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80歳、私らしいシンプルライフ

2025.11.16 公開 ポスト

“短め丈”でスタイルアップが叶う!80歳、元『装苑』編集長のカーディガン着こなし術德田民子

定年退職後に長野県安曇野市に移住した、元『装苑』編集長の德田民子さん。初のエッセイ『80歳、私らしいシンプルライフ』では、四季のはっきりした安曇野での暮らしやおしゃれの工夫、毎日をごきげんに過ごす秘訣など、80歳を迎えた德田さんの心豊かな日々をご紹介しています。

本書の発売を記念して、11月23日(日)に無印良品 ツルヤ安曇野穂高で德田民子さんと担当編集によるトークイベントを開催します(詳しくは、無印良品 ツルヤ安曇野穂高のインスタグラムをご覧ください)。参加費無料となっておりますので、自然豊かな安曇野散策を兼ねてお気軽にご参加くださいませ。

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カーディガンは短めを選ぶのが正解。体形コンプレックスも着こなし方で克服できます

私らしさを支えてくれる定番服の中で、カーディガンもまた欠かせません。ボタンをはずしてゆったり着たり、きっちり上まで留めたり、肩がけしたり。一着でいろいろな表情で着こなせるカーディガン。寒暖差の調整役アイテムとしても大活躍してくれます。

私はちょっと丈が短めで、袖口がもたつかないものが好みです。年を重ねるとどうしても体形をカバーしたくて、やや大きめなサイズや、チュニック丈のような長めのものを選ぶ方も多いと思います。でも、私は全身バランスやシルエットをすっきりさせるうえでも、短め丈のほうがきれいに見えるんじゃないかなと思っています。

グレイヘアやメガネについてお話しした際にコンプレックスに触れましたが、私は自信のないところを隠すより、自分らしいところや長所を演出するほうが好き。上手に隠したつもりでも、かえって隠したい部分が目立っていて、案外バレバレってことも多いもの。ありのままの自分をまず見つめて、自分の好きなところをどうしたらバランスよく見せられるかという視点で、おしゃれを考えてみませんか。

丈の短いカーディガンは、全身のバランスをよく見せてくれるマジックアイテムです。私の着こなし方は、上部分のボタンをはずし、ウエスト部分、少しハイウエスト気味に中間部分のボタンを留める。こうするとウエストマークされて足が長く見え、全身バランスもきれいに。

あるいは、ボタンはすべてはずして、インナーにメリハリのあるボーダーT シャツを着て、視線を上に集める。さらにそのボーダーインナーよりカーディガンのほうが少しだけ丈が長いと、ウエストが上に見えてコンパクトなバランスにまとまります。この着こなし方ならボトムもあまり選ばず、着こなすことができると思います。もし、パンツなどの腰まわりやレッグラインが気になるのであれば、まずはフレアなA ラインシルエットのスカートなどを合わせてみましょう。ちょっぴりハイウエストなX ラインで女性らしいシルエットを作れます。

お腹や腰まわりの肉づきが気になったり、体形にコンプレックスがあると、体全体をカバーしてしまう長め丈が安心と思うかもしれませんが、動く度にシルエットがかえって強調されてしまいます。一度、短め丈のカーディガンを試してみてください。鏡に向かって全身バランスをチェック。一日それで過ごしてみる。まわりの人に、あれ、「最近、やせた?」などと言われたら大成功です。

黒の七分袖カーディガンのボタンはウエスト部分だけ留めて。全身モノトーンですっきりと。

本書の発売と、無印良品 ツルヤ安曇野穂高オープン3周年を記念して、11月23日(日)に参加費無料のトークイベントを開催します(詳しくは、無印良品 ツルヤ安曇野穂高のインスタグラムをご覧ください)。第2の人生を自分らしく楽しむ德田民子さんと、安曇野での暮らしや本の制作の裏話など、1時間たっぷりお話しします。みなさまのご参加をお待ちしています。

関連書籍

徳田民子『80歳、私らしいシンプルライフ』

東京から安曇野に移住して16年。元『装苑』編集長、初のエッセイ 第2の人生を自分らしく楽しむ、シンプルで心地よい暮らしとおしゃれの工夫 60代で長野県安曇野市に移住し、第2の人生をスタートさせた元『装苑』編集長、徳田民子さん。移住のきっかけは、夫婦で訪れたドライブで眼前に広がる美しい北アルプスの風景だった。たくさんのものを手放し、暮らしをリセットする中で気づいたのは“シンプルって、心地いい”ということ。 移住から16年。四季のはっきりした安曇野での暮らしやおしゃれの工夫、毎日をごきげんに過ごす秘訣など、80歳を迎えた徳田さんの心豊かな日々をご紹介します。

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80歳、私らしいシンプルライフ

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德田民子

1945年生まれ。文化服装学院デザイン科卒業。文化出版局で『装苑』『ミセスのスタイルブック』などファッション誌の編集長を務める。退職後、広告関係のディレクターをしていた夫とともに長野県安曇野市に移住。自然豊かな環境でシンプルながらも洗練された暮らしや、ベーシックなアイテムを自分らしく着こなすおしゃれに注目が集まる。現在はフリーのファッションコーディネーターとして、雑誌の監修やイベントの登壇など、マイペースに活躍を続けている。著書に『別冊天然生活 德田民子さんのおしゃれと暮らし』(扶桑社)など。

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