
人気占い師、真木あかりさんの新刊『2025年下半期 12星座別あなたの運勢』より、各星座の「振り返りと転換」「スポットライトが当たるテーマ」の2項目をご紹介します。
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振り返りと転換──頑張ってきたことの「意味」がわかるとき
2025年上半期、おうし座の人々はここまでの努力が実を結び「努力が功を奏する」「手応えを得る」というフェーズに入っていました。これは「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星の恩恵です。2023年から2024年にかけて木星はおうし座に巡り、おうし座の人々にさまざまなチャンスと挑戦の機会をもたらす「12年に一度の幸運期」と呼ばれる時期に入っていました。木星というのは間違いなくラッキースターではあるのですが、とにかく楽観的にどんどん広げて増やす星なので、「メチャクチャ忙しかった」「常にキャパオーバーだった」といった実感があった方も多かったと思います。
ただ、木星がもたらす「拡大」には常に「幸運」がセットであり、頑張ってきたことの「意味」がわかるのが、2024年5月末から2025年6月上旬までの時期にあたっていました。振り落とされないように必死に食らいついてきたこと、無我夢中で頑張ってきたことが、確かに「やっただけの甲斐はあった」「そのおかげで、今がある」などといった手応えとなって感じられるようになるのです。
ちょっと理屈っぽい話をして恐縮なのですが、私たちが手にする「幸運」というのはすごくざっくり分けると、「偶然巡ってくる幸運」と「相応の努力をし、自らの手で引き寄せる幸運」のふたつがありますね。2023年から2024年にかけて、あなたが取り組んできたのは後者の幸運の前半分、「相応の努力をし」のところでした。そして、「自らの手で引き寄せる幸運」、つまり努力の結果として身につけられるものをたくさん受け取ってこられたのです。
そうした手応えを得る一方で、「静かに過ごしたい」「ひとりの時間が必要」などといった気持ちも強まっているでしょうか。これは「制限と試練の星」と呼ばれる土星が、無意識や感受性に影響をもたらしているから。内向きで自分を孤独に追い込むような発想もしやすい時期ですが、決してLonelyではないということは、覚えておいてください。2025年夏の「ひとり」はSolitude。自分と静かに対話をする、大切な時間です。
スポットライトが当たるテーマ──フィールドを広げる
木星は6月10日にかに座に移動し、おうし座の人々にとってもこれまでとは違う分野にすでに「幸運と拡大」の影響をもたらし始めています。ここから2026年前半にかけての幸運のテーマは、学びとコミュニケーション、移動といった自分のフィールドをどんどん広げていくこと。知的好奇心の赴くまま大いに学び、交友関係を広げ、フットワーク軽く行動を起こしていくことが幸運のカギとなります。すでに特定のテーマに対してワクワクが抑えきれなくなっている方、いらっしゃるのではないでしょうか。人と会う機会を積極的に作ったり、気になるイベントやワークショップに出かけたりしている人は、いい流れに乗っていると考えてOK。情報感度も高まる時期ですから、できるだけ多くの媒体に触れてみるといいでしょう。
学びにも豊かで勢いのある追い風が吹きます。語学や資格など、実生活ですぐに役立つ学びはのみ込みも早く、楽しくスピーディーに会得できそう。読書会や勉強会など、知的なつながりの場を持てば知り合いも増え、さらにやる気が高まっていきそうです。
こうした、木星の活動的なムードと相反するはたらきをもたらすのが、前述の土星のエネルギーです。友達をつくろう、知り合いの輪を広げようと行動を起こしても、約束の直前になると面倒臭くなってしまう。ちょっとトラブルが起こったくらいで「やっぱり交流なんて広げないほうがいい」などと思ったりすることもあるでしょうか。もちろん無理をする必要はありませんが、「ひとり」の閉塞感を打ち破るのもまた、人との交流です。8月いっぱいまでは乗り気になれない人も、おそらく9月に入れば前向きになれるので、自分の気持ちの変化を上手につかんで動いていけたら素敵です。
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2025年下半期 12星座別あなたの運勢

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