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キングコング西野が語る最新刊『北極星 僕たちはどう働くか』

2026.03.02 公開 ポスト

出版不況が叫ばれるこの時代に、なぜ初版10万部という決断が可能だったのか西野亮廣(芸人・絵本作家)

キングコング西野亮廣さんのビジネス書最新刊『北極星 僕たちはどう働くか』が、発売前から世間をザワつかせている。初版10万部というスタート!⇒予約スタートと同時にAmazon書籍総合1位!⇒あまりの反響で、発売前重版が決まり、すでに12万部!…という感じ。

西野さん自らの言葉を、こちらで紹介する。(西野さんのX:西野亮廣(キングコング) @nishinoakihiroより)

*   *   *

3年ぶりとなる新刊『北極星 ~僕たちはどう働くか~』の予約受付がスタートしました。

本書では、これからの時代を生き、働いていくうえで不可欠になる
「投資」「心」「販売・集客」という三つのテーマについて論じています。

内容の詳細については、今後さまざまな場でお話しする機会があると思いますので、今日は別の角度から、本書にまつわる一つの問いに焦点を当てたいと思います。

それは、

「出版不況が叫ばれるこの時代に、なぜ初版10万部という決断が可能だったのか」

という点です。

書籍制作において、「初版部数」は極めて重要な指標です。
初版が少なければ、そもそも書店に並ばない、あるいは「近所の書店では買えない」という事態が起こり得ます。
そのため、著者としては「できる限り初版を多く刷ってほしい」と考えるのが自然です。

一方で、出版社には出版社の論理があります。

多く刷れば刷るほど、売れ残った際の在庫リスクを負うのは作者ではなく出版社です。

そのため出版社は、「完売による機会損失」よりも、「在庫を抱えるリスク」をより重く捉えがちになります。

ここで誤解のないように補足しておくと、出版社は「完売による機会損失」を積極的に狙っているわけではありません。あくまで、「在庫を抱えるよりは、まだマシ」という判断です。

こうした構造がある以上、初版部数を大きく設定したくても、出版社が慎重になるのは当然のことです。

では、なぜ今回、西野亮廣の最新刊『北極星 ~僕たちはどう働くか~』は【初版10万部】という数字に踏み切ることができたのか。

仕組みは極めてシンプルです。
それは、本来であれば出版社が負うはずだった初版リスクを、著者側が引き受けたからです。

より正確に言えば、そのリスクを、僕個人が背負ったのではなく、僕の挑戦に共感してくださった「事業投資型クラウドファンディング」の支援者の皆さんが、分散して引き受けてくださった。

言い換えるならば、これは「究極の自費出版」とも言えるモデルです。

もちろん、他の著者が同じように
「自分でリスクを取るから10万部刷ってほしい」と言えば成立する、という話ではありません。

そもそも書店が受け入れる部数は、過去の販売実績に大きく左右されるので。

そして、もう一つ。

「なぜ5万部でも8万部でもなく、10万部だったのか」という理由についても触れておきます。

理由は、10万部にすると、書籍の開発費が1億円台に乗るからです。

これは、事業投資型クラウドファンディングにおける「見せ方」を意識した判断でもあります。

同じ内容であっても、「7000万円を集めます」よりも「1億円を集めます」と掲げた方が、金額のインパクトがあり、結果として支援が集まりやすい。
そうしたマーケティング上の判断がありました。

以上が、出版不況が叫ばれる時代に「初版10万部」という決断ができた理由と、「10万部」にした理由です。

最後に。
『北極星 ~僕たちはどう働くか~』の出版、さらには「出版」と「事業投資型クラウドファンディング」を組み合わせた今回の取り組みの根底にあるのは、
一生懸命働いているのに報われにくい人たち、
数年後に社会へ出る子どもたち、

そして、不況の中でギリギリの判断を迫られている出版社や作家へのエールです。

前田敦子さんの言葉を借りるなら、
僕のことは嫌ってもらって構いません。
ただ、『北極星 ~僕たちはどう働くか~』に書かれている情報と、
今回のマーケティングの構造を理解し、
ご自身の未来を守るための材料として使っていただけたら、これ以上の喜びはありません。

(2026年2月2日のXより)

▼西野亮廣最新刊『北極星 ~僕たちはどう働くか~』
3月12日に、紀伊國屋書店新宿本店でサイン会!詳細はこちら

関連書籍

西野亮廣『北極星 僕たちはどう働くか』

「僕がここで本に書かなかったら、日本は、重大な選択肢を失ったまま、この先、5年10年過ごすことになる。」 ――24万部突破のベストセラー『夢と金』から3年の間に、日本人の誰も経験していないビッグスケールの挑戦から得た知見を、すべて本書に詰め込んだ! 西野亮廣のビジネス書史上、ブッちぎりの最高傑作。

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キングコング西野が語る最新刊『北極星 僕たちはどう働くか』

キングコング西野亮廣さんのビジネス書最新刊『北極星 僕たちはどう働くか』が、発売前から世間をザワつかせている。初版10万部というスタート! ⇒予約スタートと同時にAmazon書籍総合1位! ⇒あまりの反響で、発売前重版が決まり、すでに12万部! …という感じ。

これまでのビジネス書が(『革命のファンファーレ』『新世界』『夢と金』など)、すべてベストセラーになっている西野さんだが、今作は「西野亮廣のビジネス史上、 ブッちぎりの最高傑作!」と言っていい内容だ。

日本人の誰も経験していないような壮大な挑戦から得た知見を、すべて詰め込んだ1冊なのだが、いったい、どんな思いで、どんなことを書いているのか?

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西野亮廣 芸人・絵本作家

1980年兵庫県生まれ。芸人・童話作家。
黒いペン1本で描いた絵本『Dr. インクの星空キネマ』を皮切りに、モノクロの絵本『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』、カラーの絵本『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』『チックタック~約束の時計台~』『みにくいマルコ~えんとつ町に咲いた花~』、小説『グッド・コマーシャル』、ビジネス書『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』『新世界』『ゴミ人間』『夢と金』など、幅広いジャンルで続々と著作を刊行、すべてがベストセラーとなっている。最新刊『北極星 僕たちはどう働くか』も初版10万部スタートで、発売前重版が決まるほど。
原作・脚本・製作総指揮を務めた『映画 えんとつ町のプペル』(2020)では、映画デビュー作、かつコロナ禍にもかかわらず動員196万人、興行収入27億円突破、第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞という異例の快挙を果たし、海外の映画賞も数々受賞。同じく原作・脚本・製作総指揮を務めたコマ撮り短編映画『ボトルジョージ』(2024)でも第97回米アカデミー賞のショートリスト入りを果たした他、大躍進が続いている。
また、ミュージカル『えんとつ町のプペル』でも、製作総指揮・原作・脚本を務めると、3万席のチケットが開幕前に完売し、総制作費4億5000万円も初週で回収を完了。圧倒的世界観が国内外で好評を博した。ニューヨーク・ブロードウェイでは、ミュージカル『CHIMNEY TOWN』の制作も進行している一方で、共同プロデューサーを務めた舞台『OTHELLO(オセロ)』(2025、主演:デンゼル・ワシントン、ジェイク・ギレンホール)は、ブロードウェイ週間興行成績で3週連続1位に輝いた。
そして、映画「プペル」シリーズ第2弾、『映画 えんとつ町のプペル~約束の時計台~』(2026年春公開)では、事業投資型クラウドファンディングによって、製作費4億8000万円を、34時間で集めている。

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