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勝者の思考回路

2020.02.25 公開 ポスト

今からできる!「勝者の思考回路」を鍛える「感想」の持ち方柴田陽子(ブランドプロデューサー)

ブランドプロデューサー柴田陽子さんの新刊が2月20日に発売しました。

彼女の人生に迫り、成功の秘訣や仕事術を、ひも解いたのが、『勝者の思考回路 成功率100%のブランドプロデューサーの秘密』

柴田さんは、名だたる企業のトップから指名されるブランドプロデューサーです。

その活躍は非常に華やかで、『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)でも話題になりました。驚くことに、柴田さんは、独立して以来、「仕事をとるための営業をしたことがない」そうなのです!

それでも仕事の依頼が次々と寄せられています。そして着実に実績を残してきました。その秘訣を明かした本書より、試し読みをお届けいたします。

(写真:iStock.com/Kim Vermaat)

第1章 「勝者の思考回路」の基本より

勝者の思考回路は「感想」を持つことから始まる。 

□ 成功者になるために大切なのは「経験の多寡」ではなく、「何を思い、感じられるか」。

□「思考回路」の第一歩、「感想」のクセに注目しよう。

□ 当たり前の日常の中に“学び”があることに気づいて!
 

経験が人を育てる、とよく言われますが、良いことも悪いことも含めると、みんな何かしら、周囲から「へえ、そんなことがあったんだ」と言われるような経験をしているものです。私自身も、それなりに経験を積んで、そこで多くを学んできました。

中には、「ピンチどころの騒ぎじゃない!」ということもありました。

では、そうした特殊な経験がなければ、今の柴田陽子はいないのでしょうか? いいえ、私は「いる」と答えます。ピンチに立たされたことがなかったとしても、つら

い経験をしてこなかったとしても、やはり私は私だったと思います。というのも、「勝者の思考回路」を身につけられるか否かを決めるのは、経験の多寡ではなく、そこで「何を思うか、感じるか」だからです。感想の持ち方と持つ量こそが重要なのです。

だから、間違っても「私なんて普通すぎるから」などと考えないこと。どこにでも感想を持つべき対象はあります。

たとえばタクシーに乗っただけでも、私はいろいろな感想を持ちます。

「Suica決済が使えないタクシーに乗ったとき、以前は、運転手さんは『(そんな機械なんて)ないよ』と言ってたのに、最近は『すみません、(この車では)使えないんです』と言うようになっている。この言葉のちょっとした差から、Suicaが使えるタクシーがかなり増えていることが明らかだ」

そう感想を持つと、私の場合は、すぐにSuicaの普及率を調べます。そこから「外国ではどれくらいキャッシュレスが浸透しているだろう?」「いずれ日本もキャッシュレスが普通になる。もう長財布は必要なくなるな」と思考が進んでいきます。

こんなふうに、気になるものは、当たり前の日常の中にたくさんあります。

周囲の小さな変化が、どんなふうに時代の変化とリンクしているのか。なぜ今、コレが普及して(売れて)いるのか。昨日と今日とで売り上げのランキングが入れ替わっているのはなぜか。あの人は今顔色が少し変わったが、理由は何か。──ビジネスや人生に役立つヒントは、いつでも、あなたの目の前にあるのです。

ただし、気をつけなくてはいけないことは「ただ感想を持てばいい」というわけではないことです。

ある打ち合わせに、シバジムのスタッフと同行したときのことです。帰り道で、2人のスタッフがそれぞれこう言いました。

A「先方の〇〇さんは、人気ブランドの服を着てましたね。可愛かった!」

B「先方の〇〇さんと△△さんは、話すときに必ず目を逸そらしますね。あの2人の関係はあまり良くないのかもしれません。やりとりするとき気をつけます」

私が「持ちましょう」と言ってるのは、Bさんのような感想です。Aさんの感想は見たままを言葉にしただけにすぎません。もしそこから彼女が「彼女の服は**のブランドだから、今度の企画書では、こんな要素を加えたほうがいいかも」といった具合に発想を広げていたのであれば、「良い感想」になりますが……。

とにかく、ひとつの打ち合わせでもこれだけの差が生まれる、といういい例です。

「世界を広げたい」「新しい視点を身につけたい」という理由で、異業種交流会やセミナー的なものに通う人がいますが、そんなところに行くだけで、世界を広げたり、新しい視点を身につけたり、新しい自分を見つけたり、できるとは思えません。

普段と違う世界に身を置けば新しい感想を持てる、というわけではない。それよりも、今ある些細なすべてに「感想」を持つことです。今目の前にあるものに感想を持てない人が、新しいものに出合ったからといって面白い感想を持てるわけがありません。

感想のない経験など無意味だ、と私は断言できます。外に出るのもいいですが、その前に、もっと身近なところから学びを得られることを知ってください。

*   *   *

ただやみくもに感想を持つのではなく、どんな感想を持つのかが大切なのですね。これは今すぐはじめられるテクニックです! 次回はこの「感想」を持つことからもう1歩すすんだ思考をご紹介します。

次の更新は2月27日(木)。お楽しみに。

柴田陽子『勝者の思考回路 成功率100%のブランドプロデューサーの秘密』

「『張り合う』『負けない』は今の時代のエネルギーにはならない」「勝者の思考回路は『感想』を持つことから始まる」「小さなことに“すべて"が宿る」「すべてことに『理由』がなくてはならない」「『言う』と『伝える』は違う」「人の話の『聞き方』次第で、その後の人間関係が180度変わる」「『感動』と『言葉』と『ストーリー』が重なると、最強」「『たいへんなときに逃げなかった』経験は、絶対的な自信を与える」「人は品格がすべてです」 ほか、彼女がなぜ圧倒的な勝者として引く手あまたなのか?余すことなく伝える。  

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勝者の思考回路

柴田陽子さんの『勝者の思考回路 成功率100%のブランドプロデューサーの秘密』が刊行されました。
柴田さんは、名だたる企業のトップから指名されるブランドプロデューサー。
その業績は非常に華やかで、『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)でも話題になりました。
なんといっても驚くべきは、柴田さんは「独立して以来、仕事をとるための営業をしたことがない」ということ。
それでも仕事の依頼が次々と寄せられています。そして着実に実績を残してきました。
そんな彼女の人生に迫り、成功の秘訣を、ひも解きます!

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柴田陽子 ブランドプロデューサー

外食企業にて新規業態開発を担当した後、化粧品会社でのサロン業態開発などを経て、2004年「柴田陽子事務所」を設立。

コーポレートブランディング • 店舗開発 • 商品開発など多技に渡るコンサルティング業務を請け負う。セブン&アイ・ホールディングス「グランツリー武蔵小杉」総合プロデューサー、ミラノ国際博覧会日本館レストランプロデューサーを務める他、パレスホテル東京、東京會舘、東急プラザ渋谷など幅広くブランディングに携わる。

2013年秋アパレルブランド「BORDERS at BALCONY」を立ち上げ、デザイナーを務める。

 

 

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