれるようです。これまでにない新感覚や価値観などももたらされそうですから、刷新の心構えで物事に対処してゆく事が有効となります。体調も概ね良いようですが、発熱などには注意を払う必要があります。
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ホロスコープ歳時記

「春分」や「寒露」など、手帳やカレンダーなどでもよく目にする東洋二十四節気と、星占いをつかさどるホロスコープの運行は、まったく別のもののように思われていますが、実は同じサイクルで動いています。
西洋と東洋の占いをくみあわせた「青山五行」の創始者である著者が、星占いをさらに前半・後半にわけた「東洋二十四節気星占い」によって、季節ごとの運勢を占います。
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