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2025年下半期 12星座別あなたの運勢

2025.06.30 公開 ポスト

2025年下半期 しし座の運勢真木あかり

人気占い師、真木あかりさんの新刊『2025年下半期 12星座別あなたの運勢』より、各星座の「振り返りと転換」「スポットライトが当たるテーマ」の2項目をご紹介します。

「拡大ののちの変化」「仕上がるテーマ、これからのテーマ」「恋愛運」「仕事運」「金運」「健康運」、そして月ごとの運勢は電子書籍版でお楽しみください。

振り返りと転換──つながりのなかで「個」を突き詰める

2025年下半期は、とても静かな時期に当たっています。そして「そんな先の話をされても……」としし座のみなさんを困惑させるのを承知で申し上げますと、しし座は2026年下半期から「12年に一度の幸運期」が巡ってくることになっています。これは「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星がしし座に巡ってくるためで、あらゆることが「拡大」されチャンスにつながっていく好調な1年です。ただ、「拡大」するものを受け入れるには、それなりの「器」が必要。冷凍庫がいっぱいなのに懸賞でアイス1年分が当たっても入らないし、溶ける前に食べるにも限界がある、ということですね。「今から冷凍庫100台買ってくる」と思われた方、反省部屋はあちらです……という話はどうでもいいのですが、チャンスを受け取り使っていく心の器を広げていく時期が、この下半期から始まっています。

その前提として大事なのが、ここまでの振り返り。運というのは単発で考えるよりも、つながりのなかで考えたほうが、「じゃあ、こうしていこう」という方策も立てやすくなります。ご一緒に、さらっと流しておきましょう。

2024年5月中旬から2025年6月上旬まで、しし座の人は“ヨコのつながり”が大きく広がっていく星回りとなっていました。友達や同僚、仲間といったフラットな関係の人たちと交流を持つ機会が多かったでしょうし、力を合わせてひとつの目標に向かってチャレンジすることにも前向きでいらっしゃいました。しし座は単独行動を厭わない人々ですが、この時期は「ひとりの人間として、仲間のために何ができるか」が思考の軸に置かれていました。誰かの夢に肩入れしたり、逆にあなた自身がひとりでは叶えられない夢を見たり、ビジョンが大きく広がっていったのです。

かつては「自分が自分らしく、楽しく生きることができたらそれが一番」などと思っていた人も、この時期に至ると「自分の個性が世の中において、どんなパーツとなれるか」が視野に入ります。それは自分を「世の中を構成するひとり」というメタな視点でとらえることであり、「人はひとりでは生きられない。おにぎりひとつとっても、水を引いて米を栽培し、炊いて清潔にパッケージし、流通網に乗せて届けてくれる人がいる」などと、しみじみ考えることでもあります。では、自分はこの人生でもって、どの部分を担えるのか。それは決して社会に埋没することではなく、能動的に自分を活かすといういとなみなのだろうと思います。

2025年5月末頃からは、自分が思い描く理想と現実とのギャップが気になってきたという方もいらっしゃったでしょうか。理想ばかりを追いかけるのではなく、現実を見て諦めるのでもなく、折り合いをつけていく日々がこの夏中、続いていきます。ただ、ここで言う「折り合い」というのは決して何かを諦めるということではなく、地に足のついた思考で「どこまでいけるか、ギリギリのラインを見極めていく」という、有意義な時間となるはずです。

スポットライトが当たるテーマ──自分の内面と深くつながる

人とのつながりのなかで自分の立ち位置を見み出いだしていく日々を過ぎ、「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星は6月中旬から、しし座の人の目を自分の心の内側へと向かわせています。世の中とつながる時期から、自分の心の深い部分とつながる時期にシフトする──それはあまり心地のいい時期とは言えない部分もあります。「本当の気持ち」というのは多かれ少なかれ普段は目を背けている自分の暗部だったり、ぬぐいきれないコンプレックスだったりします。人によっては過去に受けた心の傷と、ふたたび向き合うような時間も訪れるでしょう。しし座の人はナチュラルな自己肯定感の持ち主でいらっしゃいますが、仮に自己否定を繰り返して大事なことから距離を置いていた場合は、それによる損失も見えてくるでしょうか。ただ、それでこそ自分の心を守れた日々もあったはずですから、心に浮かんだことは「今が向き合うのにベストなタイミング」であるということを、どうぞお忘れなきようにと思います。

こんなふうに書いてしまうと「なんだか陰鬱で気が滅入りそうな半年だな」と思われるかもしれませんが、そこまで暗い時期ではないはずです。なぜなら、向き合ったそのあとは必ず、希望につながっていくからです。「いろいろあったが、自分はちゃんと生きていけるはずだ」という自己肯定感が、何ひとつ力むことなく自然に心のなかに定着していきます。確かに派手ではありませんが、心の急所を守るものができた安心感が、すべての礎となります。

私は思うのですが、こうした「陰の部分」をすぐに解決したり、糧にしようとしたりすることは、いくら効率よく理屈で考えようとしても無理なのですよね。ある程度の時間、抱きしめて何とかかんとか生きのびていくしかない。そして十分な時間が経ってから、ようやく自分の血肉にできるのです。何もできなかったのではありません。時間が必要だったのです。この下半期は、そうした実感とともにあります。

インスピレーションが冴えわたるので、この時期の直感は信じる価値がありそうです。ただその分、心はとてもデリケートです。無理をしたり、自分に厳しくなりすぎたりはしないほうが運を活かしやすいでしょう。心に負担をかけすぎないという意味でも、後ろ暗いことをしたり秘密を抱えたりするようなことは、避けたほうが無難であろうと思います。

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真木あかり

大学卒業後、フリーライターを経て占いの道へ。『辛口誕生日事典 2018』『悪魔の12星座占い』(宝島社)など著書多数。LINE占い「チベタン・オラクル」監修。個人鑑定も行っている。

Blog http://makiakari.hatenablog.com/
Twitter @makiakari

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