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次元上昇日記

2026.01.09 公開 ポスト

2025年1月7日 古代エジプトの知恵辛酸なめ子

このところ急に寒くなった上、部屋のエアコンがほとんど効かず、冷え性なので耐え難い日々を送っています。電気毛布を体にかけたりしてなんとか仕事している状況です。でも、ふと、カーネリアンが血行アップの石だったことに気づいて、カーネリアンの指輪をつけたら、手が温かくなって驚きました。やはりパワーストーンはパワーがあるんですね。

ちょうど少し前にラムセス大王展に行ったら、当時のゴールドの宝飾品がたくさん展示されていました。多く使われていた石が、 カーネリアン、ラピスラズリ、トルコ石、長石。調べたらそれぞれ、カーネリアンは「生命力・血・行動力」、ラピスラズリは「神と人をつなぐ通信回路」、トルコ石は「守護・再生・調和」、 長石は「日常世界のバランス」といった役割担当みたいです。単に美しいだけではなく、実用的で、健康や精神安定のために必要なアイテムだったのでしょう。

ラムセス2世といえば父王はセティ1世。もしかしたら、古代エジプトの巫女の記憶を持つオンム・セティの本に出てくるかも、と思い「転生」を読み返しました。

オンム・セティ(本名ドロシー)は、1904年に生まれ1981年に亡くなったエジプトの考古学者。臨死体験をきっかけに過去生を思い出し、3000年前に自分はファラオの愛人だったことを思い出します。

そのときのセティ1世は、3000年経っても愛人だった彼女のことを忘れず、アストラル界から会いにきたり、または彼女も魂がトリップしてアストラル界の宮殿に会いに行くようになります。そのエピソードが本になったり研究対象になったりしています。

古代エジプトでは死後も、永遠の生命を持って楽園のような世界で生きるのを目指していました。そのためのさまざまな儀式や呪術は功を奏し、ドロシーが生きていた1900年代もアストラル界の宮殿で暮らしていたようです。アストラル界が快適でずっとそこに住んでいるのでしょうか。

今回の展示で見たラムセス大王はかっこよくてスパダリ感が漂っていましたが、ドロシーがアストラル界で実際に会ったときも素敵な男性だったようです。

ラムセス大王の彫像。手を合わせて拝んだら助けてくれそうです。

ドロシーがアストラル界で会ったラムセスの描写はこんな感じです。

「何度もアストラル体の姿で王様を訪ねて、すてきな夜を過ごしたわ。大神官のメリイとその愚かな妻のこと、大神官ウェンネフェルのこと、それにセティの家来たちのことも覚えている。ラメセスがいたときもあった。まだ若かったラメセスは、馬の引き具をもてあそびながら、鼻歌を口ずさんでいた。元気がよくて、すてきな方だった。それにとてもハンサムだった。……その晩、 王様がおっしゃったの。今後、人間として物質化して、そなたのもとを訪れてもよいかと。王様は、 自分の気持ちを察してもらいたかったのね。ラメセスは鷹のような目で見つめていたわ。私はいった。もちろんですとも、と」

ラムセス2世は約90歳まで生きていたのに、あの世では青年の姿だったそうです。そのことについてドロシーがセティ1世に尋ねると

「王様は、どのくらいの姿で現れるかは、自分で選ぶことができるのだとおっしゃった。ただし、死んだ歳よりも老いた姿にはなれない・・・・・・子供のときに死んだ者が、大人の姿で残れることはできないというわけね。王様は、ほとんどの者は自分が地上でもっとも幸せだった頃の姿を選ぶとおっしゃった。だからラメセスも、いつまでもカデシュの戦いのときの若い英雄の姿でいたかったのでしょうね」という答えだったそうです。

ラムセス2世、本当にカデシュの戦いの成功体験が一番いい思い出のようです。ドロシーは、ラムセスは何歳になってもティーンエイジャーのようだと評しています。

「目に魔性のような輝きをたたえた、性格はいいのだけれど、騒々しくて、落ち着きのない男の子」だそうです。「彼には、他人の記念碑に自分の名を彫り込むという困った癖や、自己顕示欲がつよすぎるという傾向があった」というのも気になるところです。遺跡の中で彼のものとされている碑文も、違う人のものに上書きしているのもありそうです。

ドロシーは霊体とはいえ、王族と交流できて楽しそうです。最初にアストラル体で地上を訪れたセティ1世は、「最後に見た自分の姿」、ミイラ姿で現れてドロシーを怖がらせたそうですが、そのあとは五十代の前半で現れるように。ドロシーの過去生といい仲になっていた頃が一番幸せだったと王は語りました。

ドロシーが、どうして、即位したときの歳を選ばなかったのかセティ1世に聞いたら「王になることは幸福ではなかった。それは辛い徒労にほかならなかった」という正直すぎる答えが。

古代エジプトのファラオは栄華を極めて人々に敬われ、満たされていそうですが、実際は「辛い徒労」だったとは。ファラオも楽じゃないです。自由な庶民が一番と、時空を超えたメッセージを受け取りました。

展示で最もかわいかったのは、当時描かれた猫の絵。
牧羊犬のようにガチョウたちを誘導しています。
古代エジプトではネコも働いていたのでしょうか。

 

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辛酸なめ子

近著に「スピリチュアル系のトリセツ」(平凡社)、「電車のおじさん」(小学館)、「無心セラピー」(双葉社)、「新・人間関係のルール」(光文社新書)、「女子校礼讃」「辛酸なめ子の独断! 流行大全」(中公新書ラクレ)など。

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