2025年下半期　おひつじ座の運勢｜2025年下半期 12星座別あなたの運勢｜真木あかり

人気占い師、真木あかりさんの新刊『2025年下半期 12星座別あなたの運勢』より、各星座の「振り返りと転換」「スポットライトが当たるテーマ」の2項目をご紹介します。
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振り返りと転換──大切なものを守る時期へ

上半期はいかがお過ごしでしたか。いつも以上によく話し、学び、友人・知人と賑やかな時間を過ごしておいでだったのかなと思います。おひつじ座の人はもともと、非常にアクティブで「思いついたら即行動」の人。ここ1年ほどは、あなたを取り巻く環境や状況がフットワーク軽く動くことを後押しするような星回りでしたから、のびのびと楽しんでいらっしゃったことでしょう。夢中になって取り組めるものを見つけたり、さまざまなイベントに出向いたりと、心と頭が満たされる日々だったかと思います。会話やメール、SNSでか交わされた言葉の総量は、例年とは比べようもないほど多かったはず。ハッとさせられたり、思い出すたびに心が強化されたりと、言葉が特別な意味を持つ時期でもありました。

外へ、外へと大きく開かれていた心の扉は、この下半期からはオートロックつきの扉になります。といっても、「外界との交流を断つ！」などといった心境ではありませんし、「誰にも干渉されたくない」という拒絶でもありませんのでご安心を。どちらかというと、「大事なものを守るために、受け入れるものを選ぶ」という心境が強くなるはずです。大事なものを守るためには、外界からやってくるものをしっかり見定め、危険と判断すれば去ってもらわなければなりません。そのためのオートロックです。他人とはしっかりと壁を隔てたうえで、家族やプライベート空間を大切にしていくことで運気が安定します。

特に夏の間は、何事についても「自分の目の届く範囲は、完璧にしなければ」という気持ちが強まります。これまで人任せにしてきたことも、敢えて自分でやることを選ぶのかもしれません。それは非効率だ、もっと大きく挑戦できるはずだなどといった声は、スルーしていただいて大丈夫です。胸に自然と生まれる責任感を、最優先にしてください。そして、責任を果たすことで溜まる疲労は、ホッとくつろげるプライベート空間でこそ癒やせます。意志の力だけで頑張り続けられるほど、人は丈夫にできていません。だからこそ、運気の流れをしっかりおさえて、プライベートの充実をはかっていきましょう。

スポットライトが当たるテーマ──自分の「ホーム」を整える

この下半期、もっとも大きなテーマとなるのが「居場所を整備する」ということです。自分にとって「ホーム」と呼べる場所に積極的にコミットし、土台を確かなものにしていく時期が、2026年前半にかけて続いていきます。

引っ越しをしたり、マイホームを手に入れたりするにはベストな時期ですから前向きに話を進めたいところ。特に、現状の段階ですでに問題が浮き彫りになっているなら今こそ転機と思って環境を変えることで好条件の物件と出会えますし、運気そのものも安定するでしょう。より小規模な開運アクションとしては、家具や家電、ベッドリネンなど生活のために必要なものを購入するのもおすすめです。使いにくいものは思い切って買い替えるといいでしょうし、時短家電を試してみる最良のチャンスでもあります。成長・加齢や生活のリズムに合わせて家族間で自室を交換したり、生活しやすい動線づくりのためにリフォームをしたりするのもこの時期に向いたアクションです。パーフェクトと呼べるほどに家が整っている人は、すでに開運しているようなもの。換気や掃除をしっかりして、まったりとおうち時間を楽しむことで、いっそうの開運が見込めます。

住まいや家具といった物資的なものにとどまらず、家族との関係にもスポットライトが当たります。家族と一緒に過ごす時間が増えたり、協力して大きなことを成し遂げたりする人は非常に多そう。家族が増える人もいます。ひとり暮らしの開始、結婚による独立など離別を伴う転機であっても、この時期は新しい門出と前向きにとらえられることでしょう。離れたからこそ思いやりを持てる、そんな関係性も見えてくるかもしれません。

なお、人によっては「ホーム」の範囲がちょっと広がり、地元愛がアツく燃え始めることもありそう。地域おこしや祭りに情熱を注いだり、故郷の名産品がこれまで以上に愛おしく思えたりと、軸足を置いている場所です。見知らぬ土地にふるさと納税をするよりも、住んでいる地域にしっかりと納税をする。公共施設をきれいに使う。ゴミが落ちていたら拾う。ボランティアに応募してみる──そうしたことが、運気アップにつながっていくだろうと思います。

ほか、行きつけの居酒屋やホッとする喫茶店など、“素”のあなたでいられる場所にはマメに通い、常連さんやお店の方といい関係を築いていくのも素敵です。「ホーム」はひとつとは限りません。それに、家族だから、自宅だからといって、必ずしもそこが安心できる幸せな空間とは限らないと私は思います。一時的にせよ、ホッとできる心の拠り所があることでなんとか、続けていける人生もある。もしもこの占いを読んで、家や家族に安心感や安らぎを見み出いだせないことがつらく感じられた方がいらっしゃったら、そうした拠り所をぜひ大切にしてください。そして、自分が軸足を置ける「ホーム」を新しく作る足がかりを得やすいのが、2025年下半期から2026年上半期であろうと思います。

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