生き方
土足で部屋へ入ってきた体格の良い男は、唖然としている美しい青年を嘲笑うように雑に蹴飛ばした。部屋の端まで吹っ飛んだ携帯電話を拾い、平然とした表情でメールをチェックした後、先ほどより深い笑みを浮かべながら丁寧にもう一度蹴飛ばした。美しい青年のボサボサの髪は己の胃液を吸い、かさついた頬にへばりつく。余白を楽しむように、数分の時間を置いてから体格の良い男は美しい青年を正座させる。そして、ようやく口を開いた。
「五百万でいいよ。お前ホストだろ?」

歌舞伎町のホストで寿司屋のSHUNが短歌とエッセイで綴る夜の街、夜の生き方。

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