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外食逆襲論

2019.10.31 更新 ツイート

飲食店をIT化し勝ち抜くのに必要な「8つのポイント」中村仁

50年に1度の「パラダイム・シフト」が起きているといわれる外食業界。どうすれば自分たちのお店を繁盛店にし、将来にわたって生き残ることができるのか……。業界シェアナンバーワンを誇る予約台帳サービス「トレタ」を開発・運営する、中村仁さんの『外食逆襲論』は、外食産業に従事している人なら必読の一冊。あの堀江貴文さんをして、「これを読んだ人しか、未来の外食業界で生き残れない!」と言わしめた本書より、重要ポイントを抜粋してご紹介します。

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IT化に成功する店、失敗する店

これまで、私たちトレタは数多くの飲食店のIT化のお手伝いをしてきました。

(写真:iStock.com/Weedezign)

その中で、「IT化に成功するお店」と「失敗するお店」には、一定のパターンがあることに気づきました。ここでは、IT化を成功させるためのポイントを8つに整理してご紹介していきたいと思います。

(1)目的を明確にし、ツールに振り回されない

ITはあくまでも手段であって、目的ではありません。

極端な言い方をすると、ITツールは電話と本質的には変わりません。電話を入れたからといって、どんなお店でも繁盛するわけではありませんよね。電話でどんな顧客対応をするのか、電話を業務の中でどう使いこなすかが大切なはずです。

「実現したいお店づくりのために、どうITを使うか?」という視点を忘れないでください。

(2)自社開発でなく「SaaS」を使う

これからIT化を目指す飲食店は、絶対にSaaS型のサービスを選択すべきです。

SaaSはクラウドベースなので、基本的にはすべての法人、店舗が同じソフトウェアを利用します。その結果、外食の歴史上初めて、業務ノウハウやオペレーションの知見が業界全体で広く共有され、業界の進化がうながされていくのです。

月額課金である点にも大きなメリットがあります。ソフトウェアは「所有」せず、利用料を払うだけなので、サービスによっては初期費用ゼロからスタートできます。

(3)ツールを業務に合わせるのでなく、業務をツールに合わせる

「うちのオペレーションは特殊だから」という理由で、「このツールのこの部分を、こういうふうにカスタマイズしてくれないか」という要望がよく出ます。これはむしろ店舗のIT化のポテンシャルを阻害して、成果を限定的にしてしまう発想だと理解してください。

ツールを体に合わせようとするのではなく、体をツールに合わせましょう。いまの業務をツールに合わせて変えていきましょう。

(4)欲張らない。100%主義に陥らない

「どうせやるなら、業務を完璧に自動化したい」

「この際全部解決したい」

気持ちはわかりますが、IT化に取り組むなら、まずは60点くらいを目指しましょう。それでも十分に導入の成果が出るはずです。人力オペレーションは、それくらい効率が悪いのです。

試行錯誤しながら、少しずつ改善して80点を目指していけばよいのです。

トップのコミットメントが何より大切

(5)機能の豊富さは「お得さ」ではないと知る

本当の「ITリテラシー」とは、ありとあらゆる機能を使いこなせるようになることではありません。自分たちに必要な機能を選び出し、それに特化して習熟度を高めることができる、そういうスキルのことです。

(写真:iStock.com/littlehenrabi)

ITツールを選定すると決めたら、

A. 自分たちにとって絶対に必要な機能(=ないと困る機能)は何か

B. あったらいいかも、と思う機能は何か

C. 自分たちに必要なさそうな機能は何か

という3段階で求めるものを分類し、Aだけに注目してツールの評価をするべきです。

(6)導入はゴールでなくスタートである

IT導入の成功のカギはツール選定にあるのではなく、そのあとのオペレーション構築にあります。

そのために欠かせないのは、お店のオペレーション改善への執念であり、それを支えるIT事業者のサポート力です。

IT事業者は、飲食店にとって商品を納入するだけの「業者」ではありません。ともに繁盛を築き上げていく「パートナー」にならなければいけないと、私は確信しています。

(7)今日から始める、いまから始める、まずやってみる

いまからITによる経営革新を目指すなら、何より大切なのは「少しでも早く始めること」です。ITの世界では、少しでも他社より早く始めてデータ量で差をつけてしまえば、圧倒的な先行者利得を得ることができるからです。

一日でも早くスタートできれば、そのぶん運用のノウハウも早く蓄積します。だからこそ、細かい機能の有無にこだわってスタートを遅らせてしまうのではなく、少しでも早く導入することを考えてください。

(8)トップがコミットせよ

もっとも必要不可欠なのは「トップのコミットメント」です。

飲食店では、現場や店長がIT化の要望を上げても、「よくわからないから」「好きじゃないから」「自分たちの時代はそんなものを使ってこなかったから」という理由でトップが却下することも少なくありません。

しかし、わからないからこそ、自分たちの時代にはなかったからこそ、いま現場を預かる人たちの判断を信じて、彼らにIT化という大きな取り組みを託すべきです。

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10月31日まで、飲食業界に携わる方たち限定でこの書籍のPDF版を無料で配布します。トレタのフォームから情報をご記入の上、ダウンロードしてください。

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50年に1度の「パラダイム・シフト」が起きているといわれる外食業界。どうすれば自分たちのお店を繁盛店にし、将来にわたって生き残ることができるのか……。業界シェアナンバーワンを誇る予約台帳サービス「トレタ」を開発・運営する、中村仁さんの『外食逆襲論』は、外食産業に従事している人なら必読の一冊。あの堀江貴文さんをして、「これを読んだ人しか、未来の外食業界で生き残れない!」と言わしめた本書より、重要ポイントを抜粋してご紹介します。

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中村仁

株式会社トレタ代表取締役。パナソニック、外資系広告代理店オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパンを経て、2000年に西麻布で飲食店を開業。立ち飲みブームのきっかけとなった「西麻布 壌」を皮切りに、とんかつ業態「豚組」、豚しゃぶ業態「豚組しゃぶ庵」などの繁盛店を世に送り出す一方、ツイッターを活用した集客で2010年に「外食アワード」を受賞。2013年に株式会社トレタを設立し現在に至る。

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