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「これ」だけ意識すればきれいになる。自律神経美人をつくる126の習慣

2020.07.08 公開 ツイート

起きたての100メートルダッシュは厳禁、準備運動的な朝食を 小林弘幸

「自律神経を整えることこそが、人生を最高に美しく幸せにする鍵」と語る小林弘幸さん。これまで多くのプロスポーツ選手、アーティスト、文化人へ、コンディショニングやパフォーマンスアップのための指導をされてきました。著書『「これ」だけ意識すればきれいになる。』では、そのメソッドが女性のための「心と体の美と健康法」として紹介されています。自律神経美人への道となる126の習慣から、一部をご紹介します。

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自律神経美人をつくる朝食

腸と自律神経を整える朝食のポイントは、起きぬけに水をコップ1杯飲み、あとはバナナ(あるいは季節のフルーツ)を食べること。さらに、朝はとにかく朝食をとることにすべての命=最大の意識を傾けてください。なぜなら、朝食こそが、その日一日の腸と自律神経のバランスを整えるための、一番の鍵になるからです。

(写真:iStock.com/istetiana)

朝にあまり時間がとれない人でも、バナナ1本なら手軽にとれます。しかも、バナナは腸内環境を整えるためにはとても効果的な食材ですし、カロリーも十分、美容に有効なミネラルもたっぷり含んでいるので、朝食には非常におすすめの食材なのです。でも、バナナが苦手という人は、別のフルーツでももちろん大丈夫です。朝、水を1杯飲んで、腸をやさしく起こしてあげてから、バナナなどのフルーツを少し食べる。さらに、ヨーグルトを食べれば、それで「自律神経美人をつくる朝食」はパーフェクトです。

もちろん、フルーツやヨーグルトを、青汁やグリーンスムージーなどに替えてもOKです。また、それだけでは足りないという人は、ごはんやトースト、サラダを加えた朝食にしても大丈夫です。

ただし、少し前に流行はやった「朝カレー」など、朝からあまりにもハードなものをたくさん食べるのは、好ましくありません。朝は腸も起きたばかりです。朝食にカレーを食べるということは、その起きたての腸にいきなり「100メートルダッシュをしろ」と言っているようなもの──。ですから、朝食は腸にとっては一日のウォーミングアップ=準備運動であると意識して、少し軽めなぐらいにしておくこと。それを、おすすめします。

そして、もし野菜ジュースを飲むならば、糖質のあまり多くないものを。糖質が少ないという意味では、青汁や自家製のグリーンスムージーなどは、いいと思います。

自分に合うヨーグルトを見つける

朝食に適しているヨーグルトですが、実はみなさんの腸内環境によって、合うヨーグルトは違っています。市販のヨーグルトにはさまざまなものがありますから、いろいろ試してみて、どのタイプがより自分の腸内環境を整えてくれるのか、確かめていただきたいと思います。

まず、1日100グラム、2週間~1カ月同じ種類を食べつづけてみてください。自分に合う、合わない、の判断ポイントは以下の4つです。

(1)便がバナナ状になった。(2)疲れにくくなった。(3)よい睡眠がとれるようになった。(4)肌が潤ってきた。

(写真:iStock.com/kuppa_rock)

このとき注意していただきたいのは、ヨーグルトを食べてお腹が張るといった症状が出るのは腸の環境が変わったためで、異常ではありません。その症状は3~4日で収まります。3~4日我慢して、その状態がまだつづくようなら自分には「合わない」と判断して、別のヨーグルトに替えることが重要です。

先程から述べていますが、腸内環境が整うと、副交感神経が上がり、細胞の末梢の循環不全を予防してくれます。それによって風邪をひきにくくなったり、冷えにも効果があります。ですから、腸内環境に合ったヨーグルトを見つけることが大事なのです。

関連書籍

小林弘幸『「これ」だけ意識すればきれいになる。 自律神経美人をつくる126の習慣』

「細胞のすみずみにまで、きれいな血液を流す」。それが、心身ともに健康で美しくなる鍵なのです。そのためには、「自律神経のバランスを、高いレベルで安定させる」こと。「腸」「食」「呼吸」「水」から、「メンタル」「恋愛」「ファッション」まで、日常生活の中で、自律神経を整えて美しくなるシンプルな習慣を伝授する、「きれい」のヒント満載。

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「これ」だけ意識すればきれいになる。自律神経美人をつくる126の習慣

「自律神経を整えることこそが、人生を最高に美しく幸せにする鍵」と語る小林弘幸さん。これまで多くのプロスポーツ選手、アーティスト、文化人へ、コンディショニングやパフォーマンスアップのための指導をされてきました。著書『「これ」だけ意識すればきれいになる。』では、そのメソッドが女性のための「心と体の美と健康法」として紹介されています。自律神経美人への道となる126の習慣から、一部をご紹介します。

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小林弘幸

1960年埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのパフォーマンス向上指導にかかわる。『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』『「これ」だけ意識すればきれいになる。自律神経美人をつくる126の習慣』『自律神経を整える「あきらめる」健康法』など、著書多数。

写真 ©Ichiro Kumada

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