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日本・破綻寸前

2020.11.09 更新 ツイート

不動産投資、外貨資産、仮想通貨…私はハイパーインフレにこう備えている 藤巻健史

新型コロナによって大打撃を受けている日本経済。「この国の財政が破綻する日は、いつ来てもおかしくない」と警鐘を鳴らすのは、経済評論家で元参議院議員の藤巻健史さんだ。著書『日本・破綻寸前』は、いかに日本経済が瀬戸際まで来ているかを豊富なデータをもとに解説。さらに、ハイパーインフレが到来したときの「自分のお金の守り方」まで具体的に伝授してくれる。そんな本書から、ぜひ押さえておきたいポイントをご紹介しよう。

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これが私のポートフォリオだ

私は2000年まで、世界の銀行の最高峰といわれたモルガン銀行(現、JPモルガン・チェース銀行)で日本代表兼東京支店長を拝命していました。

(写真:iStock.com/ipopba)

当時は、東京市場において唯一の日本人外銀支店長だったのです。リスクテイクの分野でニューヨーク本店ならびに支店全体での儲け頭だった実績を踏まえての昇進です。こういうことを言うと嫌われるかもしれませんが、その結果、それなりのモノをいただきました

それを現在、どう運用しているかをお話しいたします。それを通じて、私が日本経済、世界経済をどう分析しているかをご理解いただければと思います。

私は銀行から長期固定金利で、目一杯の借金をしています。そしてそれを、海外を含めた不動産投資に充てています

また金融資産のほとんどはドルを中心とする外貨資産です。あまりにも外貨資産に偏りすぎて、昼飯代の円にも事欠くほどです(笑)。

もっとも読者の皆様が、私と同程度に運用を偏らせることはお勧めしません。資産運用は、必ずしもうまくいくわけではありません。一時的にでも苦しいときはあります。

私はリスクをとることを仕事としてきた人間ですから、負けているときにどう耐えるか、どのくらいやられるとどのくらい苦しいかを熟知していますが、経験のない方には負けが続くのは耐えられないと思います。

そして、さほど多いわけではないですが、仮想通貨(暗号資産)を保有しています

ハイパーインフレ対策をしよう

私は、インフレに備えた運用をしています。インフレ、それもハイパーインフレになると思っているからです。ハイパーインフレになれば、スーパーでの買い物でも何百万円と払わなければならなくなるでしょう。

(写真:iStock.com/Zephyr18)

借金は、インフレになれば、なきに等しくなります。不動産の保有の理由も「インフレになれば地価は上がる」からです。坪10万円の土地は、いくら少子化が進み、需要が減るといっても、タクシー初乗り100万円のハイパーインフレ時代に、坪5万円にはなりません。少子化だから坪200億円ではなく坪180億円にしかならないよという話です。

日本がハイパーインフレになれば、円は暴落します。ハイパーインフレとは1万円札でモノが買えなくなること。1万円札の価値がなくなること。お金の価値がなくなること。日本においてお金とは円なのです。ドルでもユーロでもありません。円の価値が下がるということです、と考えればわかりやすいと思います。

仮想通貨は、今、せめて口座を開き、1000円でも1万円でもいいので数回、練習しておく必要があると思っています。これはXデー後に日本政府が考えると思われる資本規制(海外への資金逃避の封鎖)対策なのです。

私のポートフォーリオは、政府のポートフォーリオとそっくりです。政府は長期固定金利の借金である国債を滅茶苦茶に発行しています。日本最大の借金王です。そして道路・橋をはじめとして大量の不動産を保有しているのです。また、1兆3000億ドル(約140兆円)もの外貨準備を持っているのです。

私のポートフォーリオは、それとそっくりです。政府と国民がガチンコ勝負をすると、最終的に勝つのは必ず政府、泣きを見るのは国民です。ですから私はポートフォーリオを国そっくりのものにしているのです。国のポートフォーリオは「ハイパーインフレになると大助かり!」という内容です。

だからこそ自分と家族を守るために、私は政府と同じように「ハイパーインフレでダメージが少ない」ポートフォーリオを構築しているのです。

関連書籍

藤巻健史『日本・破綻寸前 自分のお金はこうして守れ!』

日本経済は年々悪くなっているのに、日銀はお金のばらまきをやめず、社会保障費なども増加する一方で、日本財政がよくなる兆しはまったくない。「日本の財政が破綻する日(=Xデー)はいつ起きてもおかしくない」と著者。Xデーが起きたとき、政府は守ってくれないし、自分のお金は自分で守るしかない。本書では著者の資産運用法を公開し、読者にも、ハイパーインフレが起きても大丈夫な手法を具体的に伝授。

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日本・破綻寸前

新型コロナによって大打撃を受けている日本経済。「この国の財政が破綻する日は、いつ来てもおかしくない」と警鐘を鳴らすのは、経済評論家で元参議院議員の藤巻健史さんだ。著書『日本・破綻寸前』は、いかに日本経済が瀬戸際まで来ているかを豊富なデータをもとに解説。さらに、ハイパーインフレが到来したときの「自分のお金の守り方」まで具体的に伝授してくれる。そんな本書から、ぜひ押さえておきたいポイントをご紹介しよう。

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藤巻健史

1950年、東京生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。1980年、社費留学にて米国ノースウエスタン大学大学院ケロッグ・スクールでMBAを取得。帰国後、三井信託銀行ロンドン支店勤務を経て、1985年に米銀のモルガン銀行に転職。同行で資金為替部長、東京支店長などを歴任し、東京市場屈指のディーラーとして世界に名を轟かせ、JPモルガンの会長から「伝説のディーラー」と称された。2000年、モルガン銀行を退社後、世界的投資家ジョージ・ソロス氏のアドバイザーを務めたほか、一橋大学経済学部で13年間、早稲田大学大学院商学研究科で6年間、半年間の講座を受け持つ。日本金融学会所属。現在は、日本維新の会所属の参議院議員(全国比例区)。東洋学園大学理事。株式会社フジマキ・ジャパン代表取締役。

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