
人気占い師、真木あかりさんの新刊『2025年下半期 12星座別あなたの運勢』より、各星座の「振り返りと転換」「スポットライトが当たるテーマ」の2項目をご紹介します。
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振り返りと転換──愛と自己表現の1年
2025年上半期は、いかがお過ごしでしたか。星占い的には、理想やイマジネーションを司る海王星が3月末に、私たちを鍛えてくれる土星が5月末に移動し、幸運の年間テーマを示してくれる木星が6月上旬に移動し……といったあたりがビビッドな転換点でした。
下半期、最初に訪れるインパクト大の動きは7月7日の天王星の移動。天王星は「自由と改革の星」と呼ばれ、ときに価値観を丸ごと塗り替えてしまうような、突発的な出来事をもたらします。引き起こす出来事がワイルド&タフすぎて、まさに「揺さぶりをかけてくる」という言葉がぴったりの星なのですが、決して「人々に災いをもたらす星」ではありません。むしろ、自分を縛り付ける思い込みや環境を切り離すことで、自由で自分らしい生き方へと導いてくれる星と言えるでしょう。まあ、もうちょっと穏当なやり方というか手心というか……とは思いますが、思い込みや慣れた環境というのは、相当な“事件”でもないと、変わるものでもないのでしょう。
その天王星が巡るのは、2024年5月下旬から2025年6月上旬まで、木星が滞在していたエリアです。つまり、過去1年ほど木星が大きくクローズアップし、みずがめ座の人たちが可能性を広げたテーマに「ブレイクスルー」がもたらされるのです。備えとして、まずはここまでのあゆみを振り返っておきましょう。
2025年上半期、みずがめ座の人々のメインテーマは「愛と自己表現」でした。これは突き詰めていえば「自己表現」のひとつだけでも成り立つテーマです。というのは、愛は自己表現のひとつのかたちだからです。
自己表現がクローズアップされたことで、仕事でもプライベートでも自分らしさをスムーズに打ち出したり、「本当に良い!」と胸を張れるアクションができたりした人はとても多いことと思います。アートや音楽、創作といったことに取り組んでいる人は、思い切り楽しみながら──「生みの苦しみ」さえも喜びとして、日々を過ごしていらしたことと思います。
自己表現の一形態として、恋愛が盛り上がった方もいらっしゃるでしょうか。恋愛運が高まる時期ですが、この時期は「愛される」というよりも「愛する」時期です。愛するためには、まずは胸を震わせるような対象と出会い、そのときめきを言葉なり態度なりに表し、相手に伝える必要があります。だからこそ、「自己表現」の時期のバリエーションとして、恋愛が挙げられるのですね。作品をケチョンケチョンにけなされたら傷つくように、愛が受け入れられなければ傷つきます。それでも、「私は大好きだ!」と言う勇気が、そこにはあります。
スポットライトが当たるテーマ──信頼の貯金、健やかな日々
6月10日、木星が移動したことで、スッと空気が変わります。これまでが「やりたいことを全力でやる!」だったのに対し、ここからは「やるべきことをやる」です。仕事が立て込んできたり、日常のルーティンが急増したりと、「時間との闘い」状態になる人は多いでしょう。「適度に手を抜けばいいのに」「他の人に任せればいいのに」などとまわりは言うかもしれませんが、あなたとしてもパーフェクトにやりたいという気持ちが高まります。「義務」や「責任」といったキーワードも、この時期にクローズアップされるからです。
あなた自身も効率アップのために力を尽くすのですが、それでも限界になりやすいのがこの時期です。自分に課せられた義務には、最大限応えたい──そう思って頑張るなかで「これをやって、いったい何の役に立つのだろう」などと感じることもあるでしょうか。やると決めたら辛抱強く取り組むのがあなたの美徳ですが、だからこそいろいろと抱え込んで、やりきれない思いでいっぱいになることもあるかもしれません。
ただ、これは断言させていただきますが、この時期のあなたの頑張りを見てくれている人は、必ずいます。そして、2026年下半期以降、その努力に見合う良い話を持ち込んでくれたり、いいパートナーシップを築いていきたいとオファーをくれたりするはずです。
「この人は信頼できる人か」を判断するとき、私たちは肩書や所属、経歴、資格など、さまざまな要素を見て決めますね。さらに確実なのは、一定期間その人の行動を見て、大丈夫だと見極めることではないでしょうか。この下半期のあなたは、感覚的には「とにかく忙しい!」と必死に日々を回しつつ、対外的には信頼の貯金をしているのだろうと思います。誰も見ていない、気にも留めていないと感じる日々も、あなたの姿はしっかりとまわりの人の胸のなかに刻まれています。
ただ、すでにご想像はついているかと思いますが、オーバーワークになりがちな点は少し心配なところです。この時期は確かに多忙なのですが、「義務」や「責任」といったキーワードと関連して「調整」がクローズアップされるときでもあります。つまり、できないことに関してはきっちりと線を引いて、別の方法で進められるようにするところまでが「責任」の範囲となるのですね。頑張り屋さんのあなたとはいえ、ダウンしてしまったら意味がありません。
だからこそ「自分がやったほうが早い」「自分にしかできない」などとやるべきことを抱え込む発想を、丸ごと変えてみると伸びしろは大きく広がっていきます。スケジュールの調整、時間の調整、ほどよく人に頼るための調整……いろいろと検討してみるといいでしょう。いざ頼ってみれば、周りの人も「そう言ってくれるのを待ってましたよ!」なんて、喜んでくれるかもしれません。
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2025年下半期 12星座別あなたの運勢

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