Moonlighting=会社に内緒で副業をする
He lost his job for moonlighting.
先日、英語字幕で映画を見ていたら、そんなフレーズを見つけました。
He lost his job と言っているので、とりあえず「彼」が失業したのはわかったのですが、なぜ突然失業してしまったのか、映画の続きを見てもよくわかりません。
全文を直訳すると「彼は月明かりのために失業した」となりますが、月明かりのせいで職を失うとは、どういうシュチュエーションでしょうか。実は彼は狼男で、満月の日にそれがバレて失業、とかそういうことなのでしょうか。
いったん映画を止めて、調べてみたらこういうことでした。
Moonlighting=会社に内緒で副業をする
昼間に会社の仕事をして、夜、月明かりのなかで副業をする、そんなイメージでしょうか。また「会社に内緒で」という後ろ暗い気持ちも月明かりで表しているのかもしれません。
他にも例文を調べてみたらこんなものもありました。
Tom broke his employment agreement by moonlighting as a taxi driver.
(トムはタクシー運転手の仕事をこっそりしていたために雇用契約を破った)Our company policy clearly states that employees are not allowed to moonlight without prior approval.
(当社の社則では、従業員は事前の承認なく副業をすることは許されていないと記している)
あくまで「内緒で副業している」場合のフレーズで、きちんと会社に許可をとった副業の場合はこのようには言わず、“have a side job” や “do freelance work on the side”などと言うみたいです。
実は私も20年ほど前に勤めていた会社でmoonlightingしていて、それがバレて怒られたことがありました。社長の温情で幸いクビにはなりませんでしたが、当時は「給料安いんだから当たり前じゃん」と怒られたことに対して生意気にもプリプリしていました。今考えればちゃんと承認をとればよかっただけのことです。 そこから時は流れて、現在は複業の時代、複数の本業を持つ人も増えています。私の周りにもそういう人が多いので「ちゃんと社則確認している? うっかりmoonlightingになっちゃってない?」と今度うそぶいてみたいと思っています。
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※この記事はWeb版GOETHEに掲載された記事を再編集したものです
英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」

35歳・英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者による英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」。「その英語力でよく来たね(笑)」と笑われて2年後、英語力未だ0.5であえなく帰国。だけど日本にいたって、きっともっと英語は覚えられる! 下手でもいいじゃない、やろうと決めたんだもの。
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