
カレーうどんの下にとろろとごはん
ってどーゆーこと?
旅の途中で降り立った愛知県の豊橋駅。ちょうどお昼時。どんな名物があるのかな~と検索すると「豊橋カレーうどん」なるものがヒットしたのだった。
豊橋カレーうどんとは、
1 自家製麺を使用する
2 器の底から、ごはん・とろろ・カレーうどんの順に入れる
3 豊橋産のウズラ卵を使用する
4 福神漬又は壺漬・紅しょうがを添える
5 愛情を持って作る
以上の五箇条が決まりのようだ。
めっちゃ食べてみたい!
豊橋カレーうどんが食べられるおすすめの店を観光案内所で何軒か教えてもらい、駅から徒歩10分ほどの勢川本店へ。
10人ほど待っていただろうか。名前を書いて待つこと約15分。
「相席でもいいですか?」
とお店の方。
「いいです!」
一階の座敷席へ通される。店内は座敷の他にテーブル席、二階に案内されている人たちも。
天ぷらうどんや冷やし中華などメニューはいろいろあるが、ここはもちろん、豊橋カレーうどん。
どんなのかな~
というワクワク感はない。なぜなら相席の男性の豊橋カレーうどんがすでに見えてしまっているからだ。紙のエプロンを付け、ハフハフ食べていた。
ほどなくしてわたしの前にも豊橋カレーうどんがやってきた。
昔ながらの黄色いカレー。カレーしみしみの三角の油揚げが見え隠れしていて、食べる前からもうおいしそう。
カレーも好きだが、油揚げも好きなのだった。たいがいのものは油揚げでいけるとすら思っていて、カレーの肉はもちろん、たこやきのたこも、からあげの鶏肉も、うな重のうなぎもわたしは油揚げ代用OKなくらい。今回の二泊三日、愛知県旅では豊橋市のお隣、豊川市にある豊川稲荷も観光したのだけれど、豊川稲荷といえばきつね、きつねといえばお揚げ。参道には名物のいなり寿司もちろん、油揚げをバンズに見立てた「おきつねバーガー」を売る店も(むろん食べた)。カリッと焼いた油揚げにトンカツと野菜がサンドされているという夢のようなB級グルメである。油揚げ好きとしては、油揚げのさらなるコラボ化を願うばかり。モスバーガーあたりでやってくれないだろうか……。
さて、話は戻って豊橋カレーうどん。出汁のきいたカレーは濃い味で、頭にガツンとくるおいしさ。
口に入れる→すぐに何味かわかる
このストレートさが心地いい。
豊橋カレーうどんの食べ方として、「器の底へ箸をさして混ぜないように」とあり、その理由は「楽しみが半減してしまう」かららしい。
確かに、そのとおり。
ごはんにかかったとろろがカレーをガードしているので、ごはんにはカレーが染み込んでおらず白いまま。うどんを食べ終えたあと、第二幕のカレーライス劇場が始まるのである。久しぶりに食べるウズラ卵もほくほく優しくて、豊橋がウズラ卵の生産全国一位ということを豊橋カレーうどんで知るのであった。
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ハレの日も、そうじゃない日も。
イラストレーターの益田ミリさんが、何気ない日常の中にささやかな幸せや発見を見つけて綴る「うかうか手帖」。










