
今年の夏は本当に暑かったですね。
街をちょっと歩いただけで頭がぼーっとしてしまいました。命の危険を感じる暑さです。
そんな暑さ対策もあって日傘がバカ売れです。デパートの日傘コーナーはいつも人だかりが出来ていました。
当然のことながら、この変化にいち早く気づいた方は、株で大きな利益を得ることになります。
2023年はようやく新型コロナも収束し、街に出かける人がぐっと増えた時期です。この年の初夏、久しぶりに外に出てみたはいいけれど、晴れたら晴れたで、強烈な日差しとあり得ない高温。降り出したら降り出したで、今度は猛烈な集中豪雨。そんなお日様と黒雲の連携攻撃に、「だめだ。晴雨兼用の折り畳傘なしでは、外になんて出られるもんじゃない」と、慌ててデパートに駆け込んだことでしょう。わき目も振らず一直線に傘売場に向かってみると、考えることは皆同じ。そこは黒山の人だかり。
で、一つ一つ、日傘を手に取ってみると、これがまた驚きの進化をしていて、魔法の様にワンタッチでパカッと開く優れものが登場しています。
メーカー名を調べてみると、ムーンバット(証券コード:8115)。
はい。そうですね。もう3話目ですので、何をすべきか分かっているはずです。その会社の株価を調べるのが第一歩です。当時、株価は600円前後で推移していました。
「今や日傘男子も日傘小学生も当たり前。こんないい商品、みんな欲しいはずだし、これまで以上にこの商品は売れるはず」
そんな想像力を働かせて、この会社の株を買っておけば、2年後の今年(2025年)の夏には3倍以上の大儲けが出来たのです。
2023年にそれをすることが出来なかったとしても、遅ればせながら2024年の初夏に同じことをしたとしても、当時の株価は800~1000円で推移していましたので、2倍は儲けることが出来ました。
「ああ~、私もあなたが書いている通りの行動をしていたわ。やっていなかったのは、株価をチェックしてその会社の株を買う部分だけだ。うーん、悔しい。あの時、ムーンバット株を買っておけば…」
そんな感想を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな悔しさついでに、もうちょっとだけ、儲けを増やす方法を伝授いたしますと、
麦わら帽子は冬に買え、です。
これは、投資の格言の一つなんですが、もし、あなたが季節ものを買うのに、何でも良いから、とにかく安く買いたいのなら、夏物衣料を初夏に買うのではなく、冬に買う。あるいは冬物衣料を夏に買うという、つまり人々の真逆の行動を取ることができれば、大幅値引きで商品を買うことができるでしょう。もちろん、ファッションには流行がありますから、なかなかそういうわけにはいきません。しかし、株式投資の場合は話が別です。季節や流行の真逆を進むことで利益を増やすことができるのです。
人の行く 裏に道あり 花の山
こちらも有名な相場格言ですが、大勢の方と同じ行動を取るより、大勢の方が取らない行動を取ることで利益が伸ばせるのです。
実はこの株2022年、2023年、2024年と毎年、春先の日差しがきつくなる4月ごろから真夏の8月にかけて、株価が上昇(場合によっては急騰)する傾向があるのです。逆に傘が売れなくなる真夏に天井をつけると、そこから秋にかけて、急落する傾向があります。
ですから、結果論ではありますが、実際に傘を買う5月とか6月とかではなく、傘を買わない11月とか12月とかにこの株を買い向かえば、利益をさらに3割ほど伸ばすことが出来たのです。
もっとも、そんなテクニックを使わなくても、成長している企業の株を妥当な値段で買うことができさえすれば、羨ましがられる程度には儲けることができます。
エナフンさんの推し活株式投資

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好きなものにお金を落としているだけではもったいない!?著者・奥山月仁氏が億の資産を築いた背景には、身の回りのモノやサービスに対する“推し活精神”があった!いま話題の会社員投資家が“推し活投資”の秘訣を紹介します。