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ウェルカム・ホーム!

2022.06.24 公開 ツイート

なぜ今、書店員さんは丸山正樹にハマるのか? 丸山正樹

丸山正樹さんの最新刊『ウェルカム・ホーム!』が早くも話題沸騰です。

産経新聞や「サンデー毎日」などに続々と書評が掲載され、「ビターだが希望の灯る、あたたかな介護小説」だと各方面から絶賛の嵐!

今回は全国の書店員さんから寄せられた感想大公開のパート2。

なぜ今、書店員さんはこんなにも丸山正樹にハマっているのか? 

その理由がわかる熱い感想をご紹介していきます。

*   *   *

感動しました。

これほどまでに介護の現場をリアルに描いた作品はないと思っています。

私の妻と息子は介護職についています。その現場での切実な話を聞いていました。

そのためこの作品内のことがよくわかりました。

今このご時勢、絶対に読んで欲しい作品です。

くまざわ書店南千住店 鈴木康之さん

 

「あぁ面白かった」だけで終わらせない。

丸山正樹はそういう作家だ。

明林堂書店フジ西宇部店  田中由紀さん

 

私自身も父親を看取った際に、介護士さんをはじめエッセンシャルワーカーの皆様の何気ない一言や励ましの一言に随分助けられたことをふと思い出しました。

困ったときには遠慮せず誰かに頼っていいんだというメッセージを感じることが出来て少し気が楽になりました。

ぜひ続編を読んでみたいと思う作品がまたひとつ増えました。

リブロプラス商品部 昼間匠さん

 

特養老人ホームを舞台に、時にコミカルに、時にシリアスに進む物語にハラハラしたり、心がじんわり温かくなり涙したりと終始感情が揺さぶられました

見えていない部分にも傷を負うことがあるという事、物語を通してものすごく大切な事を教えていただきました。

紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん

 

丸山先生は奥様の介護をなさっているということで、本当にすごいなと思いました。

そして、そのお気持ちを交えての執筆、フィクションながらも実にリアルで心に刺さりました。

たくさんの方がこの作品に触れ、介護や年をとっていく家族のことをさらに慮るようになれたらいいなあと感じました。

有隣堂藤沢店 佐伯敦子さん

 

実際はもっとずっと大変な仕事だとわかっているからこそ、 コメディタッチで描かれる介護の現場の物語、とても読みやすかったです。

康介には一人前の介護士目指して日々頑張ってもらい、 鈴子先輩には絶対戻ってきてもらいたい!

東京旭屋書店 新越谷店  猪股 宏美さん

 

実際に父もこの小説の様に認知症で入園していました。

どんどんわからなくなる父が何を思っていたのだろうと小説を読みながら考えてしまいます。

年老いた家族を持つ人、自分が近い将来介護されるのではと考えている人、そして自分に合う仕事はなんだろうと迷っている若い人にも是非読んでほしいです。

ジュンク堂書店三宮店 三瓶ひとみさん

 

一気読みしました!

笑えない現実がここにある。

それぞれのホームが、すごしやすくひとりの人として生きられる場所になってほしい。

うさぎや作新学院店  丸山由美子さん

 

92才の父を施設に預けている私には、思い当たることが多すぎて苦笑しきりでした。

笑いの中に今の介護現場の問題がみえてきて共感するところが多かったです。

新人介護士康介の弱い部分も含め魅力的です。

平安堂新長野店 清水末子さん

 

介護現場の現実や問題を詳らかにしながらも、コミカルに話が進んでいくことで、介護というものに関わることになるであろう人(する側もされる側も)の気持ちを少しだけ明るくしてくれる小説だと思います。

紀伊國屋書店鶴見大学ブックセンター 伊勢川詩織さん

 

私の祖母は認知症で特養に入院していました。

そして、私自身も昔特養でお手伝いをしていた経験があった為今回の本かなーりハマりました。

読んでいるうちにいつの間にか泣いていたりして……。

何か見失ってきてしまった大切なものを再び学ぶことができているような、本当に素敵な一冊でした。

うさぎや宇都宮東口店  増渕美里さん

 

新人介護士くんの活躍ぶりにハラハラ、ほっこり、そして、最後は切なくて泣いた。

この本は、人の心に寄り添うことの大切さを教えてくれた!

施設や社会への問題提起小説。

紀伊國屋書店セブンパークアリオ柏店 本多千春さん

 

自宅での介護に限界を感じ施設にお願いした実体験のある私には、身につまされる想いで読み進めました

若い康介さんのような介護士さんに支えられている社会だと改めて思います。

精文館書店豊明店 能宗恵美子さん

 

避けて通りたいけれど、避けられない老いがそこにはある。

これが現実なのだと涙があふれて止まらない。

介護とは、人の尊厳とは、考えさせられました。

紀伊國屋書店天王寺ミオ店 木曽由美子さん

 

高齢の親を持つ私には身につまされる話でした。

笑いの中にいくつもの問題がひそんでいた。

介護士大森くんの成長への期待と鈴子先輩の心が癒えることを祈らずにはいられない。

ぜひ、この後を読んでみたい。

未来屋書店 高の原店  元尾和世さん

*   *   *

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関連書籍

丸山正樹『ウェルカム・ホーム!』

大森康介は新米介護士。特別養護老人ホーム「まほろば園」で働き始めたものの、便臭にはまだ慣れることができない。しかも認知症の人、言葉が不明瞭な人相手の仕事は毎日が謎解きだ。認知症の登志子さんが一度だけ食欲を取り戻したのはなぜ? 口に麻痺のある當間(とうま)さんが言う暗号「アアイオウエ」の意味は? その答えにたどり着いた康介は、この仕事の面白さにちょっとだけ気づき……。

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ウェルカム・ホーム!

2022年5月25日発売『ウェルカム・ホーム!』(丸山正樹著)の最新情報をお知らせします。

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丸山正樹 作家

1961年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部演劇専修卒業後、シナリオライターとして活動。頸椎損傷による重い障害を持つ妻と生活をともにするうち、さまざまな障害を持つ人たちと交流するようになる。次第に、何らかの障害を持った人の物語を書くことを模索するようになり、2011年、ろう者の両親のもとで育った聴者を主人公にした『デフ・ヴォイス』(文庫化にあたり『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』に改題)でデビュー。「デフ・ヴォイス」はスピンオフを含めて5冊刊行の人気シリーズとなる。ほかに居所不明児童を題材にした『漂う子』、事故で重傷を負った妻を介護する夫が主人公の『ワンダフル・ライフ』など一貫して社会的弱者とされる人の視点から物語を紡ぐ。『ワンダフル・ライフ』で「読書メーター OF THE YEAR 2021」総合第1位を獲得。

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