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老人一年生

2017.06.25 更新 ツイート

第3回

76歳の近所の人に「あんた男盛りだね」と言われてゾッとした副島隆彦

老いるとはどういうことか。5つの老人病(痛風、前立腺肥大、高血圧、頸痛(けいつう)・腰痛、慢性気管支炎)に次々襲われた著者64歳の体験記。著者は痛みにどう対処したのか。余計な手術ばかりする整形外科医と、長生き推奨医の罪も糾弾する痛快エッセイ。――『老人一年生』(副島隆彦著)

 

 

 街中、白髪の老人だらけ

 私はまだ老人になったばかりの一年生だから、“年季の入った”老人たちが、お互いに本当は何を話しているのか、実のところまだあまり分かっていない。聞き取り調査をしたわけでもないので、私の自分の観察眼力(がんりき)の範囲で書いている。

 高齢者が互いにいたわり合っているのかも分からない。老人になるほど、みんなバラバラでいろんな人がいて、「他人と口をきくのももうイヤだ」と偏屈(へんくつ)になっている人もいる。ゲートボール場では、みんな手術自慢をしている、という話を聞いたこともある。

 それでも話し合える仲間がいるというのは幸せなことだ。仲間がいなくなってひとりでポツンと孤立している老人がたくさんいる。

 ある日、「街中、老人ばかりだな」と悪態(あくたい)をついていたら、「ア、私も白髪(しらが)の老人じゃないか」と気づいて、タクシー運転手の老人と笑い合う、という経験もした。

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老人一年生

5つの老人病(痛風、前立腺肥大、高血圧、頸痛・腰痛、慢性気管支炎)に次々襲われた著者・64歳の体験記。老化のぼやきと、骨身にしみた真実を明らかにする痛快エッセイ。

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副島隆彦

評論家。副島国家戦略研究所(SNSI)主催。1953年、福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校教師、常葉学園大学教授等を歴任。政治思想、金融・経済、社会時事評論などさまざまな分野で真実を暴く。「日本属国論」とアメリカ政治研究を柱に、日本が採るべき自立の国家戦略を提起、精力的に執筆・講演活動を続けている。主な著書に、『属国・日本論』(五月書房)、『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』(講談社+α文庫)、『世界権力者 人物図鑑』『トランプ大統領とアメリカの真実』(日本文芸社)、『ヒラリーを逮捕、投獄せよ Lock Her Up!』(光文社)、『税金官僚から逃がせ隠せ個人資産』(幻冬舎)などがある。

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