初回から大きな反響を呼んだ、GASHIMAさんの新連載『先生、俺またバグってます。』。
第3回のテーマは、「躁状態」の時のこと。
夢が叶う。奇跡が連発する。
まるで無敵モードに入ったかのような高揚感――しかしそのあとに訪れるのは、決まって深い谷だった。
自身の体験を通して、GASHIMAさんが双極性障害の「光」と「影」のリアルを綴ります。
* * *
躁状態の時には奇跡が起こる。
自分で書いたとは思えない曲が書ける。
ずっと憧れていた人と出会って、繋がる。
夢だった仕事のオファーが来る。
思い描いたことが現実になる。
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先生、俺またバグってます。

3人組シンガーソングライター・グループ WHITE JAMのラッパーとして活躍するGASHIMA。
そんな彼はある日、「双極性障害」であると診断される。
思い返してみれば、昔から自分はちょっとバグってた。
日本とアメリカで経験した過去、生い立ちと音楽、メンタルヘルスの狭間で感じた「生きづらさ」をパーソナルかつリアルに綴るセルフドキュメンタリー連載。
目まぐるしく変わる環境に対するやり場のない怒り。
振り返ってみれば「若気の至り」だと思っていた破壊的衝動。
あれも、これも、もしかしたら躁状態だったのかも?
“ただの勢い”の裏にはちゃんと病理があった。
そう思えると、あの時の俺も少しだけ愛せるようになった。










