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神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること

2025.11.15 公開 ポスト

11月 陰をあたたかく迎える

神々がしていることを真似すると、運が開く!11月には何をすべき?桃虚(神職/ライター)

意外や意外。12月の年末にやりがちなことを、11月にするだけで、運気が上がる!?!

神職さんが教えてくれる『神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること』より、貴重なお話。

*   *   *

体がよく動く11月に、今年のまとめと来年の準備をすると吉

神々たちが活発にその神威を発揮する11月。

この時節は、私たち人間も、夏の暑さのダメージから回復して、体がもっともよく動き、米をはじめとする収穫物もおいしくいただける季節ですよね。

神社へ行き、神々のみなぎる力を授かる気持ちでおまいりすれば、より一層すがすがしい気持ちになって、いつもよりもたくさんのことができそうな気がしてきます。

出雲では、神々が、翌年の良縁と豊作について会議をしています。今年の締めと来年の計画立てを、もう11月にしてしまっているのですよね。さすがは神々、仕事が早い。

運を開く方法として、神々がしていることを真似する、というものがあります。

私たちも、神々とタイミングを合わせて、この月に、今年のまとめと来年の計画を立てしまうのが吉、となるのは間違いないでしょう。加えて、これまでは年末にやっていたことを前倒しで済ませてしまえば、暮らしがとても楽にまわって、運も開けてきます。

たとえば、大そうじ。11月の休みの日を使って、1時間ずつしてしまう、というのは如何でしょうか? そうすれば、12月には「年神様を迎える仕上げ」だけで済みます。

特に、網戸やベランダ、窓の桟、玄関など、寒い日にするのがきつい箇所は、11月に入ってすぐの休日にすると、寒さがきびしくなる前にぴかぴかになり、気分も上がります。

(イラスト:宮下 和)

それから、年賀状の作成。最近では作らない方も多いかもしれませんが、11月にすこしずつ進めれば、年賀状を書く時間そのものが、心の鎮めになります。スマートフォンによって、

「濃くて早い」やりとりが増えれば増えるほど、葉書の「薄くて遅い」やりとりが癒しになる、という構図がある気がします。年賀状では、近況報告をせずとも、新年の祝言(ことほ)ぎを直筆で書くだけでいいと思います。年に一度、文字をやりとりするだけの関係が与えてくれる滋味を、この機会に再発見してみては如何でしょうか。

(イラスト:宮下 和)

他にも、クリスマスと正月のしつらいの準備。レストランの予約、おせちづくりの段取り、お年玉用新札の準備、などなど。年末年始に旅行に行かれる方は、その準備もしておくとよいでしょう。

神々が出雲で今年の総括をし、来年の計画を立てる11月。そのタイミングに合わせて、体を動かす作業を実行してみると、するするできることに気づくはずです。神々が出雲へ行くときに風に乗るように、軽やかに風に乗るあんばいで、不思議とすいすい物事が片付いていきますよ。楽にできた。早めに済ませた。家がきれいになった。徳を積んだ気がする。それは一種の成功体験となって、来年からの過ごし方が、確実に良い方へ変わっていきます。

関連書籍

桃虚『神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること』

古(いにしえ)より、「生活の知恵」は、「運気アップの方法」そのものでした。季節の花を愛でる、旬を美味しくいただく、しきたりを大事にする…など、毎月を、楽しく&雅(みやび)に迎えれば、いつの間にか好運体質に! 四季を「見る」「聴く」「匂う」「触る」「味わう」……。 「五感」を磨けば、1年間幸運がめぐり、運だけでなく、体も、脳も、生活も、みるみる華やぎます! ポイントは、小さな変化を敏感に感じとり、そして”楽しむ”こと。 四季の豊かな日本には、古来から、その楽しみ方のノウハウがたくさん伝わってきています。

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神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること

古(いにしえ)より、「生活の知恵」は、「運気アップの方法」そのものでした。季節の花を愛でる、旬を美味しくいただく、しきたりを大事にする……など、五感をしっかり開いて、毎月を楽しく&雅(みやび)に迎えれば、いつの間にか好運体質に!

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神主さん直伝。「一日でも幸せな日々を続ける」ための、12カ月のはなし。

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桃虚 神職/ライター

1970年インド(ムンバイ)生まれ、東京育ち。 ライター業を経て、大阪府枚方市の片埜神社にて神職歴20年。 「神社新報」で連載など。筆名の「虚(とうきょ)」の、「桃」は無邪気の象徴、「虚」は素直な心を表す

最新刊に『神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること』。

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