1971年8月2日生まれ、東京都豊島区出身。
1987年3月、中学卒業後、祖父・五代目柳家小さんに入門、前座名「九太郎」。
1989年9月、二ツ目昇進、「小緑」と改名。
1994年3月、戦後最年少の22歳にて真打昇進、「花緑」と改名。
『にほんごであそぼ』(NHK教育)で紹介した「寿限無」が子どもたちの間で大ブームとなり、人気・知名度ともに全国区に。
着物と座布団という古典落語の伝統を守りつつも、近年は劇作家などによる新作落語や都道府県落語を、洋服と椅子という現代スタイルで口演する「同時代落語」にも挑戦している。更に、2015年5月 にはバレエの名作“ジゼル”を江戸時代に置き換えた花緑の創作落語「おさよ」と、東京シティ・バレエ団のバレエ「ジゼル」という異色のコラボレーションが実現した『花緑のバレエ落語「おさよ」』を公演。大きな反響を呼び、2017年には東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団が加わり『新・おさよ』として再演された。
また、同年に発売した著書『花緑の幸せ入門「笑う門には福来たる」のか? スピリチュアル風味』(竹書房)の中で、自身が発達障害の一つ“識字障害(ディスレクシア)”であることを公表。
多方面から反響があり、テレビや雑誌等への出演の他、全国の発達障害をテーマとした講演会へも多数登壇している。
落語家としての活動以外にも、ナビゲーターや俳優としてテレビ、舞台などでも、幅広く活躍中。