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専門医が教える 体にやさしいハーブ生活

2016.11.03 公開 ツイート

完全主義の敏感な心をゆるめ 安眠と仲よくなれる オレンジフラワー 橋口玲子

  お茶にして飲んだり、料理のアクセントに活用したりするハーブは、それぞれにさまざまな効能があります。薬に頼りたくないとき、また、病院に行くまでもない不調におすすめです。

『専門医が教える 体にやさしいハーブ生活』には、そんなハーブの効能がくわしく解説されています。試し読みとして、その一部を公開します。

 

* * *

  

 完全主義の敏感な心をゆるめ 安眠と仲よくなれる

 オレンジフラワー

  

 どんなハーブ?
 オレンジフラワーはオレンジブロッサムとも呼ばれ、ビターオレンジの花をいいます。ティーによると誰もが好むフローラルでフルーティーな香り。中国では「洛神(らくしん)」と呼ばれ、糖尿病患者用のお茶に配合されます。高級精油・ネロリの原料としても知られます。

   どのように効く?
 オレンジフラワーのティーを口にふくんでゆっくり味わうと、まもなくイライラのもとが溶けて流れていくような気分になります。
 その味の余韻を楽しみながら目を閉じると、今日のストレスや明日の不安がだんだんささいなことに思えてきます。

   どんなひとに効く?
 その日あったイヤなことや、明日の予定が気になって気持ちの切り替えがうまくできない人や、ストレスを感じると腹痛や下痢を起こす人に。

 どんなときに効く?
 深夜の帰宅で疲れ、すぐに寝つきたいとき。翌朝、早起きしなければならないとき。また、刺激的なテレビやビデオの画像が頭から離れないとき。

  

 【プロフィール】

 ●種別:ミカン科

 ●学名:Citrus aurantium

 ●有効成分:リナロール、ゲラニオール、フラボノイドなど

 ●利用できる部位:花

  

 <作用・適応>

 ●鎮静・健胃・強壮

 ●抑うつ・不眠・月経前緊張症・過敏症腸症候群

 

  次回は11月7日更新予定です。

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橋口玲子

東邦大学医学部卒。医学博士。内科・小児科医。神奈川県南足柄市の緑蔭診療所で中国医学と西洋医学に、ハーブ療法やアロマセラピーによるセルフケアを取り入れた医療を実践。主な著書に『補完・代替医療 ハーブ療法』(金芳堂)、『医師が教えるアロマ&ハーブセラピー』(マイナビ)、今日からはじめる野菜薬膳』(マイナビ)、『世界一やさしい野菜薬膳』(マイナビ)など。

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