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神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること

2025.11.02 公開 ポスト

11月 陰をあたたかく迎える

「神無月」は、出雲地方でのみ「神在月」と呼ぶとか。出雲に集まった神々は何してるの?桃虚(神職/ライター)

11月。出雲に集合した神々は、来年の豊作だけでなく、男女の縁をふくむさまざまな良縁なども決めてるんだそうで…!

そんな11月に、出雲で吹く西風は「神渡し」「神送り」と呼ばれているの、知ってましたか?

神職さんが教えてくれる『神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること』より、耳ダンボ!になる話。

*   *   *

神々が出雲に集い、来年のことを決める会議

日本全国に、数えきれないほどの神様がお祀りされていますが、活発な神々は、この時期に、出張に出かけると言われています。出張先は出雲。今の島根県です。

とはいっても、日本中の神々すべてが出雲に集合するわけではありませんし、そもそも神様は形や質量を持った物質的な存在ではないので、出張にでかけても、自分の本拠地である神社が留守になる、ということはありません。

けれど、たくさんの神々をお迎えする立場の出雲地方では、「神無月」を「神在月」と書いて「かみありづき」と呼んでいます。この名づけ方もオシャレですよね。

八百万の神様たちは、風に乗って出雲へ向かうと考えられています。ですので、この時期に吹く西風は「神渡し」や「神送り」などと呼ばれます。

出雲に集合した神々は、来年の豊作、男女の縁をふくむさまざまな良縁など、人があらかじめ知ることができないことがらについて決める「神議(かみはか)り」をします。

(イラスト:宮下 和)

これは神々の会議ですから、話し合いからの多数決、というような、人間がするような会議ではないと私は想像しています。きっと、我々が想像もつかないような手続きで決裁が行われているのでしょう。あるいは、占いや、腕相撲や、遊びのようなことが繰り広げられているのかもしれません。だって、神様ですから!

関連書籍

桃虚『神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること』

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神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること

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神主さん直伝。「一日でも幸せな日々を続ける」ための、12カ月のはなし。

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桃虚 神職/ライター

1970年インド(ムンバイ)生まれ、東京育ち。 ライター業を経て、大阪府枚方市の片埜神社にて神職歴20年。 「神社新報」で連載など。筆名の「虚(とうきょ)」の、「桃」は無邪気の象徴、「虚」は素直な心を表す

最新刊に『神様と暮らす12カ月 運のいい人が四季折々にやっていること』。

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